加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

December 25, 2005
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カテゴリ: 音楽
 クラシックの代表的な雑誌に、「モーストリー・クラシック」がある。「音楽の友」など、硬い感じのものが多かったクラシック界に、かなりヴィジュアル&ミーハーな要素も加えて登場した雑誌だ。

 外来オペラが、とくに一流のものは、チケットの高額さのせいで一部のオペラファンにしか楽しまれないものになっており(これは当然だが)、一方でそれらの公演のテレビ、FM放送はさっぱり行われない、これではオペラの裾野は広がらない、という主旨である。
 その反対の例として、黒田氏は過去にNHKが招聘した「イタリア歌劇団」の公演をあげ、これは何度も放送され、今日のオペラファンの土台を築いた、としている。これはまったくその通りだろう。
 自分のことを考えても、最初にオペラに接して衝撃を受けたのは、テレビで放映されたイタリア歌劇団公演の「リゴレット」だったから。(ちなみにそのときは小学3年生でした)。

 なぜ放映しないかというと、「放映権料が高すぎる」ということらしいが、それを何とか交渉しようという姿勢が主催者側に見えない、と黒田氏は苦言を呈していらした。
 このままでは、ききたくともきくことのできないひとびとを置き去りにしてしまい、「新しい仲間など増えるはずもないオペラ砂漠」ができてしまうと、氏は警告している。
 まったく、その通りでしょうね。

 以前、出演したJ-WAveの番組で、オペラに行ったことのない番組スタッフに、「いくらなら行きますか」と聞いてみたところ、「ロードショーの2回分」といわれてしまった。3600円ですよね・・・まあせめて5000円というところか。



 そのような努力はあるけれど、華々しく宣伝されるのも、浮かれ騒ぐのが好きな無責任な日本のマスコミが取り上げるのも、豪華一流劇場の来日オペラ。そしてそのチケット代が掲載されるたび、「オペラは高い」というイメージが刷り込まれていく。
 マネージメントは、これでいいと思っているのかな。かなり刹那的な状況だと思うよ。赤字国日本が万が一破産した時、ほんとにオペラは砂漠になるかもしれない。

 黒恭さんのテレビ放映の話、ぜひぜひ検討してもらいたい。某テレビ局の某ディレクター、いかがでしょう。





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最終更新日  December 25, 2005 01:22:24 PM


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