Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2024年08月07日
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カテゴリ: 霊魂論
ルドルフ・シュタイナー
「精神科学と医学」 第二講(本講・解説) 1920年 3月22日 ドルナハ
第2講 本講
 昨日選択しましたような出発点から先に進んで、人間の本質において支配的なある種の両極性(Polaritaet)に着目することにより、さらに人間の本質へと徐々に迫っていきたいと思います。
記:ルドルフ・シュタイナーの思想における「両極性(Polarit?t)」は、人間の本質に関する重要な概念です。彼は、人間の存在が二つの極端な要素の間で成り立っていると考えました。具体的には、物質的な側面と精神的な側面の対立です。
物質的な側面:これは、物理的な身体や感覚、物質世界に関連するものです。シュタイナーは、物質的な側面が人間の現実的な生活や経験に深く関わっていると考えました。
精神的な側面:これは、魂や精神、超感覚的な認識に関連するものです。シュタイナーは、人間が物質的な世界を超えて、精神的な成長や霊的な発展を追求する能力を持っていると主張しました。
この両極性のバランスを取ることが、人間の成長や発展にとって重要であるとシュタイナーは考えました。彼の教育や医療、農業などの実践も、この両極性の調和を目指しています。
この考え方は、シュタイナー教育(ヴァルドルフ教育)やアントロポゾフィー医学など、彼の多くの活動に反映されています。

□編註
☆カール・シュミット[Dr.Karl Schmidt] 「心臓の動悸と脈拍の曲線について」1891年10月26日グラーツで開催されたシュタイアマルク医師協会の月例会における講演。「ウィーン医学週報」1892年15号から17号に掲載。
□訳註*1 寄生生物:原文ではDie Parasiten(Der Parasit:寄生動物、寄生植物の総称)の複数形で、ここでは広い意味での「細菌」の意味あいも含まれていると思われます。
 ちなみに、ロベルト・コッホ(Heinrich Hermann Robert Koch/1843年-1910年)による結核菌の発見は1882年で、同時に発表された論文により、この菌が結核の第一次的要因になるという説が認められました。20世紀になると、ストレプトマイシンの効果が1944年に発表され、同時期にパラアミノサリチル酸、その後イソニアジドの抗結核性も実証されるなど、新薬の発見が相次ぎました。なお、肺結核の死亡率は17世紀半ばに非常に高くなり、その後徐々に低下し、再びピークを迎えたのは、18世紀の終わりから19世紀前半ということで、この講演の時期(1920年)と一致しています。また、興味深いことに、イギリス、フランス、ドイツなどでは、すでにストレプトマイシンの投与が始まる以前から死亡率が下がり始めていたそうです。けれども、日本で肺結核による死亡率が激減した1950年代は、ちょうどストレプトマイシンと新しい肺外科の技術が導入された時期と一致するそうです。(訳者)   
参考:山崎幹夫 「薬の話」中公新書
□訳註*2 ホメオパシー[Homoeopathie] 同種(類似)療法。健康体に与えるとその病気に似た症状を起こす物質を、ごく低濃度に希釈し、それを薬品としてその病気にかかった患者に投与して治療する方法。ハーネマン(第1講 編註*12参照)によって創始された。アロパシー[Allopathie](逆症療法)はこれとは逆のやりかた。シュタイナーはホメオパシーとアロパシーについて、さらに第五講、第十一講で述べています。第十一講の訳註*2も参照。
参考画:Samuel Hahneman



   「精神科学と医学」第2講 本講 了

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最終更新日  2024年08月08日 09時36分52秒
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