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・5、12、日  パート2
「思想や個人的な恨みや、右・左や、偏った見方などで公平な目を失うことに気をつけ、できるだけ歴史をそのままの事実として正しく認識することに勤めたい。
だからこれもアメリカ批判という風には取ってもらいたくない」と武田氏は注釈している。

「アメリカは人種差別で成り立って来た国であり、イギリスから分かれて移って来た人々が飛び込んで来たのは有色人種の国だった。
そこでインデアンを600万人虐殺(数から言えばナチスドイツとは比べ物にならない)。
インデアンは気高い民族で、決して人に使えないという信念があるためアメリカ人の思うようには働かないので、すべて殺すということになった。
それに対して黒人はおとなしく働くので、アフリカから大量に輸入して来て奴隷とした。
アメリカにいた日本人は奴隷にすると攻撃したり自殺したりしたが、中国人は不思議な民族で、奴隷として過酷に働かせてもその境遇を苦にしないようなところがありよく働きはしたが、彼等は金儲けがうまくそのうちにその頭角を現したので、チャイナタウンに柵をしてその中の中国人を皆虐殺したりもした。
アメリカ人は自分たちを上回る者は殺すというやり方なので、日露戦争で勝ち、欧州戦争でドイツに勝った日本はひょっとしたら自分たちを上回る能力を持つ民族かもしれないと思い出し、カリフォルニアやサンフランシスコにいた日本人に弾圧を加えた。



私はアメリカ滞在中、日本の大学院生が来た時に、アメリカ人の差別体質を実際に体験させるべきだと思い、その地区の白人しか入れないというレストランに頼んで入れてもらい食事したことがある。
今は随分有色人種差別も緩やかになったと見えて、我々を入れてはくれた。
レストラン内はギリシャ風の柱が並び、白い美しいドレスを着たすらりとした女性が何人も着いてテーブルまで案内してくれ、我々はゴージャスに食事したが、周りの客は「何だこいつら」という目で我々をじろじろ見ていた。
学生に「ほら、彼等の視線をよく見るんだ。
これは日本のレストランでは見ることのできない差別の蔑視の目だ」と私は囁いた。
「こいつら、汚いやつらだな」という目だ。
このように彼等白人の中にある意識、有色人種は奴隷というものの他には考えられず、家畜と一般であるという意識は今なお彼等の胸に潜む拭い切れない感情なのだ。
しかしそれは彼等がその差別の上に成り立つ民族だから仕方ない。
問題は、我々有色人種本人がアメリカ人に無垢な尊敬を抱いているところにある。
今でも日本の文化人にもアメリカの言うことは正しく、自分たちは常に彼等を見習わねばならないと思っている者が多いのだ。
インデアンを600万人殺戮したアメリカを非難せずに、アメリカの操縦する中国・韓国に「日本の侵略を謝れ」と攻められて「ごめんなさい」と言っている日本人が多い。


この記事は、確かに我々の心に潜む白人崇拝のコンプレックスのようなものに気付かされる指摘である。
白人を良い意味で尊敬するのならばいいが「やっぱり自分たちは有色人種だからな」と卑下する気持ちが何処かに潜んでいるとすれば、それが大きな問題だと武田氏は訴えているのだ。

ドイツに暮らすころ、ドイツ人の友人たちに対して白人崇拝の心があったかと振り返れば、実感としては思い当たらない。
長く付き合ってみれば、肌の色が違おうが、目の色、言葉が違おうが、結局同じようなことで悩み、同じような愚かな問題を抱えた同じ人間であることが分かって来るからだ。
その上、彼等の中には経済大国日本への敬意のようなものもあるようだった。

買い物をしても、駅で切符を買おうとしてもそれは感じられる空気があった。
ある演奏会に行った時、何故だか客席には中国人らしき人たちがたくさんいた。
おそらく旅行会社のツアーの団体だったのだろう。
その時僕の後ろのドイツ人の夫人が「今日はどうしてこんなにアジア人が多いの?何だか気味が悪いわ」と呟いた言葉をいやに覚えている。
とは言え、ドイツ人が我々日本人に対する悪意は極めて少ないと思う。
それよりも驚かされたのは、彼等のアメリカ人への嫌悪であった。
彼等はアメリカ人に対して露骨にいやな顔をした。
ある時A先生のところに何処かの歌劇場で歌っているアメリカ人の男性歌手がレッスンに来た。
レッスン自体は楽しそうに行っていた先生が、彼が帰った瞬間に顔を顰めたことを憶えている。
ロシアに二週間ホームステイした時も、ロシア人がアメリカ人に対して厳しい嫌悪を持っていることを知った。
彼等は其々アメリカ人のこれまでのやり方に我慢ならないというところがあるようだ。
アメリカにしてみれば、日本はやり易い民族だ。
どんな大量虐殺をしようとも、機嫌を取らなくとも常に尊敬してくれるのだから。

ーーーーーーーーーー
正しい歴史認識その13 人種差別の国・アメリカ
「americajinsyusabetsutdyno.191-(12:14).mp3」をダウンロード
アメリカは人種差別で成り立っていた国だった
インディアンは従わないので殺す
アフリカ黒人はおとなしく働くので奴隷として使う
中国人はおとなしいがお金を狙うので殺す
日本人は自分たちより優れているので移民を禁止する
1919年、パリ会議で日本が提案した諸国平等の提案はアメリカによって拒絶
それでも、日本人はアメリカは正しいと仮定している理由
アメリカの正しさをアメリカ人から見ると
(平成25年5月10日)
武田邦彦





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最終更新日  2013.05.13 13:32:40
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