In My Life

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2010年09月24日
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カテゴリ: 今日の出来事
水戸芸術館現代美術ギャラリーで26日まで開催中の『 新次元 マンガ表現の現在 』展に、買い物帰りにふらっと立ち寄ってみた。この週末も土・日ともに出勤、それを思い出して急遽実践したわけだ。

今話題の9人の作家の原画展示、そして、それぞれの作品世界を立体空間に展開する、という試みが実に興味深かった。

新次元 マンガ表現の現在.jpg


来てみてよかった。五十嵐大介という漫画家をここで初めて知ることができたからだ。昨年、第38回日本漫画家協会賞優秀賞、第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した大作「海獣の子供」。その舞台となっている海中世界の情景を表現した展示スペースはものすごく幻想的な雰囲気を作り出していた。

海獣の子供 第1集.jpg


最初はその画力に惹かれた。雑な描き方だとの批判もあるようだが、僕はそうは思わない。必要十分に描き込まれた、とても緻密な画風だと思う。僕はその中でも特に自然の描写が好きになった。どのシーンも、自分の心の中に宿っているイメージが呼び起こされるような感覚になる。海、空、雨や風、嵐や波、強い日差し、夜の闇、海底の闇など、どの画も愛おしく感じてしまうほど素晴らしい。不思議な魅力に満ちている。

海獣の子供 第2集.jpg


次は登場人物に惹かれていった。特にヒロインの瑠花(るか)を初めとする女性たちが大変魅力的に描かれている。ラストとなる第5集が出版されないとわからないが、この壮大な物語の謎を解く鍵になるのが女性なのではないかと思う。瑠花の母親の加奈子がついに行動する意外な展開、その加奈子がデデとともに嵐の海を船出し、海獣たちに導かれるように荒れる海原を航海するシーンの緊迫感にはゾクゾクさせられる。

海獣の子供 第3集.jpg


女性ではないが女性的なルックスの美少年アングラードの存在も非常に面白い。彼が天文台で語る「海と宇宙をつなぐ道」に関する説が、おそらく謎に満ちたこの物語のモチーフを成す部分なのだろう。

海獣の子供 第4集.jpg


今までの怪現象(世界中の水族館から突然光を放って消える魚たち)がリハーサルで、間もなく本番が始まろうとしているのだという。いったい何が起きるのだろう。第5集が出るのは来年の夏だって・・・。そんなに長く、とても待っていられないよ~!





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最終更新日  2010年10月14日 00時40分20秒コメント(0) | コメントを書く
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