記憶の記録

2010.11.07
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家とは何か

壁が家か
屋根が家か
基礎が家か
それぞれの組み合わせが家か
いや違う

家を創るという欲求はさまざまだが
家に求められる役割の究極は長年にわたって居住する家族の命を守る事にある
しかし

家の命も永遠ではなく
家族の構成も永遠ではない

移り変わる生活と命と家族という集合体と
家という、それを守るための器が
作られて滅びるまでの時間軸上の存在そのものを
家という

僕たちは家という名の器を作る
それを職業としている
僕たちが作っているのは
家ではなく
家を構成するために必要な一部である

家を構成するするために必要な唯一の無機的な存在である

無機的であるがゆえに変化が少ない
内部に住む有機体は成長し老化し100年ほども生きると死んでいく
器は、その中の時間の流れを見守りながら何世代もの有機体の流れを守り続ける

器は100年という歳月を飛び越えて時空の中で有機体を守る使命をもつ


100年後にも僕たちが生きていて器の命を伸ばすという使命を持つ
僕たちの命は器よりも短いものであってはならない
僕たちには生き続けなければならない使命があるのだ
器を作り出したものの使命
それは器を見守り続けること

家とは何か
器ではない
生活という名の流れと器が織り成す時空間のことなのである

CIMG0638.JPG





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Last updated  2010.11.07 08:47:39
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