加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

February 28, 2011
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 今回のNY訪問、アーティストの方にインタビューしたり、現地在住のジャーナリストの方と音楽談義を楽しんだり、いろいろ素敵な出会いがあったのですが、実は一番びっくり、というか感服してしまったのが、日本女性たちの優秀さでした。

 私の参加したプレスツアーは、フリーのジャーナリストや新聞記者さん、そして現地ではテレビクルーも合流して、という構成でしたが(もちろん超優秀な通訳嬢と、現地在住のカメラマンも)、中心になっていたのは、プレスツアーのオーガナイズや現地での打ち合わせを担当していた、来日公演を主催するマネジメント会社の女性でした。
 このひとが、また優秀なのです。
 英語はもちろん堪能、いつも平静で、でも笑みはたやさず感じよく、てきぱきと流れをつくってゆく。その手際よさ、仕事の運びのスムーズさにはつくづく脱帽してしまいました。
 最後近くなって、これから1週間ばかり、劇場と実務関係の打ち合わせをするという、同じ会社からの女性も合流しましたが、彼女がまた優秀で。
 アーティストと実際にかかわることも多いらしく、デセイやドミンゴをはじめとする一流アーティストから、機材関係のスタッフまで、幅広い信頼関係を築いている様子で、彼女にもつくづくまいってしまいました。

 海外で、外国語を使い、膨大な仕事を、平静さを失わずこなす・・・爪の垢を煎じて飲みたいほどでした。「先生」なんて呼ばれてしまうわが身の未熟をおもわず省みてしまいました。

 このお2人は日本の会社のスタッフでしたが、海外を本拠に活躍する日本人女性も、ほんとうに優秀で素晴らしく、感嘆してしまいました。


 メットで仕事をすることの素晴らしさ、充実を、よどみなく、それでいて的確な言葉で語ってくださいました。
 打てば響くようなお話ぶりに、頭のよさ、バランス感覚を感じました。
 (安楽さんのインタビューは、後日テレビ東京で放映予定のメットの来日特番に出るようです)

 もうひとり、メットで演出のインターンとして活躍している、釣恵都子さんという方にもお会いすることができました。
 釣さんはまだ30くらいととてもお若いのですが、欧米でとても積極的に道を切り開かれています。
 日本の音大を出て、はじめ指揮を勉強するつもりでドイツに行ったものの、40校!まわるうちにベルリンで演出に興味がわき、そのままヨーロッパで演出の勉強を始めた、という経歴で、ベルリン、パリ、ウィーンなどで研鑽を積み、最近、メットにはいられました。
 小柄で、口調も静かなのですが、内に熱い闘志のようなものが感じられ、将来が楽しみな方だなあ、と思えました。
 はじめてベルリンに行った時は、英語くらいしか話せなかったようですが、今や何か国語も身につけ、「自分の劇場を造る」という夢に向かっていらっしゃいます。

 先に紹介した日本の会社の女性たちも、好きなことをしている、という空気が感じられて、それは気持のいいものでした。

 愛と情熱。そのスイッチをきちんと入れて、私もみなさんに負けないよう、自分を磨いて力をつけていきたい、と思えたNYだったのでした。





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最終更新日  February 28, 2011 05:14:29 PM


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