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2010.11.22
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・11、22、月
昨日日曜日は、年に一度の南大阪合唱祭。
リハーサルのために朝早くホール入り。
僕は二団体指揮を担当するため、慌ただしくリハーサルを終える。
そこから本番時間まで延々待ち時間。
一人で喫茶店に入り、デージー図書を聴きながら時間を過ごす。
演奏会が始ると、最初の方にまず一団体指揮を振る。
それからもう一つの団体の出演時間まで大分間があるので、客席に座って各団体の演奏を聴く。
そして僕はうんざりした気分になる。

歌謡曲のようなものでも深みのある詩と音楽、それにセンスの良い編曲であれば人を引きつける演奏になる場合もあるが、でもやはり商業ベースにうまく乗らすために作られたものに魅力などはない。
団員がそれをせがむのか、はたまた指導者たちの趣味なのか。
とにかく皆知っている簡単なもので、楽しければそれでいいという今の音楽に対する考え。
僕は何だか合唱祭というよりは、カラオケ大会に来たような気持ちになった。
それでもほんの数えるほどだが、きちんとした芸術性のある合唱曲に取り組んでいる団もあり、不思議なことにそれらの団の指導者は皆若い。
僕の担当している団がレベルの高いものだという訳ではないが、どちらの団も僕が提案する難解な曲にけなげに挑戦し、発表の場ではいつもそれなりの成果を見せてくれている。
でもそれは難しいというだけではなく、きちんと深みのある、掘り下げることに意味のある魅力のある作品を探して来ているつもりだ。
しかし合唱祭が終わって、皆僕に「茶木さんの団は難しい曲をされるんですね」と一言だけ言って苦笑いを浮かべる。
我々演奏者に責任があるのか、または客席にそれらを受け止めるアンテナを持ち合わせた人がいないのか。
とにかく曲の内容や、その表現についての感想はめったに聞くことができない。
単なるママさんコーラスの発表会に対して、僕が期待しすぎているのだろうか。

リサイタルでも、このような合唱祭でも、結局自分のために演奏するしかない孤独な作業であることは充分承知なのだが。


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最終更新日  2010.11.23 00:18:13
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