
今回のロベルト氏の来日の目的である、東京フィルの定期、ヴェルディ「レクイエム」の演奏会に行ってきました。
本当は19日の、オペラシティでのコンサートに行きたかったのですが、タッチの差で完売になってしまい、オーチャードホールで行われた今日の演奏会になったのです。
完売なんていまどき珍しいですが、今回のキャストはドリームキャストといってもいい豪華版。やはり、みなさん知っているのですね。(オーチャードの定期演奏会も、まもなくして完売になりました)。
ソプラノにカルメラ・レミージョ、メッゾは藤村実穂子、テノールはキム・ウキョン、そしてバスがロベルト氏、というメンバーです。指揮は、東フィルの「スペシャル・アーティスティック・アドヴァイザー」というポストにある、チョン・ミョンフン。合唱は、東京オペラシンガーズ(合唱指揮 宮松重紀)。やはり、ドリームですね。
いや、すばらしい演奏でした。 まず、ソリストがどれも高水準。レミージョの輝くようなソプラノ、藤村さんの彫琢のあるメッゾ、ウキョンの、若々しさをにじませながらも堂々としたテノール、そしてロベルト氏の、安定感たっぷりにつむぎだされる、豊かでなめらかなバス。ホールの音響の悪さを補ってあまりある、「声の饗宴」を楽しむことができました。
合唱も秀逸。堅牢でありながらしなやか。ミョンフンの棒のもと、繊細さとダイナミズムを自在に操るオーケストラと一体となり、ヴェルレクの劇的な世界を、格調を保ちながら表現していました。
きらめく星々を抱いた漆黒の夜空を思わせる名演が、出現したのでした。
終演後、ちょっとした取材の関係で、写真を撮る必要もあり、楽屋へおじゃましたのですが、いや、すごい人だかり!
いや、ひょっとしたら、大したことはないのかもしれません。何しろ楽屋などほとんど行くこともなく、サインをもらう趣味もまったくないので、ただ目を白黒させていました。
けれど、ロベルト氏も含め、アーティストのみなさんが、(もちろんマエストロも)、にこやかにサインに応じ、至近距離からの撮影にもにっこり笑顔を見せているのを見て、感服。
ここまで、お仕事なのでしょう。気難しいプリマなんて、今だったら博物館行き、なのかも。
写真は、楽屋でのロベルト氏。私もミーハー、ひとのことは言えません・・・
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