混沌の本棚

混沌の本棚

PR

×

Calendar

Free Space

2010年12月1日より
読書メーター
登録しました。

琵音の今読んでる本

読書メーターに
画像がない本は
反映されないみたいです。

Archives

May , 2026
April , 2026
March , 2026
February , 2026
January , 2026

Keyword Search

▼キーワード検索

May 19, 2017
XML
カテゴリ: ミステリ(日本)

薔薇窓の闇(上) [ 帚木蓬生 ]

薔薇窓の闇 下 集英社文庫 / 帚木蓬生 【文庫】
帚木蓬生
集英社文庫
☆☆☆☆☆
 1900年の万国博が行われているパリが舞台。主人公は警察で診察して病院へ回す精神科のお医者さん。この当時の世相が細かく書き込まれていて読んでいて面白かった。が、当時の治療法はコワイ。でも犯罪は今と変わらないかも。
 主人公の勤める診療所に自失状態の日本人の若い女性音奴が連れてこられたところからストーリーは始まる。そして、それに並行して、主人公をストーカーする馬車の存在と、パリの街を震撼させている若い女性の行方不明事件が語られる。上巻では風呂敷が広げられ終わった状態で、下巻になって、それが収束へと向かう。にしても、主人公のストーカーだけは、どうなったか今一つ気になる。そして、私が特に興味深く読んでいたのは、当時の音楽事情。ワーグナーが全盛だったらしいが、主人公はサンサーンスが好き、とか書いてあって面白かった。そして、主人公と親交が深い日本人美術商が登場するのだが、彼が印象派の絵画を日本の美術品を売った代わりに収集しているというくだりがあり、思わず上野の松方コレクションを思い出してしまった。読みにくさはないが、読み応えがあって最初読み始めたときは、あまり興味のない20世紀初頭の話だと思っていたが、いつの間にか、引き込まれていた。でも結末は予定通りかな。やっぱり主人公のストーカーのその後が気になる。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  May 25, 2017 09:08:01 PM
コメントを書く
[ミステリ(日本)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: