2009.11.25
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カテゴリ: 栄養療法
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詳しくは下記のページをご覧下さい。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/special/chokugen/20091125_01.htm?from=yoltop
発育発達学の 東海大学教授 小沢治夫先生の記事

朝食をしっかり食べる子は平均点が10点も良い

日本の子供は、なぜ授業でたくさん寝るようになってしまったのか。

いじめというと、心の問題に話がいくわけですが
体の具合が悪くて それが乱暴な行動や無気力になって出てくるということがあるわけです。

私は教師になった当時から、校医の協力を得て血液検査をやってきました。
30年前、その5年後も10年後も貧血の高校生はゼロでした。

ところが、今から15年くらい前に42%が貧血という結果が出た。それ以後は毎年多い。
自分の学校だけではなく、Jリーグのユースの年代や ほかの学校で調べても多かった。

おそらく今、大人も特に若い人で貧血が相当多いだろうと想像できます。

ヘモグロビンが足りないというだけでなくて
血清鉄やフェリチンという貯蔵鉄が足りない場合があって

貯金がほとんどなくて動いている子供が多い。
大量の血液を使う活動をやった瞬間、貧血になるという子供が多いのです。

しっかり食べている子供たちは体温が高く、食べていない子供たちは低い。
冬眠状態のクマのような生活です。

体温の高いグループは、朝から登校意欲がある。
今の子供たちが学校に行きたくないと言ったときの
原因の一つに体調不良が推察されます。

低体温状態で体が起きてこない。
学校が嫌いでも、先生や友達が嫌いでもないのに、学校に行きたくないということです。

朝食をしっかり食べているグループと食べていないグループでは
体力が全然違う。
英語、数学、理科、社会でも平均点で10点も違う。

こういうことを私は、次々と学会やジャーナルに発表し
文部科学省のワーキンググループにも加えられました。

文科省の調査でも、英、数、国、理、社、どの教科でも
しっかり食べている子供ほど点数が高いとわかって
現在の「早寝早起き朝ごはん」という国民的キャンペーンに発展したわけです。

女子栄養大学の小林正子先生の5000人のデータですが
朝食をしっかり食べていない子供たちは、47%が自分がキレやすいと感じています。

もちろん、食べていても35%がキレやすい、キレることがあると答えているので
食べたらキレなくなるわけではありません。

北海道教育大学時代に、小中高校生9060人を調べました。
中学生、高校生の約72.2%しか朝食を食べていないというデータが出ました。

熊本県では、朝食で1品より2品、2品より3品と、品数の多いほど成績が良かった。
小学生では400点満点で30点差、中学生でも500点満点で約30点差があった。

ちなみに、個食よりきょうだいだけ、きょうだいだけより家族そろって食べるほうが
約10点成績が良いとも出ました。1万1000の家庭ですので、この傾向はまず間違いないだろうと思います。


厚生労働省のデータで朝食の欠食率を見ると、30代、40代の親の世代が食べていない。
これが子供たちに伝播しています。

親の問題について、大阪の学校について調べたら
早起きする家庭の子供たちは94%が朝食を食べています。

遅起きだと88%。とにかく遅寝をする家庭の子供たちは
朝ご飯を食べなくなり、子供がだめになる。これは家庭の責任ということですね。

2008年は1万4420人を調べてみました。
体力も学力も低いグループは、朝食を食べておらず
3分の1しか湯船につかっていません。遅寝、遅起きで、2人に1人は寝過ぎです。
広島県教育委員会のデータでは、すごく寝ている子も成績が低いのです。

北海道では、QC(Quality Control)シートを使って
何時に起きて、何時に寝て、大便が出たかなどを聞いていく取り組みもしました。

その結果、朝食摂取率は上昇し、8割しか食べていなかった学校が2年間でかなり改善できました。
QCシートで自己管理能力を高めた子供たちは成績も上がっていきます。

長野県・伊那地方でも、9割も朝食を食べるようになった。
ちゃんと地域や保護者や学校が手をとり合って子供のことを考えれば変わるんです。

そして、朝食摂取率100%という学校を見つけ出しました。体力抜群、学力も抜群です。
こういう学校がいくつもあるということを、国はもっと発信すべきです。

体力や学力が高い子供たちは、朝食をしっかり食べ、1日1回大便が出て、体調がよくて
学校に行くのが嫌にならない。学校で眠くならない、よく動く、風呂に入る。
夜に外出しない。7時間ぐらい寝るということがわかりました。

人間を変えろ、人生を変えろと言っても無理。一番変えやすいのは習慣です。
習慣を変えれば行動が変わり、行動が変われば態度が変わり、態度が変われば
人格が変わり、心が変わり、そして運命、人生が変わる。これは中国の故事です。
習慣の第一は朝食。しっかり食べれば、気力も体力も学力も上がります。

**********

素晴らしい記事ですね!
貧血やフェリチンなどの貯蔵鉄のことも分かっておられ
この方 ただ者ではないですね! 
しっかり朝食を食べることから始めましょう!!
かといって 糖質を摂りすぎると眠くなってしまうので
白いご飯・白いパンはやめて、糖質は控えめにしましょう!






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Last updated  2009.11.26 19:08:10
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