茶楽人の茶の湯

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2005年10月09日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
ああ、本当に気持ちの良いお茶畑でした。

それにしても朝早く出かけるつもりがすっかり寝坊をしてしまい、朝食も採らず家を出て電車に飛び乗りました。何せ、3時間ほどかかるので一本でも早く電車に乗りたかったのです。

そして、電車を乗り継ぎ乗り継ぎ、JR東海道本線金谷駅に到着したのが11:30くらい。さて、先に志戸呂焼の窯元に先行くべきか、それともお茶の郷に行くべきか。

時間から行くと窯元に行くには失礼な時間と思い、まずは電話一本入れ、お茶の郷に先に行くことにしました。

タクシーで行くか歩いていくか。一眼レフカメラ持参だったので写真を撮りながら行くか、と歩いて行くことにしました。しかし、駅にあった地図は私の理解力では難しく、あてずっぽに歩くしかなく、不安とともに歩き出しました。ただ地図にあった石畳の道には何となく興味が湧いて、途中その看板があったのでその道を通ることにしました。

その道は平成に入ってから有志の方たちによって復刻されたものでしたが、風情あり、そして、足裏健康に最適。そう、とても歩きにくくしかも苔むし始めていて、それに昨日雨が降ったこともあり滑って滑って仕方ありませんでした。

駅から徒歩15~20分のその場所は、行けども行けどもたどり着きそうにありません。それでも、ずっと茶畑の間を歩いていく途中、お茶の畝を渡る風は、今までに感じたことのない空気を私に感じさせてくれました。

見渡す限りお茶畑なので、お茶の畝だけの山肌を渡ってあがってくる風はそれをさえぎる建物はなく、風の神がお茶に魔法をかけながら飛び回っているようです。(少しメルヘンチックでしたね。)湿り気があって、さぁっと流れるこの風がないとおいしいお茶は出来ないのですね。きっと。

あまりに茶畑が美しかったので、何度もカメラのシャッターを押してしましました。

そしてようやくお茶の郷に到着。思ったよりも随分モダンな建物で、富士山が一望できるように富士山側はガラス張りになった建物でした。残念なことに今日は分厚い雲にさえぎられ、日本一の山を見ることは出来ませんでした。

お茶の郷は私には満足の行く施設で、アジアのお茶に触れたいと思っていた私でしたが、お茶の郷はアジアを超え、世界のお茶を見せてくれる施設でした。

そしてお茶室も素敵です。うちの流祖の住まわれた、伏見奉行屋敷の鎖の間や平安時代の寝殿造りの泉殿に見立てたといわれる建物、それと松花堂昭乗
の僧侶の書院が一体となり、茶室として復元されています。

さて、いよいよ志戸呂窯の窯元へ行くことにしましたが、一旦金谷駅に戻り、大井川鉄道に乗っていきます。五和(これでゴカと読みます。)駅を降り、歩くことまたしても15分。やっとたどり着き、ギャラリーに通していただき、窯元の昌子さんとお話をさせていただきました。

志戸呂焼というものをほとんど知らないので、と理を入れると丁寧に説明くださいました。




そして昔の壷よ、と見せてくださった大きな壷は釉薬の感じが古瀬戸によく似ています。それもそのはず、江戸に入ってから徳川家康が瀬戸の陶工に移住させて作らせたのですから。

さて、私は記念に何か頂いていこうと思っていたので、最初に飯茶碗ですよ、と教えていただいたお茶碗を頂いていくことにしました。この飯茶碗、薪窯の魅力で、黒い釉薬が一部赤く流れているのです。確かに抹茶茶碗の趣きとは少し違いますが、抹茶茶碗に見立てさせていただくことにしました。

早速、明日お稽古で使わせていただきましょう。

さて、今日はなかなか終わりません。まだまだ続きます。そして灰の話。

今日もこの窯元でお話をしている際、裏千家をされている女性がいらっしゃり、灰の話になりました。彼女は何より灰を拝見するのが良いといわれ、うちの流儀の灰は美しいと言っておられました。ここのところ、灰については私の心の中にわだかまりがあったので、ちょっと待ったとばかりに、正直私はうちの流儀の灰より、裏千家の灰のほうが好きだということをぶちまけました。

そしてうちの灰は毎回風炉から上げないと、湿っているばかりに風炉を傷めてしまうこと、毎回篩いにかけないといけないということを話してすっきりさせました。

最後に心のうちをぶちまけて失礼しました、と申し上げると同席したうちの流儀の男性が、灰をぶちまけたね、と。皆で大笑いしながら窯元を後にして岐路に着きました。

またこの地には行きたいと思いました。大井川鉄道はSLが走っており、コスモスが咲いていたので、コスモス越しにSLを撮りたかったのですがシャッターチャンスを逃しました。そして、今日は秋祭りでこれも風情ある様子でシャッターチャンスもたくさんありそうでした。また、秋に行きたいと思います。そして、5月のお茶摘みのころまたいらっしゃいと言われたので、是非訪れたいと思います。






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最終更新日  2005年10月10日 01時07分31秒
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