KAYO in ENGLAND

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2006年04月12日
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カテゴリ: つぶやき
きのう、日本から本がやっと届いた。

博士の愛した数式

civaka さんの日記を読んで、この本を読みたくなって。
到着早々、一気読み。

数学が題材になってる小説なんて滅多にない。
しかも、それがベストセラーになるなんて。

なかなか良かった。
何が、って、数学へのアプローチの仕方がいい。
数学とは無縁な、家政婦の「私」が、

生活の中で見つけた数の約数を探す。
友愛数を見つけようとして、完全数28を発見。

1から10までの自然数の和を、
どうやったらうまく求められるのか、
自分なりに試行錯誤する。

博士が私やルートに数学の概念を押し付けないところがいい。
感じさせて、考えさせて、
数学とは関係なさそうな意見も受け止めて、
数学の世界を、模索させる。

数学への取り組み方は、これだ、と思う。

学校の授業で、

生徒の立場で、数の世界を模索して、
模索しているうちに、
今まで気付かなかった世界を体験している。

シュタイナー学校では、
自然にそれが行われていることなのだけど、


いっつも概念を押し付けられて、
それが絶対的なことで、理解しなきゃいけなくて。
考える隙間もなにもない。

ここに出てくる数学の大方が、
整数論の範囲内だというのも好感が持てる。
完全数も友愛数も、三角数も、
実は(日本の)学校の教科書に載っているのだけど、
片隅にトピックス的な扱いしかされていない。
掘り下げると面白い分野なんだけど。

この小説を書く前に行われた、
小川洋子さんと藤原正彦さんの対談で、
どんなことが話し合われたのかな。
興味津々。






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最終更新日  2006年04月12日 23時50分09秒
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