加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

November 3, 2005
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カテゴリ: 日々雑感
 昨年に続き今年も、「びわ湖ホール オペラ入門講座」を担当させてもらった。

 で、講座終了後に、受講生の方に書いてもらうアンケートのコピーが、最近送られてきた。
 それを見るときは、いつも「おそるおそる」と「わくわく」が交差する。
 で、今回うれしかったのは、「話がうまい」と書いてくれた方があったことでした。
 大学そのほかで講義を始めてもう15年くらいになるけれど、初めのうちは、「話がうまい」といってもらえる日が来るとは、想像もしていなかった。
 どうしてって、「どもり」だったからである。

 それは小学生の時にはじまった。
 一時はとてもひどく、「どもり矯正」とか「話し方教室」に行こうと何度も考えたたが、なぜかいざとなるとその気になれなかった。たんに怠慢だったのかもしれないが。

 で、今でも、「どもり」が治った?わけではない。
 時々吃音が出るし、「あの」を連発することもしょっちゅう。
 とくに大勢の前ではひどくなる。まあ緊張するんでしょうね。
 結婚式の披露パーティの、最後のご挨拶のときも言葉が詰まって困ったし、5年くらい前にレクチャーコンサートをやったときはさんざんのできで、アンケートに「あの人は話し方教室へ行ったほうがいい」とさんざん書かれてしまった。主催者にも迷惑をかけてしまって心苦しく、しばらく参ってしまった。
 それが、「話が上手」といってもらえるとは・・・

 もちろんそのようなご意見ばかりではなく、
 「はじめは吃音が気になった」と書いてきた方もあって、「言われちゃった・・・」という感じだったのだが。
 ただその方も、「内容は面白かった」と書いてくれていた。

 結局、「話し方」というのは中味の問題なのかもしれない。
 私がどうも「吃音矯正教室」に行く気がしなかったのは、何か暗ーい印象を受けたからなのだが。何か、そのなかにただよっっているような劣等感みたいなものが苦手だったのだ。


 「頭がいい人の話し方、悪い人の話し方」という本がバカ売れして、私も購入したけれど、つまらなくて途中でやめてしまった。
 つまらなかつたのは、たぶん、中身の問題に触れていなかったから、だと思う。





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最終更新日  November 3, 2005 10:01:10 PM
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