Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2012年11月28日
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カテゴリ: 夢有無有
「旧約聖書」創世記第9章・カナンへの呪い

 第一発見者のハムは、自分の父の裸を見て、外にいた二人の兄弟に告げました。当時は裸で寝ることを忌むこととしていたかも知れません。するとセムとヤペテは、酔いつぶれた父のところに後ろ向きに歩いて行き、父を着物で覆います。ハムの行動は、父の不名誉な姿を見てしまったのは不可抗力であるとしてもハムが父を愛し、父の名誉を守ろうとするつもりがあるなら、その裸を覆って黙っているべきでした。しかし彼は、父の恥を、身内とはいえ第三者である兄弟に言いふらしたのです。セムとヤペテは、父を愛するがゆえに、父の醜態を見ずに近づいて、恥ずべき姿をおおったのです。酔いからさめたノアは、自分が正体をなくしている間にあったことを知り、ハムと、ハムの息子カナンに怒りをむけて「カナンは呪われよ。奴隷の奴隷となり、兄たちに仕えよ」と言ったのです。なぜ息子カナンまで呪ったのでしょう。私は、はじめカナンが年若き故の悪戯が過ぎたのかとも想いましたが、その様な解釈が見当たりません。ノアがなぜハムではなくハムの子カナンを呪うと言ったかは、子を亡くすことは自分が死ぬよりつらく苦しい物です。ハム自身が苦しむより以上の罰はその子が苦しむことです。親にとって子の苦しみを見ることは耐えられないものなのですから。神はノアを通してハムに死以上の罰を与えたのであった。その後の経緯をみると、カナンの子孫であるカナン人はこのあとの歴史において堕落していき、多神教に走り、性的にも乱れていきます。その兆しがすでにノアに見えていて、この親子はまったく駄目だと予見したのかも知れません。失敗した人が必要以上に激昂したり八つ当たりするのとは違って、愛のないハムと特にカナンの人間性に対して、怒りを向けたのとも取れます。そして、其の後ノアの怒りが正当だからこそ、ノアがカナンを呪った通りにヤハウェが歴史を動かしていきます。後に、セムの子孫であるイスラエルがエジプトから脱出してきたとき、カナン人の土地はイスラエルに収奪されていくことになります。

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最終更新日  2012年11月28日 06時11分47秒
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