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・10、31、月
これはいよいよ怖ろしいことだ。
岩手一関の女子中学生が死亡したことは事実らしい。
校庭の放射能線量はかなり高かったようだ。
これが被曝による死亡となると(もしそうだとしても、おそらく必死で原因を隠蔽するだろうが)これからどんどん被害者は増えるにちがいない。
マスコミを見ても、どこの番組、新聞でもこの話題は取上げない。
若い命を奪ったその原因が、大人たちの失態からだとすればいたたまれない。

武田氏への議会を挙げてのバッシングは、そのうち彼の神経、職場、名誉を根こそぎ破壊することにならないだろうか。
意見を持つ専門家は、皆こうなることが怖くて声を顰めているにちがいない。

かと言って黙る訳にもいかないが。
我々庶民の立場で情報を伝えて、共に怒り、手段を提示してくれる専門家は今武田氏しかいない。
他の専門家はいったい何をしているのだ!
皆腰抜けばかりか!
武田氏と共に矢面に立とうという者が出てくれば、もっと世論も良い方向に動き始めるだろうに。
東北からのバッシングが強くなって行けば、武田氏一人では太刀打ち出来ないだろう。

ーーーーーー
岩手3題
● 福島県に接している宮城県があまり汚染されなかったのに、岩手県の一関や平泉
が汚染されたので、そこに住んでいる人たちに注意して貰いたいと思ってテレビで発
言したら、ひどいバッシングを受けた。バッシング自体は仕方ないと思ったけれど、

東北の新聞は東北の人の健康を心配していると思ったら、それより農作物の出荷を気
にしていたらしい。東北の汚染された農作物をすべて買い上げても、1年の原子力予
算の10分の1にも満たないのに(一年の原子力予算4500億円、それに対して東北の
野菜をすべて国が買い取ったら700億円/茶木の情報)、原子力予算を東北に引き出す
ことと逆の方向に進んだことは残念なことだった。

後、セシウムで汚染された一関のウシが出荷停止になったり、基準を大きく超える線
量が一関の中学校で見つかったりした。除染に国のお金を導入する方向ではなく、私
の発言が逆の方向(大したことはないから、なにもしなくても良い)に進んだことも
残念だった。
そんなこともあって、その後、岩手が何となく気になっているが、ここに3つの情報
を取り上げてみたい。それぞれ本来は岩手の人が郷土や子供たちを守るという意味で
重要で、かつなかなか難しい問題だ。
●一関の高濃度放射線下の中学生の死亡
一関の中学校でかなり高い線量を出していた学校で、中学生が死亡したという情報が
ある。まずはこの情報が事実かどうかがわからないし、一般的な病死は中学生にもあ
るから、それが被曝に関係しているかもまだ判らない。
教育関係者、行政は「プライバシー」ということで事実自体を公表しない可能性があ
るし、テレビや新聞も報道するかどうかは不明である。これがインフルエンザなら生
徒の名前はふせるだろうが、事実は必ず公表するべきだ。
でもことが被曝と関係しているので、怖がって報道しない可能性がある。もし本当に
中学生の死亡という事実があったら、何らかの手段で公表し、その原因についても被
曝とは無関係であることを示す方が良いだろう。中学校の名前も個人名も伏せること
は十分にできるからだ。
● 岩手の汚染状態について、斉藤さんが様々な視点からグラフを作っておられる。
このマップもその一つだが、早川先生と岩手大学の測定値をもとに福島原発からの放
射性物質が岩手の中でどのように拡散しているかについてのものである。
これを見ると、福島から岩手へは2つのルートが考えられること、北上川にそって北
上して盛岡まで達したことが判る。女川が独立に汚染されていることから、女川原発
からの放射性物質の漏洩についても注意が必要だろう。
・・・・・・・・・
人間が他の動物より断然、強いのは「知は力である」という原則があるからだ。情報
が正しく、細かいほど危険から逃れることができる。そのために私たちは公共放送、
民法、そして新聞や雑誌という社会システムを持っているのだが、今回の事故ではそ
れが逆方向に働いたとも感じられる。また、私たちが多くの税金を払って仕事をして
貰っている役所はどうやら「特定利益団体の出先」になってしまったからだ。
そこで、ネットなどを活かして、今後も多くの人が情報を交換することが大切だろう
。
(平成23年10月28日)
武田邦彦





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最終更新日  2011.10.31 23:56:51
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