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・6、21、木
明治時代の小説を読んでいると、驚くべきことに汽車の中で弁当や果物を食べ終わる
と、当然のように皆窓からそのゴミを投げ捨てる。
また幕府崩壊後明治の初めに日本はヨーロッパの工業技術を取り入れるために、海外から多くの技術者を呼んだという。
船を造る技術も怖ろしい速さで学習し、指導役のヨーロッパ人も舌を巻いたとやら。
ただ「日本人は所構わず立ち小便をする、造っている船の甲板にでも皆並んで立ち小便をするには驚いた」と記述を残している。
先日インドを旅行した友人が言っていたには、インド人の男は歩いている道路の真ん中でも立小便。
線路の脇でも平気で大便をして、それが電車の窓から丸見えとか。
中国人の男にしても、自分のマンションの廊下で平気で立ち小便をするという。

このように辺り構わず用を足したり、ゴミを町のあちらこちらにばら撒いて平気であるというのは、発展途上国の象徴である。
物質主義の進歩に対してゴミに慣れず、意識が追い付いていない状態なのだろう。
「皆で町を綺麗にして、住んでいて気持ちの良いところにしよう」「自分本意ではなく、他人との共存を重んじ、ルールを守ろう」という意識は、日本でもつい最近になって生まれた感情である。
するとこんどはその国民の意識を利用して、利権を貪ろうとする輩が出て来る。
森林伐採を止める、CO2を減らす、ゴミを出さない、リサイクルで環境に優しく、絶滅動物を救う、これらすべて日本国民が喜ぶ取り組みである。
しかしそれが下りて来る予算狙いの嘘であるとすればどうだろう。
国民が喜ぶことは反対も少なく推進し易く、予算をもらって当然な大事な取り組みということになる。
これから模索されるであろう原発に替わるエネルギーに関しても、様々な予算を狙う官僚と企業と??が群がって、国民の喜ぶ嘘を出して来ることだろう。
我々も調子よくそれに乗せられて、泥棒に礼儀を尽くすようなことにならないようにしなくてはならない。

ーーーーーー
だまされるエネルギー2 地熱発電はどうだろうか?

とがある。先日、ある雑誌で「地熱発電は有望だ。アイスランドでは電力の4分の1が
地熱発電.日本でできないのは温泉業者が反対するからだ」というような趣旨の記事
があった。
これほどばからしい記事に感心する人がいたらその方が問題とは覆うけれど、書く方
も書く方だろう.アイスランドの人口は30万人。日本の人口で考えれば、地熱発電は0

ロワットの約0.3%で、すでに日本の地熱発電はアイルランドの5倍である.
記事ではこのような定量的な数字は一切無く、ただアイスランドの大使の「日本でも
地熱発電が有望だ」というコメントを出している。読者を馬鹿にするのも・・・とい
う感じだ.
官僚の世論誘導というのはこう言うのを言うのだろう.NHKもわかっていて地熱発電が
有望だとか、アイスランドがやっているなどという番組を組むに相違ない.視聴者は
近くに電卓がない、電力の常識が無い、どうせ視聴者はバカだという前提で番組作り
をするからだ。
・・・・・・・・・
大規模な地熱発電がなぜダメなのかというと、きわめて簡単で「熱した岩石から熱を
取って電気を起こす」のだが、熱を取った岩石はすぐひえる。「温泉が枯れる」のと
同じである.岩石はそれほど熱容量(熱を抱いている量)は多くないから、熱を奪う
と冷える.
ところが、地下に差し込んだパイプはおいそれと熱いマグマに差し込めない.第一、
材料が持たないし、第二にマグマの中に突っ込むだけの巨大な機械を地下深くに持っ
て行くことができない。
だから、熱い岩石層を通ってきた熱水などを利用するのだが、温泉ならともかく、発
電所のような巨大なものを動かすことは出来ないので、火力、原子力が100万キロワ
ット規模なのに、地熱はその20分の1も行かない.
温泉業者が反対したり、国立公園の開発の問題があるのはむしろ当然である.石炭、
天然ガスがまだまだ1000年もあるというこの時期に、わざわざトリックをかけて日本
の自然を壊そうと言うのだから、日本の将来より別のことを考えているのだろう。
エネルギー産業は東電のように巨大だから、自分が有望だと思ったら国のお金を当て
にしないで、自分で有望な電力源を開発するのが良い。またすでに私たちは電気代の
0.15%を「電力の将来の研究のために」拠出している.これも報道されないが.
(平成24年6月16日)
「jinetutdyno.141-(5:37).mp3」をダウンロード
武田邦彦





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最終更新日  2012.06.22 23:07:38
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