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・12、9、金
お風呂の温度の話は分るが、俄か勉強しかしていない者にとってはまだよく理解できないところがある。
一年一ミリを原理原則とすると、自然放射線1、5ミリと合わせて2、5ミリになってしまう。
だから外部、内部被曝をできるだけ抑えて、一年一ミリを目指す。
うーん、しかし自然放射線だけで1、5ミリに達しているのにどうやって一年一ミリを目指すのだろう。
お風呂の話だけでは何だかごまかされたみたい。
おそらく自然放射線と人口放射線は成り立ちが違うので、計算も違って来るということなのだろうか。
それに気になっている点は、日本の中でも自然放射線の高いと言われている関西は、やはり癌発症率が高いのだろうか?
そういうデータがあるのに、皆がパニックを起こさないように黙っているのか、もしくは自然放射線の高い低いは人体に影響を及ぼすという見識がないのだろうか?

温泉に含まれるラジウムやラドンによって被曝するのか、しないのか。
福島の原発事故で、人々が放射能に対して興味を持ち始めている証拠だが、自然放射線に対しての正しい知識が必要だ。
テレビでは専門家が「大丈夫大丈夫」と言っているが、もちろんこんなコメントは信用できない。
本当に人体への悪影響がないとすれば、これこそが本当の風評被害だ。
ラドンやラジウムの放射線が体の分子を揺すって、そのため体が温まり血行がよくなりほぐれる。
これは赤外線や紫外線も同じ作用だと思う。
これがよくないとすると、遠赤外線ストーブも良くないということになる。
昨日遅くテレビで、広島の原爆投下後すぐに市内に入って、死体処理の作業をしたという元兵士のおじいさんのインタビューを放映していた。
「今でも覚えているのは、市内に入って最初に鼻をつんざく悪臭と、どの死体もむき出しになった内臓がふつふつと沸いていたことを覚えている」と述べた。
明らかに強烈な放射線のせいだ。
任務に当たった兵士も、何十万という方が被曝により亡くなったという。

軍の上層部には「あれは原子爆弾であり、近寄れば被曝する」という情報は行っていたと思うが。
このおじいさんも長い年月被曝の後遺症で苦しみながら東北に住み、今回の原発事故で再び被曝したということ。
自然放射線についても、今我々に正しい知識が必要である。
ーーーーーー
「1年1ミリ」で合計2.5ミリ(ダマされないで)

を煽るだけだ。自然放射線は日本人がいつも浴びているのに、それより低い被曝を問
題にするなどケシカラン!」と言っている人が多いようです.
これが3月12日の爆発でにわか勉強した人なら仕方が無いのですが、専門家が言うの
ですから、法律(1年1ミリ)も知っていて、自然放射線と人工放射線の関係も良く
理解しているのですからウソ(私がウソというのは本人が判っていていう場合)と言
ってもよいでしょう。原発事故の時こそ、「日本人は今まで、1年1ミリの法律で守
られてきたからこそ、被曝の被害が無かった」ことや、電力会社の作業員ですら、1
年20ミリの枠を貰っていたのに、1年1ミリで自主規制をしてきたことを説明すべ
きなのです.
そして、私が心配しているのは、このようなウソに騙されて子供が余計な被曝をする
ことです。なにしろ自治体や教育委員会は「放射線は大したことは無いと思って、楽
になりたい」という気持ちがあるので、それにつけ込んでいる専門家も障害予備罪の
ようなものです。
・・・・・・・・・
最初にたとえ話をします。お風呂の温度は約40℃で、だれもヤケドをしません。とこ
ろがその温度に30℃を加えた70℃ではヤケドをします。30℃という温度は、40
℃より低いので、「40℃でもヤケドをしないのだから、30℃でするはずがないじゃな
いか」というのが「自然放射線が1.5ミリだから、1ミリなどは問題では無い」という
論理と同じです。
(温度、電圧などは専門的には示強性変数と言い、シーベルトは示強性変数と示容性
変数(体積など)が含まれていて、厳密には同一ではありませんが、ほぼ同じとして
取り扱うことができます。)
つまり、人工放射線が1.0であるということは、自然放射線の1.5ミリに1.0を加える
ので、合計は2.5ミリになります。1.5より2.5の方が被曝量が多いので、そこで障害
が出てもなんらふしぎではない・・・40℃ならヤケドをしないけれど、それに「ヤケ
ドをしない温度:30℃」を加えれば70℃になってヤケドするということと同じです。
・・・・・・・・・
今、小学館のガリレオ放談というネットテレビで「ホルミシス効果」・・・なぜ、人
間は自然放射線は安全で、人工放射線は気をつけなければならないかということの原
理原則を放送しています。この際、人間の防御ということを基本的に知るためにも、
もしお時間があれば小学館のネットテレビに目を通していただければ思います.
専門家でありながら、ブラジルの自然放射線が高いとか、バナナは放射性カリウムを
含むから大丈夫とか、一部だけを話して人間のガンに対する防御の原理原則の説明を
割愛する人が多いのは実に残念です。
(平成23年12月6日)
武田邦彦





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最終更新日  2011.12.13 03:04:38
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