朝早く、インターホンが鳴った。
モニターを見ると、雨の中に立つ宅急便のお兄さん。Amazonの荷物らしい。
「置き配指定なんですが、雨が強いので直接お渡しします」
そう言って差し出してくれた彼は、見た目も爽やか好青年。
家の中に戻り、「Amazonから何か届いたよ」と家族に声をかける。
ところが、誰も何も買っていないと言う。
しかも、そもそも家族は置き配指定なんてしない。
嫌な予感がして伝票をよく見ると、住所も名前も、うちじゃない。
「なんで受け取ったの」
「どうするのこれ」
家族から人格を否定するような、罵詈雑言を浴びせられる。
結局、こちらから配送会社に連絡して引き取りに来てもらうことに。