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2006.12.20
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皆はオペラのアンサンブルやアリアを少し演技を付けて練習している間、僕は二階の
小さな部屋で、ロシア人の女性ピアニストと伴奏合わせをした。
彼女は30代後半ぐらいの美しい人だったがロシア人の年齢は予想が付かない、本当は
もっと若いのかもしれなかったが、とにかく腕の良いピアニストで僕はほっとした。
彼女も僕もほんの片言の英語しか話せず、彼女はドイツ語は全くだめだったので言葉
による意思の疎通はほとんど無理だったが、音楽でのコミュニケーションには言葉の
壁はない。
ドイツ歌曲を伴奏するのは初めてだということだったが、少しドイツの香りとは異な
るにしても面白い仕上がりとなった。

に入るのだろうと興味深かったけれど質問する術はなかった。
お昼になり、食事をするために皆と外をぶらぶら歩いてみた。
そのホールはエルミタージュ美術館のすぐ近くだったが、その辺をぐるっと回ってみ
てもレストランらしきものはすべて閉鎖されていて、八百屋に入っても棚にはしなび
た人参が2・3本転がっているだけだった。
町全体が何だか暗い雰囲気で、建物はどれも古く、道路は戦時中の爆弾が落ちた穴が
あいたままボコボコで、そこに僕などが子供のころに見た懐かしい汚い色の小さな車
が黒い煙を吐きながら車間距離もあまり取らずひしめき合うように走っていて、信号
機というものがない。
人々もまた陰気な色の服を着て、浮浪者のような人が多い。
そんなペテルブルグの町を歩いていると何だか気が滅入って来たが、場違いのように







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最終更新日  2006.12.23 23:37:56
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