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・4、17、水
今また福島原発から汚染水が漏れて、それを貯めておく貯水タンクを建設すると言っている。
しかしこのタンクも、日に400トン出る汚染水で三年で一杯になるという。
それでとうとう海に垂れ流すという意見が出て来て、漁業関係者が反対しているとやら。
僕はこの茶番劇に苦笑せざるを得ない。
まず、原発を動かせば、日に相当の汚染水が出る。
国内52機稼動していた原発の汚染水は、1957年以来ずっとどこに処分していたのだろう。
テレビでは漁業の人間が「汚染水を海に捨てるようなことがあれば、我々の命取りです」と訴えていた。
決して「国民の命取りです」とは言わない。

となると、できるだけオーバーに反対した方が得である。

武田氏は数日前のブログで「原子力人は今はもういない。
我々は原子力が人々を救い、国を活性化し、豊かな暮らしを齎す素晴らしいもので、だからこそ危険を制御し、安全な原発を目指して日夜研究に明け暮れていた。
そしてそれを誇りに思っていたものだ。
しかし今は、福島の事故が起こり、今までの自分たちの何かが大きく間違っていたことを素直に認め、謝罪し、一から見直さねばなないはずである。
しかし利益を失うことを恐れ、頑として今までの原発を守ろうとしている。
だから我々が呼んだ原子力人という人たちは、今はもういない」と。
しかし僕はいつも思う。
稼動すればどうしても出る汚染水、原発建物から常時微かに漏れている放射線、処理できない使用済み核燃料。
このような問題を50年以上解決できずに、なお原発を推し進めて来た者の一人の武田氏は、何処かに「国民を犠牲にしても」という心がなかったか。
その証拠に今なお「原発は将来琵琶湖のほとりに建設すればいい」などと述べている。


これは「上から命令が下りて来て、自分たちはその一部の部分で指令通りに動いているだけだから、罪は全くない」と思ってしまう現象だそうな。
そこで武田氏が述べた事柄に呆れた。
「私は以前から日本にも国防軍(軍隊)が必要であると言って来たが、このアウシュビッツ現象を見ると軍の暴走が想像できる。
だから軍を持つのはやはり危険が伴うだろう」と述べている。
当たり前である!

軍の暴走は、70年前にいやというほど見て来たはずではないか。
それによって国民がどれほど地獄を味わうことになるか、何故忘れることができるのだ。

ーーーーーーー
子どもの被曝 専門家は科学的では無くアウシュビッツ現象
「genshiryoku_100millitdyno.151-(6:14).mp3」をダウンロード
福島の子どもたちの被曝が止まりません。残念ですが、現在の日本人の特殊な精神状
態と政府、NHK、東大教授などの指導層の利己的幻想のもとではなかなか解決が難し
いように思います。
でも、不思議です。確かに医療などの分野で被曝しても元気な人やガンにならない人
がいることは確かです。「1年100ミリ以下ではハッキリとした傾向はない」というの
も確かです。でも、今、問題になっているのは、「全員が全員、被曝して病気になる
」と思っている人はいません。
1学年200人、小学校全体で1200人のお子さんがいるときに、もし50人も健康障害が起
こったら大変です。それでも24人に一人ですから、他の23人は被曝しているのに、病
気にならないのです。
「1年100ミリシーベルトまでは明確な関係がない」というのは、24人に一人ならOKと
いっているわけですが、お母さんが心配しているのは、1200人の小学校で50人も障害
がおこるような事は親として注意してあげなければならないということで、実にまっ
とうです。
1200人で50人というと、交通事故でケガをしたり死んだりする人が500万人という数
ですから、日本社会では容認されない災害です。つまり1年100ミリまで良いというっ
ている「良い」は「日本が野蛮な国で危険が一杯なら他の危険と同じ」と言っている
ことなのです。
・・・・・・・・・
ところで、チェルノブイリ周辺の住民やイラクの劣化ウラン弾による子どもの白血病
の報告が続いています。私はこれらの報告を聞くにつれ、「被曝で子どもたちがどう
なるのかわかっていないのだから、守ってあげないと」と強く思います。
チェルノブイリではすでにヨウ素の放射線はずっと前に無くなっているのに、最近ま
で甲状腺の異常が続きました.理屈では説明できないことです. イラクの劣化ウラン
弾の放射線量、体内への取り込み量などからまったく被害がでないはずなのに、明ら
かに障害者がいます.
これらの「事実としての障害者」がすべて「事実では無い」とか、「ダマシだ」とい
うにもその理由は無く、むしろ「本当では無いか」と判断した方が良いと思います.
その点で「どうかわからないが、おそらく大丈夫だから子どもに被曝させる」という
考えを持つ人を理解する事はとても難しいことです。私は「わからないから、しばら
くは子どもに被曝させないように全力を尽くす」ということが正しいと思われるから
です。
「100ミリまではハッキリした傾向は見られない」ということと、「子どもが100ミリ
以下の被曝なら安全」というのとは全く違います.もし今度、「100ミリまでOK」とい
う人がいたら、「100ミリまですべての子どもが安全と言うことですか?」と聞いて
欲しいものです。そして「安全だ」と言ったら、ここに書いてあることを言ってもら
って子どもを守って欲しいと思います.
わからない事をわかるように言って、子どもを被曝させるのはかなり残虐な行為です
が、第二次世界大戦の時にドイツが行ったユダヤ人の虐殺も、「政府が言った」、「
おれは一部しか担当していない」という二つの条件で行ったものです。
つい最近まで「被曝が危ない」と言っていた人が変わったのはこのアウシュビッツ現
象に他なりません.私が求めたいのは、「意見が変わる」というのは良いにしても、
なぜ「意見を変えたのか」の説明を必ずすることで、もし有識者、指導者が「説明無
しに意見を変えた場合」はその人の意見を聞く必要は無いというのを徹底できればと
思います。
(平成25年4月14日)
武田邦彦





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最終更新日  2013.05.13 14:02:03
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