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千里の夫、ジョンです。前回は千里の逝去を報告したのですが、今ブログを開いてみると、皆様からたくさんのコメントを頂いていました。まずは天国の彼女に代わってお礼を言わせてください。本当にありがとうございました。ネット上とは言え、千里がこんなにも温かい人たちと一緒に闘い、励まされていたこと、本当に嬉しく思います。感謝しています。でもね、実を言うと、私自身が千里のブログを熟読したり、皆様のコメントを過去も含めて読んだり、さらに皆様のリンク先のブログを拝見するのは、今回初めてのことなのです。だって、千里は死の直前までブログの存在を私に黙っていたし、私自身、彼女の死から今日まで怖くて涙が出そうで、しっかりとブログに向き合えなかったから。千里は、最後に手が動かなくなり、おそらく死を意識した時に、私にブログの存在を伝え代筆を頼んだのですが、私には一つの疑問が残っていました。それは、「何故ブログを黙っていたのか?」ということ。千里は、その理由を明確に言いませんでしたが、改めて彼女のブログを丹念に読んでみて、今その理由がわかりました。それは彼女の闘病生活の中で、多くの辛い事や悔しい事があったと思うのですが、その気持ちを家族にぶつけることなく、どこか吐露する場が、正にこのブログだったんですね。例えば、最後の8月に家族で沖縄旅行したのですが、私とユータとピースケは、そりゃ男3人ですから、「ワーイ」って海に走って行って飛び込んでしまう。千里は癌の疼痛や息切れもあるし、何よりほとんど歩けない状態だったから、ビーチのカフェで1人ジュースを飲んで待つしかない。男3人が海から戻ってくると、千里はいつも満面の笑顔で「楽しかった?よかったねえ」と迎えてくれる。ユータとピースケは「すごく面白い!今度は貝を集めてくるよ」って、また飛び出す。私も後を追う。彼女は、「楽しんできな」と1人残る。沖縄旅行に限らず、これが闘病生活中のパターン。仕方が無いとは言え、男3人がアクティブに楽しみ、病気の彼女はいつもニコニコ1人で待っていた。でもね、真実は違ったんですね。それは男3人が出かけて行った後、千里は人知れず、いつも泣いていたこと。沖縄のカフェでも、芦ノ湖のボート乗り場でも、温泉でも、「私も海に入りたい」「子供と一緒に歩きたい」「何で私だけが・・・」って、千里は1人泣いていた。辛かったろうし、悔しかったことでしょう。でも、「涙はブログに書けばいいから、家族には笑顔で」たぶん彼女はそう決めていたからこそ、ブログの存在をずっと隠していたんですね。「千里らしい優しさ!」って、私は確信したんです。それにしても、「あの笑顔の裏には、いつも涙があったのか・・・」そう思うと、今度は私が涙出てきましたよ(涙)。すみません。「あいかわらず気づくのが遅いよ!」って。あっ、なんか今、天国の千里が、そう言っている気がしました(苦笑)。本当に頑張っていたんだね。ごめんね、千里。ありがとう。また会いたいなあ~。こっちでは子供たちの笑顔も増えてきたからね。じゃあ、また。以上、今日は皆様へのお礼と天国の千里へのメッセージ、この場をお借りして書かせて頂きました。ありがとうございました。
2009年12月23日
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千里の旦那、ジョンです。12月5日17時28分、千里は息を引き取りました。私とユータとピースケ、彼女の両親、姉夫婦、私の両親、皆に看取られて苦しむことなくスーッと呼吸が止まり亡くなりました。ユータ(11歳)とピースケ(7歳)は、母親の死を受け入れることができず、1時間も遺体を揺り動かして「起きてー、起きてよ、お母さん」と泣き叫んでいました。かわいそうでした。私も大泣きでしたが。今から思うと最後に交わした言葉は、前日4日の「一緒に東京タワーの夜景が見たい」でした。千里は、3日まではなんとか普通の会話をしていましたが、4日の午前中から急激に血圧と血中酸素飽和度が下がり、ほとんど昏睡状態になりました。しかし、4日の18時ごろ、突如目を覚まし、私に「東京タワーを見せて欲しい」と言ったのです。そこからベッドの周りの荷物を片付け部屋から出して、ベッドを90度の大回転。眼下に東京タワーの夜景が広がりました。私:「見える?」千里:「うん見える。綺麗だね。ありがとう」そんな言葉を最後にまたこん睡状態に入りました。最後に大好きな東京タワーの夜景を一緒に見ることが出来てよかったです。これは私の一生の宝物になりました。思えば、千里との闘病生活は4年半。振り返ってみると、苦しくとも一緒に調べ、考え、行動した。彼女とはまさに戦友でした。変な言い方ですが、病気のおかげで普通の家族よりも何十倍も絆が深まった気がします。彼女には「ありがとう、お疲れさま」とも言いたいです。最後になりますが、やはり私はガンが憎い。今も多くの方がこの病気のために苦しんでいるかと思うと、いたたまれない気持ちになります。この病気が人類から無くなる事を切に願い、このブログを終了したいと思います。今までご愛読いただき、本当にどうもありがとうございました。
2009年12月16日
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