Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2012年12月26日
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カテゴリ: 夢有無有
「旧約聖書」創世記第22章・イサクを生け贄に
 22:1これらの事の後、神はアブラハムを試みて彼に言われた、「アブラハムよ」。彼は言った、「ここにおります」。22:2神は言われた、「あなたの子、あなたの愛するひとり子イサクを連れてモリヤの地に行き、わたしが示す山で彼を燔祭としてささげなさい」。22:3アブラハムは朝はやく起きて、ろばにくらを置き、ふたりの若者と、その子イサクとを連れ、また燔祭のたきぎを割り、立って神が示された所に出かけた。22:4三日目に、アブラハムは目をあげて、はるかにその場所を見た。22:5そこでアブラハムは若者たちに言った、「あなたがたは、ろばと一緒にここにいなさい。わたしとわらべは向こうへ行って礼拝し、そののち、あなたがたの所に帰ってきます」。22:6アブラハムは燔祭のたきぎを取って、その子イサクに負わせ、手に火と刃物とを執って、ふたり一緒に行った。22:7やがてイサクは父アブラハムに言った、「父よ」。彼は答えた、「子よ、わたしはここにいます」。イサクは言った、「火とたきぎとはありますが、燔祭の小羊はどこにありますか」。22:8アブラハムは言った、「子よ、神みずから燔祭の小羊を備えてくださるであろう」。こうしてふたりは一緒に行った。22:9彼らが神の示された場所にきたとき、アブラハムはそこに祭壇を築き、たきぎを並べ、その子イサクを縛って祭壇のたきぎの上に載せた。22:10そしてアブラハムが手を差し伸べ、刃物を執ってその子を殺そうとした時、22:11主の使が天から彼を呼んで言った、「アブラハムよ、アブラハムよ」。彼は答えた、「はい、ここにおります」。22:12み使が言った、「わらべを手にかけてはならない。また何も彼にしてはならない。あなたの子、あなたのひとり子をさえ、わたしのために惜しまないので、あなたが神を恐れる者であることをわたしは今知った」。22:13この時アブラハムが目をあげて見ると、うしろに、角をやぶに掛けている一頭の雄羊がいた。アブラハムは行ってその雄羊を捕え、それをその子のかわりに燔祭としてささげた。22:14それでアブラハムはその所の名をアドナイ・エレと呼んだ。これにより、人々は今日もなお「主の山に備えあり」と言う。22:15主の使は再び天からアブラハムを呼んで言った。2:16主は言われた「わたしは自分をさして誓う。あなたがこの事をし、あなたの子、あなたのひとり子をも惜しまなかったので、22:17わたしは大いにあなたを祝福し、大いにあなたの子孫をふやして、天の星のように、浜べの砂のようにする。あなたの子孫は敵の門を打ち取り、22:18また地のもろもろの国民はあなたの子孫によって祝福を得るであろう。あなたがわたしの言葉に従ったからである」。22:19アブラハムは若者たちの所に帰り、みな立って、共にベエルシバへ行った。そしてアブラハムはベエルシバに住んだ。
22:20これらの事の後、ある人がアブラハムに告げて言った、「ミルカもまたあなたの兄弟ナホルに子どもを産みました。22:21長男はウヅ、弟はブズ、次はアラムの父ケムエル、22:22次はケセデ、ハゾ、ピルダシ、エデラフ、ベトエルです」。22:23ベトエルの子はリベカであって、これら八人はミルカがアブラハムの兄弟ナホルに産んだのである。22:24ナホルのそばめで、名をルマという女もまたテバ、ガハム、タハシおよびマアカを産んだ。
 老齢のアブラハムとサラ夫妻に、25年間も待ち続けてサラにとっては待望の長子イサクが生まれました。だが、ここでアブラハムにとってもイサクにとっても、生涯最大の事件がおきます。たのです。神がアブラハムを試(ため)されたのです。これは創造者がアブラハムに与えた試練の記録であるといっているのです。それはいったいどんな試練だったのか。「あなたの息子、あなたの愛する独り子イサクを連れてモリヤの地に行き、わたしが命じる山で彼を焼き尽くす献げ物として捧げなさい。」これがアブラハムに対する神の命令でした。自分の子を殺せ、生贄として私に捧げげよ、そう命じているのです。しかも「あなたの愛する独り子」と言っています。イサクがアブラハムにとって、どんなにかけがえのないものかを承知で、神は命じています。旧約聖書の主なる神は、愛の神である一方で妬む神、怒る神と自ら宣言しています。しかし、罪を犯したわけでもないアブラハムは「なぜだ」と思ったことでしょう。イサクは、神がアブラハムに約束した「子孫を繁栄させる」の具体的な姿です。アブラハムは、神が約束を破るようなことはしない、そう創造者の真実を信じ、あるいは、信じようとしたのではないでしょうか。予想もしなかったこの試練には、解決が与えられるだろうということに一縷の希望を託して、彼はこの命令に受け入れます。創世記は、アブラハムの心情を直接に描写してはいませんが、記録されている彼の行動の端々に、彼の心情が見えます。あまりに悲しい決断をだからこそ、自分が後戻りすることのないように、自分自身に対して先手々を打っています。そして、アブラハムがイサクの命を奪おうと刃物を振り上げた瞬間、天使がアブラハムを止め、神の意図が現れます。全知全能の神は、アブラハムをためす前から結果を知っているはずです、だとすればこの試練は、アブラハムが神に従うかを、アブラハム自身に示そうとするものだったのでしょう。そのためには、アブラハムにとって一番大切でかけがえのないイサクによってしか、この試練は意味を持たなかったのでしょう。命より大事な息子と神と、どちらを選ぶのかとアブラハムに迫り、神を選んだときに、息子もアブラハムに残されました。生涯失敗だらけのアブラハムですが、この事件で見せた信仰によって、今も「信仰の父」と呼ばれてることになります。神のアブラハムへの最後の言葉にある「子孫」とは、約束の子イサクとその子孫であるイスラエルを指しますが、その焦点は、アブラハムの子孫として世に現れるイエス・キリストを指している様にもとれます。
 また、アブラハムのもとに、遠方からニュースが届いたことが記録されています。アブラハムの兄弟ナホルに子供ができたというのです。ナホルの系図も例によって男性主体に記録されていますが、例外的に、ナホルの八男ベトエルの娘としてリベカの名があります。リベカの名を登場させるために、ここにナホルの系図を記しています。リベカは、あとでイサクの嫁になり、この二人からヤコブが生まれます。ヤコブは主から「イスラエル」という名をもらい、のちの12部族の祖となる12人の息子の父となります。そのヤコブの母リベカの出自を、ここに記しているのです。

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最終更新日  2012年12月26日 06時56分01秒
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