記憶の記録

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2009.04.21

それでも地球は動く

(6)

カテゴリ：カテゴリ未分類

真実は一つ

一つの真実は
数億の偶然が作り出した必然

真実は冷酷に進行する

個人の利害で真実を偏向しようとしても
動くものは動く

三国志の時代から
人は利害で動く

二千年を経ても
人は成長していない

成長したかに見えるのは
テクノロジーだけであろう

真実は利害とは違う次元に存在するかのようにとうとうと流れる

真実は
正義ではない

天災も戦争も
転んで泣いている子供も
真実だ

真実は

未来は
未だ
真実と成りえていない存在しない領域だ

かなり高い確率で
僕らは未来に存在すると想えるが

過去の真実
愛に満ちた真実でも
詭弁によって導かれた真実でも
未来を創ってしまう

創られてしまえば
それは
真実になってしまう

誰かの思惑で
この世が終わっても
真実ならば
受け入れるしかない

ああ
地球が動く

そういえば
地動説以後
改めて天も動いていたと
誰が言ったのだろう

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