わんこでちゅ

あの川のむこうは、、11







「ナンシーがしゃべった!」

カークは驚嘆の声を上げ、天を仰いで力のかぎり遠吠えした。

「お母さーーーーんありがとう。本当にありがとう。僕はもう大丈夫だよ。うぉううおぅーーーん。」

遠吠えはお母さんのところに届いたかどうかわからなかったが、暫くの間切なく優しく森にこだましていた。

その後カークは屈みこんで、ナンシーにたずねた。

「ナンシー森のむこうに一緒にいくね?」

ナンシーはこくっくり頷くと、

「私もあんなお母さんに会えるかしら、、。」

そうカークに聞き返した。

「きっと会えるよ。僕にはわかるよ。さあ、いこう!」



douwa11

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本童話の著作権は ちゃにさん もちぽ1980 さんにありますので、絵、文ともに他での使用を禁じます。文章アップ2004.3挿絵アップ2005.4














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たいせつなものをなくしたら、、泣いてもいいよ。思いはとどくから、、


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