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・2.5.木
午後のグループレッスンの後お客様が見えて、夜はCAC混声合唱団。
ご両親の介護をされている生徒さん(50代後半の女性)が一年ぶりに練習に出て来られた。
その他見学者などもおられ、今日は部屋が狭く感じた。
何よりも嬉しいことである。

帰りはその生徒さんと途中まで共に帰る。
「87歳の父が倒れて、左半身が全く動かなくなって約一年です」
病院からはもう絶対に快復は無理だと言われたが、生徒さんは決して諦めず、毎日左手のグッパをやろうとお父様に呼び掛けた。
普通の87歳の方なら拒否するかもしれない。

父と娘の長い努力が稔り、ある日中指がピクっと動いた。
そして一年後の現在、見事に退院して今家におられる。
一人でベッドから車椅子に移り、自分で食事をし、40分掛けて自分で着替えをし、今では食事の際のエプロンの背中の紐を自分で後ろ手に蝶々結びされる。
生徒さんが言う。
「この介護に当たるまで、父がこんなに努力する人とは知りませんでした。
病院に居る時も、私が提案する課題を自分から努力して何とかやれるようになろうと一人でも練習していて、病院に行く度何かしら成長があるので、つい楽しみになって病院に足が向きました。
父の病気を通して、父から多くのものを学んだように思います」
僕は話しを聞いていて、介護されるものが周りの人たちに与えられるものがちゃんとあるんだと感激する。
それは僕の永遠のテーマでもあった。
「障害者が生きようとするとき、手助けしてくれる周りの人々に対して、こちらからもして差し上げられることはないのか」
決して投げてしまわず、自分自身のためにほんの少しの成長を望んで、最後まで努力し続ける。







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最終更新日  2009.02.06 00:24:07
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