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2006.06.07
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読んでというよりも僕の場合は聞いた訳だが。
僕には一つ年下の従兄(母の姉の娘)がいて、彼女は若い頃から演劇を経て声優の勉強
をしていた。
今は2人の子持ちでそれどころではなくなったが、自分の勉強だと言ってよく本をテ
ープに録音してくれて、今回は村上春樹ファンの僕のために(海辺のカフカ)を送って
来てくれた。
テープにして20本(彼女はMDというものを持ち合わせていない)になった。
それをMDにおとして仕事の行き帰りの電車の中で聞いている。
この本が出版されてから何年か経つわけだが、ブームが過ぎてから読むことを好む僕

「音楽紀行」も書き進めたいのだが、基本的に今の僕の思いを書くことがブログの意
味でもあるので、少しこの本の印象的な部分について一箇所ずつ述べて行きたいと思
う。
この本を読んだ人はそれなりに面白い話かもしれないが、読んだことのない人にとっ
ては阻害感のあることだろう。
だからそういう人は思い切って「海辺のカフカ」を読むしかない!

1度目に聴いた時随分集中して聞いたのでもう一度始めから聞き返してもおそらく新
しい発見はないだろうと思っていたが、とんでもない、細かい部分で物語全体に左右
するキーポイントが所どころに隠されていることに気付く。
最初はどうしても大きな物語の進行にばかり興味が引かれてしまうが、2度目はちょ
っとしたところでいろんな人が語る哲学や物の考え方がとても興味深い。

はないだろうか?
「これは最低でも3度は読み返さないとだめだな」と思った。
村上春樹自体が何度も読み返してそれでも色褪せないものを目指しているのではない
だろうか?
そういうものが彼にとってすばらしい本だと。


前の一時を過ごす。
彼は父を憎んでいる、だからこそ自分の存在を自分で取り戻すため家出する。
にも関わらず父が不在の部屋の中でまるで父から何かを受け継ぐみたいにライター・
携帯・ナイフ・サングラス・写真とお金を盗む。
どれも15歳の少年にとっては手にずっしりと重みのある大人の男性を感じさせるも
のだ。
僕にも覚えがあるが、父の部屋で一人でいろんな物をいじくっている時が一番身近
に父を感じている時だ。
もちろん彼も受け入れられるものなら父を受け入れたいのだ。  つづく






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最終更新日  2006.06.07 13:33:34
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