加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

May 9, 2005
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 ヨーロッパの春の名物といえば、なんと言っても白アスパラ。

 日本でいうと、筍のようなものだろうか。

 ドイツではこの白アスパラを茹で、これも茹でたジャガイモと一緒に、「オランデーズソース」(卵の黄身と油で作ったソース。マヨネーズみたいなもんですね。コレステロールが高そう!ですが)をかけて食べるのが、スタンダードな食べ方である。
 レストランによっては、これにオプションで、生ハムやシュニッツェルなどをつけることもできる。

 3日から始まった「バッハへの旅」、ハイライトはライプツィヒのバッハフェスティバルだったが、そのフェスティバルが昨日でお開きになった。ファイナルコンサートはブロムシュテット指揮の「ロ短調ミサ曲」。これが素晴らしい名演で、大いに盛り上がった後、ツアーの有志メンバーで、打ち上げをかねて「白アスパラ」を食べに出かけたのである。
 打ち上げの場所は、ライプツィヒで一番古いコーヒーハウス、「カフェバウム」。シューマンやワーグナーも来た有名なカフェレストランだ。

 このレストランを選んだ責任は私にあるのだが、実はちょっと不安だった。というのも去年、同じ「バッハへの旅」ツアー中に、やはりこのレストランにアスパラを食べに来たのだが、どうもあまり評判がよくなかったのだ。「名前だけ」などという声もあがったりして。
 なので当初、別の有名レストランを予約できないかと思ったのだが、コンサートが終わるのが夜の10時半。それ以後でも食事ができるところというと、ここしか残らなかったのだ。


 ところが今年は美味だった。アスパラの仕入先が違ったか?(まさか)。やわらかく茹で上がったアスパラは、口に含むとふんわり甘く、ソースのねっとり感とあわせてとろけるよう。その口をワインで洗うと、これがまたたまらない。
 おまけに個室も用意されていて、「ロ短調」の名演で興奮状態の一同は、真夜中過ぎまで大騒ぎだったのでした。
 途中、昼間名演を披露してくれたヴァイオリニストの寺神戸亮さんが、奥様の上村かおりさんや共演者のチェンバリストとひょっこりお店に現れたので、一同またまた大騒ぎ。「キャー」とか「ワー」とかやっていたので、さぞうるさかったことでしょう。寺神戸さんごめんなさい。

 いい音楽、おいしい食べ物とお酒、楽しいメンバー、ツアーやっててよかった!皆さんに感謝の至福の夜でした。





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最終更新日  May 20, 2005 09:44:19 AM


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