Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

2012年12月23日
XML
カテゴリ: 夢有無有
「オリエントの神々」序章9・古代オリエントの統一
 セム系のアッシリアは、紀元前2千年紀、つまりは紀元前2000から前1001年までの1000年間の初頭に、北メソポタミアに建国し、小アジア方面との中継貿易により活躍発展しますが、紀元前15世紀には一時ミタンニ王国に服属しました。やがて独立を回復して、鉄製の武器と戦車・騎兵によって周囲に勢力を伸長、紀元前7世紀前半には全オリエントを征服します。アッシリア王は典型的な中央集権的専制君主としてに軍事・政治・宗教を統括し、国内を州にわけ、駅伝制を設け、各地に総督を置いて統治しました。この最初の世界帝国は重税と圧政によって服属民族を苦しめたため、反抗を招き、紀元前612年には崩壊して、オリエントにはエジプト・リディア・新バビロニア・メディアの4王国が分立することになります。なかでも新バビロニアの軍事力は4王国の中でも、最も強力でネブカドネザル2世のときにはメソポタミア・シリア・パレスチナなどの地を支配します。だが、それも紀元前6世紀半ば頃までで、インド=ヨーロッパ系のペルシア人のアケメネス朝に変わり、キュロス2世のもとでは諸国を征服し、第3代のダレイオス1世は、西はエーゲ海北岸から東はインダス川におよぶ大帝国を建設しました。彼は全領地を約20州にわけ、各州に知事(サトラップ)をおいて統治し、「王の目」や「王の耳」と呼ばれる監察官を巡察させて中央集権化を実現します。更には金・銀貨を発行し、税制を整え、海上ではフェニキア人の貿易を保護して財政の基礎を固めました。陸上では全国の要地を結ぶ「王の道」と呼ばれる国道をつくり、駅伝制を敷きました。服属した異民族に対しては、その風習を尊重し、自治を認めて寛容な政治を行い、アケメネス朝は約200年間オリエントを支配しましたが、紀元前5世紀前半にはギリシアとの戦いに敗れ(ペルシア戦争)、紀元前4世紀には知事の反乱にも悩み、ついにはアレクサンドロス大王に征服されました(前330年)。彼らの信仰したゾロアスター教は、この世を善(光明)の神アフラ(アズダ)と悪(暗黒)の神アーリマンとのたえまない闘争と説き、人間の幸福は光明神の恩恵を得て、最後の審判により楽園におもむくことにあるとしていました。それ故に、アレクサンドロスは、圧倒的な軍事的優位を覆すべく、白銅の鎧(光明)を身に纏いペルシアを烏合の衆と化します。此れがガンダーラに伝えられ四天王の一人毘沙門天となって、日本にもその姿が伝えられることになりました。またインド・イラン起源の神秘的なミトラ神信仰は、ゾロアスター教の一部にも取り入れられ、後にローマ世界に伝えられてミトラ教となります。

Aleksandros1 ブログランキング・にほんブログ村へ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012年12月23日 07時05分31秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

cap-hiro

cap-hiro

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2026年10月
2026年09月
2026年08月
2026年07月
2026年06月
2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: