全30件 (30件中 1-30件目)
1
こんにちは、ツマコです。今日は収入のお話。翻訳者を目指している人にとっては一番関心のあるトピックではないかと思います。実務翻訳者の収入については「翻訳ジャーナル」などに時々載っていますが、本当のところどうなんでしょうかね。今から約10年くらい前、私がインタースクールに通っていた頃、結構なんでも話してくれる先生がいました。この先生は若い頃は通訳をされていたのですが、年とともに体力的にきつくなってきたので翻訳に転向されたということでした(こういうケースは多いそうです)。その先生曰く、年収800万くらいなら普通に働いて(つまり1日8時間労働で)、稼げるということでした。しかし、1000万円を超えようとするとそういうわけには行かず、先生のご友人で年収1200万円位稼いでる翻訳者さんは休みなしで朝から晩まで仕事ばっかりしているそうで、先生は「私はあそこまでして、稼ぎたくない」とおっしゃっていました。10年前の話なので、今とは状況が違うかもしれませんね。また、クライアントと直接取引した場合、2倍以上にはなるでしょうし。
Sep 7, 2008
コメント(21)

こんにちは、ツマコです。2日ほど読書の話題が続いたので、翻訳の話題でも。私は翻訳メモリを使用して作業をしているので、原稿をデータ化する必要があり、「読んでココ」というソフトを使っています。このソフト、認識率は高いと思います。しかし、クライアントからの原稿が学術誌をコピーしたもので、それがエージェントにファックスで送られ、それをエージェントがスキャンしてPDFファイルにし私のところへ送るとなると、原稿は非常に読み辛いものとなり、「読んでココ」もご機嫌が悪くなるのか、認識率がかなり低くなります。打ち直すのは、面倒。だいたいPDF原稿にされている時点で、読めなくなっている文字や記号があります。正直、こんな案件パスしたい。ワードやパワーポイントのファイル、テキスト変換可能なPDFファイルなら時間が大幅に短縮できますから。実際、仕事が詰まっている時はそうしたこともありますが、基本的に貧乏性の私としては引き受けたい。それにまず、「原稿が読み辛いから引き受けません」というのはプロとしてどうよ?と思います。私の経験上、こういうことが起こるのは原稿が学術誌に掲載された論文である場合です。社内作成資料ならデータがありますから。で、どうするか。私の場合、オンラインでそのPDFファイルの原稿を買います。値段には幅があって約15ドル~60ドルというところでしょうか。データ原稿作成に1時間もかけるくらいなら、さっさと60ドル払って翻訳作業を開始してしまいます。もちろん、これはエージェントにもクライアントにも請求しません。そして、納品の際、この買った原稿を添付します。まず、エージェントが喜んでくれます。編集時間が大幅に削減されますから、そうですね、これは昨日紹介したように水野さんが現役時代にされていたことと同じです。私も最近それを知って、「私も同じことをしていたのか」と嬉しくなりました。「ええっ、そんなのもったいない」と思われる方もおられるかもしれません。でもね、「千円札は拾うな」の著者、安田氏もおっしゃってます。「売り上げは金で買っていると思わなければならない」のです。人気blogランキングへ
Sep 6, 2008
コメント(0)

こんにちは、ツマコです。読書の話題が続いたので、今日は翻訳の話題でも。産業翻訳をやっている人や目指している人なら当然ご存知の水野麻子さん。私が翻訳業を始めようといろいろ雑誌を読み漁っている時に、その存在を知りました。水野さんは特許翻訳者をされていましたが、現在は引退され、執筆とコンサルティングを中心に活動されています(ご本人のオフィシャルサイトhttp://www.saglasie.com/about/による)。この水野さんのサイトには翻訳者として稼いでいく上で重要な情報が詰まっていると私は思います。これは「翻訳年収が2千万円を切ったことがない」というご自身の経験に裏打ちされています。山岡洋一氏の「翻訳とは何か―職業としての翻訳」が翻訳者として精神論とか心構えを説いたものであるとすると、水野さんのサイトは実践論と言えるでしょう。最近になって水野さんのサイトをまた読み返すようになりましたが、仕事を始めたばかりの頃には心に留まらなかった部分に引っかかったり、新しい発見があります。水野さんはデータのない案件は受注しないことにされていましたが、紙しかないと言われれば、受注できるスケジュールであれば受注してご自分でOCRにかけ、何百件も紙からOCR化してこられたそうです。そして、こういったデータを納品時に添付されたそうです。もちろん、クライアントは喜びますよね。水野さんは「取引をする相手が翻訳会社であろうと企業や特許事務所であろうと、突き詰めてしまえば人と人とのつながりで成り立っています。よい取引関係、よい仕事を続けていこうと思うのならば、相手の感情の問題を避けては通れません」とおっしゃっています。先日のレバリッジ・リーディングの続きになりますが、これはメモして繰り返し読む必要がありそうです。人気blogランキングへ
Sep 6, 2008
コメント(0)
![]()
大昔、私が中高生だった頃、私は活字中毒でした。家にある父の本は片っ端から読んでいたし、1ヶ月で80冊読んだこともありました。志望大学の入試の国語で明治文語文が出るため、鴨長明、坂口安吾、幸田露伴まで読んでいました。しかし、大学に入ると「字なんて読む気ないよー」モードに突入し、就職してからもほとんど本を読まなくなってしまいました。大学院に入ってからは論文は毎日読んでいましたが、それだけ。翻訳の仕事を始めてからは、医学の教科書や辞書(辞書は読み物です)、学術誌だけ。で、産後、育児と家事・仕事の両立という壁にぶち当たって、十数年ぶりに読書に目覚め、その大切さに気づかされました。遅い!ああ、せめて日本で社会人やってる時にもっと本を読んでおくんだった、と悔やまれます。違う人生があったかも。というわけで今回は「レバリッジ・リーディング」(本田直之著)。本田さんは「読書は投資活動そのもの」と言います。そして、「忙しくて、読書をする暇がない」のではなくて、「本を読まないから時間がない」と続き、速読ではなく、多読を勧めています。多読の力とは、「他の人が何年もかけてつかんだ経験やノウハウにレバレッジをかけることで、さらに大きなリターンを得ることができる」と定義されています。私は特に時間管理に興味があったので、この本の教えに従い、「目的を明確に」し、時間管理に関する本を「カテゴリートップランク買い」することにしました。まだまだ多読の域に達していませんが、効果は出ているように思います。こうやってアウトプットの時間が捻出できるようになったわけですし。そして、本田さんが強調するのが「読書後のフォロー」。本の重要な部分を抜き書きしたメモを作り、このメモを繰り返し何度も読むことです。これはやってみると、本当に大事だなとわかります。読んだ時点で、「おおっ」と思っても忘れてしまうので。最後に一言。「読書をしない一流のビジネスパーソンは存在しない」レバレッジ・リーディング人気blogランキングへ
Sep 5, 2008
コメント(0)
![]()
お久しぶりです、ツマコです。前回の更新から2ヶ月以上も経ってしまいました。相変わらず仕事が忙しかったのもあるのですが、インプット(読書&オーディオブック)に励んでいました。いろいろ読み聴きしましたよ、この2ヶ月半。でも、勝間和代さんがおっしゃってるようにインプットだけで終わってはだめなので、そろそろアウトプットしていく必要があるんですね。ということで、1冊目。さっき、聴き終わったばかりの「千円札は拾うな」(安田佳生著)。一番、心に残ったのは「今の時代、勤勉の対極にあるのは怠惰ではなく、不変」というメッセージでした。「現状維持は後退の始まり」に通じるものがありますね。新しいもっと効率の良いやり方、仕組みを日々考えていかないといけないわけですよ。何も考えず、昨日と同じことを「一生懸命」繰り返しているのは努力ではないのです。私の場合、これをどのように翻訳業務に反映していくかですが、やはり親指シフトの導入が真っ先に浮かびました。読んですぐ訳が浮かぶ案件の場合、今の倍の速さで入力できたら、時間当たりの収入が2倍になるわけです。こんな効率化はなかなかないですよね。それには親指シフトを習得するための時間を捻出する必要がある。でも、仕事はどんどん入ってきて納期は迫ってくる。どっちを取るかというと、目先の収入になってしまう。だけど、それはだめなんですね。勝間さんも「緊急性は低いが、重要性は高い」ことに時間を投資すべきとおっしゃてるし、やります(と宣言してみる)。それと、翻訳メモリも機能を使い切れていないと思うので、ちょっと勉強しないとなぁと反省しました。未だに辞書の作成に戸惑ったりしているのは情けない話です。「読んでココ」も新しいバージョンをチェックしないと・・・。最近、新しい医学書や辞書もチェックしてないよ。と、やるべきことの多さに気づかされた1冊なのでした。千円札は拾うな。人気blogランキングへ
Sep 1, 2008
コメント(0)

こんにちは、ツマコです。先日の問題ですが、解説付きで答えをお知らせしようと思っていたのですが、仕事が忙しくなってきたので、とりあえず答えだけ。1.Women's clothing2. DVDs on sale3. Two weeks' holiday皆さん、全問正解でしたか?人気blogランキングへ
Jun 17, 2008
コメント(0)

こんにちは、ツマコです。先日の問題ですが、解説付きで答えをお知らせしようと思っていたのですが、仕事が忙しくなってきたので、とりあえず答えだけ。1.Women's clothing2. DVDs on sale3. Two weeks' holiday皆さん、全問正解でしたか?人気blogランキングへ
Jun 17, 2008
コメント(0)

こんにちは、ツマコです。皆さん、apostropheの使い方について自信はありますか?結構、ややこしいんですよね、これが。先日終了したBBCのテレビ番組The Apprenticeの第6週に、2人の候補者が"National Singles Day"のどこにapostropheを置くかで3時間もグタグタやったあげく、デイリーテレグラフに問い合わせして、やっと解決していました。この2人、プロフィールによると、University of ExeterのBA(文学士)とEdinburgh UniversityのMA(文学修士)を持っていて、しかも2人ともHons(優等学位)で修了してるらしいです。しっかりしろよ...。で、正しくは、"National Singles' Day" です。この番組はかなり人気があるので、その後、apostropheが注目を集めたのか、BBCが街頭で道行く人々に、以下のような問題を出していました。さて、apostropheはどこに置けばいいか、または必要がないかわかりますか?1.Womens clothing2. DVDs on sale3. Two weeks holidayネイティブでも不正解者がいましたし、スタジオのキャスターも迷っていました。まあ、私達も日本人だからといって、「日本語、完璧です!」というわけではありません。「おざなり」と「なおざり」はどう違うのかと聞かれて、即座に明確な説明ができる日本人は少ないでしょう。違いが気になった方は「日本語誤用・慣用小事典」(国広哲弥著)を読んでみてください。面白いですよ。日本語力の強化にも役立つと思います。さて、前記の質問の解答ですが、後日また、お知らせしたいと思います。もったいぶって、すみません。人気blogランキングへ
Jun 15, 2008
コメント(0)

こんにちは、ツマコです。最近、日本でも学力低下が懸念されているようですが、ここイギリスもかなりキテます。先日、BBCの朝のニュースで聞いた話です。日本在住の方はご存じないかもしれませんが、イギリスのスーパーマーケットに行くとよく、Buy One Get One Freeというセールのフレーズを見かけることがあります。これは「1つ買ったら、もう1つタダであげます」という意味です。ということは、2つ買ったら1つ当たり半額、50%オフってことですよね。同様に、Buy Two Get One Freeだと、「2つ買ったら、1つタダであげます」ということで、約33%オフになるわけです。このブログを読んでいる方でこの計算ができない人はおそらくいないと思います。ところがですね、ニュースによると、イギリスでは大人でも Buy Two Get One Free と 40% OFF のどちらが安いか分かってない人が多いらしいのです。で、ニュースに出てきたおばちゃんは、「将来、数学なんて使わないんだから勉強する必要がないと言う生徒に、数学は日常的生活にも必要なんだということを教える良い例」みたいなことをコメントしていましたが、これって日本だと小学生の算数の範疇では?常日頃、博士課程にいるイギリス人学生の馬鹿さ加減に辟易している夫にこのことを伝えると、「最近のクレジットクランチ(信用危機)で自宅を差し押さえられる人達が続出しているけど、こんな計算もできないから自分の収入から考えてありえないようなローンを組んでしまって、当然そうなるわな」と妙に納得していました。がんばれ、イギリス人。人気blogランキングへ
Jun 14, 2008
コメント(0)
![]()
こんにちは、ツマコです。皆さん、翻訳作業にインターネットを活用されていますか?当然、お答えはイエスですよね。当たり前すぎて「バカにしてるのか?」と思われる方もいるでしょう。ご存知の通り、翻訳者(ここでは英日とします)にとって英語力、日本語力の他に調査力が極めて重要です。私は医学論文を日本語に訳すことが多いのですが、最先端の研究に関するものである場合や特殊な分野のものである場合、出てくる用語が辞書に載っていないこともあります。そういう時はグーグルで検索し、信頼のできるソース(大学や医療機関など)から訳語を割り出します。また、ヒットするのはその論文だけという場合もあり、その時はその旨をコメント添付し、原語表記としています。専門用語の意味がよくわからない場合は、論文執筆者のサイトに行くようにしています。執筆者はたいていアカデミックなので、所属大学のサイトには研究内容が紹介されており、用語の定義を見つけることもできます。グーグルのイメージ検索も画像診断や医療機器の翻訳には非常に役立ちます。このような感じで私は翻訳作業時にグーグルを活用しており、専門辞書がなければ翻訳ができないのと同様、ネット検索なしに翻訳はできないと思っています。特に科学技術論文というのは専門性が非常に高く、最先端の研究成果が発表されるものですから、既存の辞書で対応しきれるわけがないのです。ところが、ですよ。最近、私はものすごいショックなことを発見したのです。それは、取引先エージェントの1社が翻訳作業における検索エンジンの重要性を全く理解していなかったということです。具体的な詳細は書きませんが、チェッカーさんが複数のワードからなる1語の専門用語を形容詞がついた普通の単語だと解釈していたため、説明を何回か試みたのですが、年配の方なのかグーグル自体をご存じないようで、埒があきませんでした。イメージ検索すればそのもの自体の写真が出てくるのになぁと思いながら、私もそれ以上説明するのは時間の無駄と割り切り、クライアントからクレームを受けるのも私ではないので、「そうでしたか」と受け入れました。同時に「この会社、やばいかも」と思い始めました。私がクライアントでそのミスに気づいたら、「専門用語、はずしやがって。ネットで調べられる程度のものなのに」と思うでしょう。グーグルの活用については「翻訳に役立つGoogle活用テクニック」(安藤進著)がお勧めです。時間がなくても、第1部基礎編だけは読んだほうがいいと思います。翻訳に役立つGoogle活用テクニック人気blogランキングへ
Jun 13, 2008
コメント(0)

お久しぶりです、ツマコです。前回の日記から1年半近く経ってしまいました。その間、掲示板に書き込んでくださった方に返事も書かず、大変申し訳ありませんでした。実は、私、出産していたのですよ。予定日の数日前まで大型の案件があって忙しく、産後は1ヶ月経たないうちに仕事に復帰し、家事と育児に追われ、ブログを更新する余裕がありませんでした。ありがたいことに、子供を産んでも受注は減らずという状況だったのですが、あまりの忙しさに「なんか違う」と感じ始めました。イライラすることが多くなってきたのです。翻訳専業になってすぐ、途切れることなく受注をいただけるようになり、早5年目に入りました。これまでは目の前のことをこなすだけで精一杯でしたが、「もうちょっと中長期的に、他のビジネスも考慮に入れて、将来のプランを立て直す必要があるのでは」と思うようになりました。そんな時、「お金は銀行に預けるな」を読み、その著者である勝間和代さんの考えに感銘を受け、他の著書も読み始めました。また、最近取引先エージェンシーの将来性に不安を感じていたことや、もっと自分や家族の時間を優先したくなったことから、仕事をできるだけセーブして将来のための勉強に投資することにしました。勝間さんはインプットした勉強内容をブログなどでアウトプットすることを勧めていらっしゃいますので、私もこれを機会にブログを復活させることにしました。なかなか更新できないかもしれませんが、よろしければお付き合いくださいませ。人気blogランキングへ
Jun 11, 2008
コメント(0)

日本人に比べて動物愛護の精神に満ちた(と自分で思い込んでいる)イギリス人は多いです。街中で動物愛護団体が署名運動や啓蒙運動をしている姿をよく見かけます。実は私、あまりそういうのが好きではないのです。なんとなく偽善を感じるので。一度、捕鯨反対の立場を取るイギリス人女性と話したことがあるのですが強烈でした。私にしてみれば、鯨も牛も豚も食用動物に変わりはないので、なぜ鯨だけを彼らが特別視するのがわかりませんでした。それでその理由を聞いてみたところ、彼女は得意げに「鯨は私達と同じ哺乳類、私達の友達なのよ。そんな友達を殺して食べるなんて、人殺しと同じよ」と言い放ちました。「えっ?牛も豚も哺乳類では??」と思いつつ、「でも牛とか豚も鯨と同じ動物だと思うけど。それは食べてもかわいそうじゃないの?」と聞くと、「ああ、牛とか豚は私達が食べるために飼われているからいいのよ。鯨は自由に海を泳ぎ回っているのよ。それを捕まえて食べるなんてひどいわ」とおっしゃいました。他にもいろいろな一般人の意見をメディア等で見聞きしましたが、この問題については感情論が先に立って論理的な議論はできないようです。「鯨は仲間、鯨は友達」なのだそうです。うちの夫も結婚前、「日本人は鯨なんてよく食べるね」と言っていたので、日本から鯨の大和煮の缶詰を取り寄せ、フランスパンにはさんで黙って食べさせてやりました(ヒヒヒ)。今、彼は何よりも刺身が好きなので、鯨肉もそのまま食べるでしょう。ご両親が聞いたらなんとおっしゃることか(ヒヒヒ)。ところで、何ヶ月か前の週末、日本総領事館の前を通りかかると、イギリス人の集団が「捕鯨反対」のプラカードを掲げてデモをしていました。何枚かのプラカードには日本語と中国語が混じっていました。とりあえず、日本と中国の区別が付くようになってから出直して来い!人気blogランキングへ
Feb 1, 2007
コメント(4)

最近、ブログの更新が滞っていますが、病気で寝込んでいたわけではありません。すこぶる元気でございます。「何故、同じ日に3社も発注してくるのよ?分散して仕事くれればいいのに」という状況になっておりました。贅沢な悩みとはわかっているんですけどね。ところで、このブログのタイトルにもなっているように私は海外生活者で、現在はロンドンに住んでいるのですが、時々、びっくりするようなことを言う人々に遭遇することがあるのですよ。以前、70歳過ぎの老婦人と話す機会があった時のことです。彼女は「あなたは目があまり小さくないから良かったわね」と言われました。なぜかと聞くと、「私の知り合いに日本人がいるのよ。彼はね、目が糸みたいに細いの。だから、周囲を見回す時、頭を左右上下に大きく振り回さないと見えないのよ。いつも、そうしていたわ。だからね、私、目を大きくする整形手術をしなさいと言ったのよ」と彼女はのたまいました。そんなアホな。じゃあ、笑福亭鶴瓶はほとんど見えていないのか?彼女は「日本は中国のどこにあるのか?」とも言っていましたが、先の発言の衝撃度に比べるとたいしたことありませんでした。今後もびっくり発言をいろいろ報告していきたいと思います。人気blogランキングへ
Jan 29, 2007
コメント(6)

翻訳会社Aも私がお付き合いをやめた会社です。私はこの会社から主に英訳の仕事をいただいていました。医薬翻訳者を募集しているということで履歴書を送ったのですが、送られてきたトライアルは機械に関するものでした。しかし、内容的には一般的なものだったので、特に疑問も持たず、翻訳して返送しました。トライアルに合格してすぐお仕事をいただくようになり、取引を止めるまで2年近く定期的に受注があったのですが、その間、一度も医薬分野の案件を発注されたことがありませんでした。主に専門性のあまり高くない経済と法律が中心でした。一応、何度か「医薬分野の仕事を回して欲しい」旨は伝えたのですが、クライアントに製薬会社がいないのか、まったく回ってきませんでした。どうやらクライアントには政府機関が多いらしく、そうなったようです。翻訳レートは低すぎるということはなかったのですが、いつまでたっても医薬分野の仕事が回ってきません。政府機関が翻訳会社に発注する際に行うトライアル翻訳の仕事を集中的に受けるようになったのに、レートを上げてもらえません。それどころか、その後、「この仕事は競争入札で取ったので、通常のレートでは(会社側に)足が出るため、○○円(通常のレート以下)で引き受けてください」と言われる始末です。「そんなの貴方たちの勝手でしょう?」と言いたくなりました。勝手に安い値段で引き受けたのは翻訳会社であって、翻訳者ではありません。その件で翻訳会社に利益が出ようが出まいが、私の知ったことではありません。なぜ、翻訳者に負担を負わせるのか理解できませんでした。他にもその会社は発注書をちゃんと送ってこなかったり、指示が不十分だったりといい加減な点が目に付いたので、これは潮時だと思いました。「予定がいっぱいで、お引き受けできません」を何度も繰り返すうちに、もう連絡が来なくなりました。その会社から仕事の依頼があると、「うれしい」という気持ちよりも先にストレスを感じていたので、お付き合いをやめて正解でした。今は数社の翻訳会社さんと取引がありますが、いずれも信頼できる会社ばかりで、無用なストレスを感じることはありません。でも、なかなかそういった相手を見つけるのって難しいですよね。人気blogランキングへ
Jan 21, 2007
コメント(4)

私は論文アブストラクト(抄録)の翻訳があまり好きではありません。なぜなら、コストパフォーマンスが非常に悪いからです。皆さん、研究者が論文を執筆する際、アブストラクトをいつ書くかご存知ですか?私の知る限り、アブストラクトは最後に書きます。私もそうでしたが、それは本文を書き上げて何度も推敲し、あらゆる重要な情報が頭に入った時点でエッセンスを凝縮した1パラグラフ、つまりアブストラクトを書くのが最も効率が良いからです。そして、読者もアブストラクトを読むのがその論文の全体像を把握するのに最も効率が良いと考えます。それは間違った考えではありません。しかし、そこには落とし穴があります。まず、すべての研究者が要約の技術に長けているわけではありません。また、アブストラクトは文字数制限があるので、どうしても必要最低限のことしか伝えられません。研究者は専門家であり「自分がわかっているので、読者もこの程度の専門知識は持っていて、何が言いたいかわかるはず」と幾分省略してしまうこともあります。また、レビューアーもその分野の専門家なので、「このアブストラクトは説明が多すぎる」と訂正を求めることはあっても、「もうちょっと詳しい説明を望む」と言うことはあまりないでしょう。実際、論文を執筆したことがあり、自宅に研究者がいる私にとって、これは常識の範囲ですが、クライアント(私の場合、製薬会社)や翻訳会社がこういった事情を理解しているかはわかりません。なので、5~6本のアブストラクトを「明日までに訳して欲しい」と言われるとちょっと大変です。翻訳量はたいしたことないので、クライアントや翻訳会社としては「問題なし」と考えているのでしょう。しかし、私は全部の論文を最後まで読んで、アブストラクトを翻訳し、推敲するというプロセスを1日でこなさないといけないわけです。場合によっては、参考文献にも目を通さないといけないのです。クライアントがアブストラクトの部分しか提供してこない場合はしょうがないのですが、ご丁寧にも全文を「参考にしてください」と言って提供された場合(この方が多いのです)は、読まざるを得ないでしょう。でないと、アブストラクトなんて翻訳できませんから。私は特に医学論文の場合、英文を読むとすぐに日本語訳が出てくる状態なので、全文を読んだのに翻訳料がもらえるのはアブストラクトの部分だけなんて、なんて割に合わない仕事なのだろうと悲しくなるのです。なので、論文全文の翻訳依頼をしてくださるクライアント様は大好きです。人気blogランキングへ
Jan 17, 2007
コメント(3)

私が翻訳業を始めた頃、かなり低いレートで発注してくる翻訳会社からの仕事も引き受けていました。やはり仕事の絶対量が少なかったので、「来るものを拒まず」という感じでした。もちろん、私の専門分野でないものは受注しませんでしたが、レートに関してはかなりストライクゾーンが広かったような気がします。私の場合、専業になって1年が経過する頃には次々に仕事が舞い込むようになりました。その頃、お付き合いのあった翻訳会社から提示されるレートの中で、最高レートと最低レートでは1.5倍以上の差がありました。そうなると、どうしても最低レートの会社の仕事をするのがストレスになってくるわけです。最低レートの会社は翻訳料の銀行振込手数料を翻訳者負担にするというせこい会社でした。当然、こういった会社の仕事は引き受けたくなくなります。なので、発注があった際、レートを引き上げてくれるなら受注できる旨伝えました。すると、その会社からメールが来て、私の希望レートは「登録歴10年くらいのベテランにしか払えない」と言われました。私は「そのレートは実際、私が他社から支払ってもらっているレートなので、それをはるかに下回るレートでは今後の取引は難しいとお考えください」と返事をしました。私としては、「さあ、もうこれであの会社から仕事の依頼は来ないし、気が楽だわ」と思っていたのですが、その後数回にわたって打診がありました。それも同じレートで。その度にいちいち、説明しなおさないといけないのは時間の無駄でした。コーディネーター間の連絡も上手く行っていない会社なのでしょう。当時、某外資系企業Xはその翻訳会社にプレスリリースの日本語訳を継続的に発注していましたが、まあひどい日本語訳でした。街頭でティッシュ配りをするよりも低い対価しか翻訳者に支払ってないんだから、当然と言えば、当然ですね。私が逃げ出したくらいですから、もっと上手な翻訳者さんはそんな翻訳会社とは最初から取引しないのでしょう。この話には後日談があります。“FT Global 500”に入るような企業からは高いレートの翻訳会社を通して仕事をもらっていたので、「やっぱり超一流企業は違うわ。Xは資金がないのね」と思っていたのですが、昨年以来、高いレートの翻訳会社からXの仕事を受けるようになりました。さすがにあの日本語訳にはまいったのかもしれませんね。人気blogランキングへ
Jan 16, 2007
コメント(6)
![]()
私はアメリカに行くと体調が悪くなります。それもこれもすべて食事のせいです。なぜ、1ポーションがあんなに多いのでしょう。ロンドンに比べて食事が非常に安いので、値段を考慮してメニューを決めるととんでもない量の食事がやってきます。うちの夫はチーズケーキファクトリーというチェーン店が好きなので、アメリカに行くといつも行きます。そこで一度、前菜としてナチョス(8ドルくらい)を頼んだのですが、日本女性なら7,8人で分けても十分な量のパーティーサイズ級のナチョスが出てきました。メインも「私、牛じゃないんですけど」みたいな量です。サラダを注文しても、ギトギトのドレッシングがかかっている上、サイドにバターたっぷりのガーリックトーストが付いてきます(これはこれで美味しいんですけどね)。ブロッコリースープを注文しても、チーズとクリームがこれでもかと入っていて油分でドロドロ状態になっていたりします。「健康のために野菜が食べたいわ」と思っても、これでは何にもなりません。サンドイッチバーに行っても、ろくな飲み物が置いてありません。私はコーラやセブンアップといったソフトドリンクが嫌いなので、アイスハイビスカスティーを注文したのですが、これが「子供用咳止めシロップの原液ですか?」と聞きたくなるような甘さで吐き出したことがあります。アメリカで10日間ほど外食が続いた時は、赤いきのこのような血豆が舌に発生しました。あんなの後にも先にも見たことがありません。触るとプヨプヨと動き、痛みはないのです。とても、怖かったです。その他にも便秘にはなるし、ずっと胃もたれは続くしと最悪でした。そんな数々の健康被害にあった経験のある私が最近読んでいるのが、「デブの帝国」(グレッグ・クライツァー)。ちょうど半分ほどまで読みましたが、面白いですねぇ。尋常ではないおデブさんたちを目の当たりにして生じた「なんでそこまで太れるの?」という私の疑問について答えてくれる本です。ここイギリスでも、肥満は国会で取り上げられる社会問題です。飼い犬も同様に肥満らしくて、先日、犬用肥満薬の発売がニュースになっていました。ちなみに、アメリカ人看護婦(相撲取り並みのデブ)に「あなたみたいにガリガリに痩せた人見たことないわ。病気よ!」と言われた私ですが、日本に帰ると試着室で「こんなきっついジーンズ、入らない!」と下半身をよじってます。「あんたが病気なのよ」と言ってやりたかったです(怖くて言えなかった)。人気blogランキングへ
Jan 15, 2007
コメント(3)

私はいつも日本人経営のヘアサロンで店長に髪を切ってもらっています。カットとブローだけですが、代金は日本円にして軽く1万円を超えます。別に店長は有名なカリスマ美容師とかいうわけではありません。それにしてはかなりのお値段ですよね。でも、彼は高い技術を持っており、私はその技術に対して1万円以上払うことに「もったいない」とは思いません。実際、知人や友人だけでなく、街中で美容師と称する人からも、「どこで髪を切っているの」とよく聞かれます。うちの夫はいつも近所で一番安い2000円くらいの所に行きます。イギリスでは日本のように理容師や美容師になるための国家試験がなく、誰でもなれます。知識も何もないそうです。そして、夫の髪型はいつも左右非対称。後ろのラインがまっすぐではありません。耳の中は毛がいっぱい。ある時はうなじを傷だらけにして帰ってきました。剃刀がまともに使えない美容師に切られたそうです。私ならそんなところ、無料でもお断りです。でも、夫は「髪の毛が短くなればいい」くらいにしか思っていないらしく、店を変える気はないようです(出血までしてるのに)。美容師と同様に、翻訳者も技術を売ってお金を稼いでいるわけです。私も私の技術に対して対価を支払ってもらっています。ですから、反対に私も高い技術力に対してそれなりの代金を支払うことに躊躇しません。でも、そうでない人もいるわけですよ(例:夫)。翻訳業に置き換えると「日本語になりさえすればいい」と思っているクライアントとか。前出の店長によると予約なしでやってきて、「ここをちょっとカットして欲しいんだけど、いくらになる?」と聞く客がいるそうです。そして店長が料金を伝えると、「ええっ?そんなにするの。あそこの店ではもっと安かったのに。それぐらいにならないのか?」と値切り交渉をしてくるそうです。店長は「安いのが良かったら、そっちに行ってください。うちではできません」と追い払うそうです。それでも、店長のサロン、繁盛しているんですよね。予約が取れない日もあるし。いつも品の良い、お金持ちそうなおばさんや、パリッとスーツを着こなしたビジネスマンを見かけます。私も高い技術力を身に付ければ、彼のようなスタイルで仕事ができるようになるのかなと思います。人気blogランキングへ
Jan 13, 2007
コメント(2)

その昔、私はインタースクールの通訳科に通っていたことがあります。別に通訳者になりたかったわけではありません。留学を考えていたので英語を勉強しに英語専修コースに通っていたのですが、この過程を修了してしまい、次に通訳科か翻訳科を選ばなければならなかったのです。それで「ヒアリングとかスピーキングもしたいし、通訳科にするかぁ」と安易な気持ちで通訳科を選んでしまいました。バカでしたね~、私。通訳科というのは通訳になるための特殊な訓練をする場所で、サイトトランスレーション、シャドウィング、ノートテーキングといった技術を学ぶコースなのでした。とりあえず、学費も振り込んでしまったので通学は続けていたのですが、ご存知のとおり、インタースクールは授業が厳しいことで有名です。宿題も半端ではありません。それで結局、「通訳になるつもりもないのに、こんなことしていても意味がない」と途中で止めてしまい、イギリス人講師に個人レッスンを受けるようになりました。通訳科に通って良かった点はまず、私に通訳の素質はないことがわかったことです。私、日本語の発音が悪いらしいです。A~E段階評価でCをいただきました。先生曰く、「声がこもる」「お風呂に入っている人と電話でしゃべっているように聞こえる」とのことでした。普通、日本人通訳者は外国語から日本語の方向へ通訳するので、日本語の発音が悪いのは致命的でしょう。放送通訳者の中にはボイストレーニングに通う方もいるそうです。翻訳学校に通わなくても翻訳者になれると思いますが、通訳者は学校で特殊な訓練を受ける必要がある気がします。訓練を受けた人と受けていない人ではパフォーマンスに大きな差があるのではないでしょうか?私は「通訳には訓練が必要だが、その訓練を受けていない」という自覚があるので基本的に通訳の仕事はしません。昔お世話になった会社の方々がミーティングで欧州方面にいらっしゃる際は例外的に引き受けますが、それは私がその業務内容をよく知っていて、話の流れが予測できるからです。それ以外は怖くてとても、とても...。通訳って身だしなみにも気を使わないといけないし、大変なんですよね。翻訳だとパジャマで仕事してようが、顔にパックしたままだろうが、全然OK!ですもんね。こういう面でも私は通訳に向いていないのかもしれません。人気blogランキングへ
Jan 12, 2007
コメント(4)

皆さん、ベビースリングってご存知ですか?赤ちゃんをだっこするための布製の道具です。アメリカ人の小児科医によって開発されたそうで、最近日本でも人気のようです。お子さんがすでに大きいお母さんや、男性にはなじみがないものかもしれませんね。先日、某スリングの取扱説明書(翻訳されたもの)を読んでいた時、びっくりするような日本語が目に飛び込んできました。「貴方は今まさに親をする事のスタイルを始めようとしています」「親をする事のスタイル」ってどういうこと?具体例は何?全く意味がわかりません。そして第2弾。「赤ちゃんの体を組み立てて調整します」赤ちゃんの体って組み立て式なのか?ってことは分解できるのか?かなり売れているスリングなので多くの人がこの翻訳文を目にしていると思うのですが、皆さん、何も思わないのでしょうか?それ以前に翻訳会社やクライアントはこの翻訳で取説を出すことに躊躇しなかったのでしょうか?「クライアントがケチって未経験の翻訳者をものすごく安い値段で使ったのかも」とか「翻訳者を外注せずに、社内で英語ができる人が辞書片手に訳したのかも」とか、いろいろな想像をしてしまいました。私も国際結婚して海外に住んでいるので、かなり神経は図太くなっていると思いますが、こんなレベルの翻訳を納品するほどではないです。「こんな訳で納品したら、もう次の仕事はないな」と思います。私は翻訳会社に勤めたことがないのでわからないのですが、チェッカーさんやコーディネーターさんはこういう翻訳によく遭遇されているのでしょうか?私にとってはちょっとびっくりした出来事でした。人気blogランキングへ
Jan 11, 2007
コメント(6)

アメリカは夫と共に年3回以上行くのですが、一度3ヶ月ほど滞在したことがあります。その時、住んでいたフラットでは80チャンネル以上の番組をケーブルテレビで見ることができました。料理が趣味の私は"food network.com"のチャンネルで朝から夕方まで料理番組をつけっぱなしにして仕事をするようになりました。30分ごとに次から次へと違う料理番組が放送されるのですが、中でも私が仕事を中断にしてメモを片手に真剣に見ていたのが、Giada De Laurentiisの"Everyday Italian"でした。彼女はその他大勢のおデブちゃんシェフとは異なり、スリムで「女優でもやればいいのに」と思えるくらいの美貌の持ち主です。そして、そのレシピは「これ、普段に使えるわ」と納得がいくものばかりです。私の夫は食べ物とワインが美味しいヨーロッパ大陸某国の出身で、食べることに関してはうるさいのですが、彼女のレシピで作った料理についてはかなり評価が高いです。彼の一番のお気に入りは"Penne with Vodka Sause"。我が家ではこれにパンチェッタを加えて作ります。Giadaのレシピは私の「よく行くページ」の"Everyday Italian"で見ることができます。料理で使われる英語の表現も勉強できて、なかなか楽しいですよ。人気blogランキングへ
Jan 9, 2007
コメント(0)
![]()
今日は原稿をデータ化する時に、私が使用しているソフトについて紹介します。前にも書きましたが、私は翻訳に翻訳支援ソフトを使用しています。その際、まずデータ化された原稿が必要です。私の場合、主にテキストファイルまたはワードファイルの原稿を使用しています。翻訳会社から提供された原稿がワードファイル、パワーポイントファイルである場合や、テキスト変換できるPDFファイルならそのまま使えて問題がないのです。問題は紙原稿の場合、もしくはワードやPDFでもスキャナで取り込んだ画像として原稿が貼り付けてあり、テキストファイルに変換できない場合です。これはもう、プリントアウトして(紙原稿の場合はそのまま)、スキャナで読み込んで、OCRでテキスト変換という非常に時間と手間のかかる作業をしなければいけないわけです。私のスキャナが遅いのかもしれませんが、大量の原稿をいただいた場合にはデータ化だけで半日終わってしまうような感じでした。原稿に番号処理がしてある場合など、最悪で「こんな非効率なことをしていていいものだろうか」と悩んでいました。そして、ネットを検索した結果、見つけたのが「読んde!!ココ 」でした。「ちょっと高いな」と思ったのですが、「翻訳する時間が1日分増える」と考えると、元が取れる思い直し、買ってしまいました。まさに救世主という感じでした。テキスト変換できないワードファイルやPDFファイルの原稿も、番号処理がごちゃごちゃされていたとしても、さっさとデータ化できてしまいます。まずファイルの読み込みが早い。OCRとは比べ物になりません。最近は紙ベースの原稿をもらうことはないのですが、テキスト変換できないPDFファイルは相変わらず多いのでとても役に立ってます。これは原稿をデータ化する必要性がない人にとっては、何の意味もないソフトですが、「翻訳支援ソフトを使って翻訳するのに、原稿がデータ化されていない。困った!」という場合には、必須アイテムだと思います。人気blogランキングへ
Jan 8, 2007
コメント(2)

私がまだ大学院生として勉強していた頃、支出を抑えるため、質素な生活を送っていました。日本で働いていた時の貯金がありましたが、転職がうまく行くか、その前にマスターがちゃんと取れるのかもわからなかったので、できるだけお金は残しておきたかったのです。食生活も質素で、毎日ホモスというヒヨコ豆のペーストを付けた茹でた野菜だけとか、卵と葱のおかゆ、キムチと卵の中華麺ばかりで、肉とか魚は滅多に口にしませんでした。そんな時、スーパーで目にしたのが、ハインツの缶入りミートソーススパゲッティでした。確か80ペンス前後だったと思います。ついつい、「美味しいかも」と思って買ってしまいました。「今日はいつもと違うものが食べられるわ」と思い、わくわくしながら家に戻り、缶詰の蓋を開け、レンジで温めるためお皿に出しました。どんな匂いがしたかはもう忘れましたが、視覚的な記憶はいまだに鮮明に残っています。ブヨブヨに膨れ、見るからにアルデンテには程遠く、10センチくらいの長さにぶちぶちと切れたスパゲッティがミミズの大群のように、赤いソースとともにドローンと這い出してきました。一瞬ひるんだのですが、「形と味は別物だし」と1本つまんで食べてみました。激マズ。「温めたら、味が変わるかも」とレンジでチンしましたが、もうどうしようもなくマズい。「味付けしなおしたら、何とかなるかも」と思い、フライパンに移し、塩コショウしたり、チーズを入れてみたりしましたが、食べられたものではなく、結局、全部ゴミ箱に捨ててしまいました。これが私を苦しめた缶詰です。人類に対する犯罪と言っていいでしょう。時々、これを料理(?)して子どもに食べさせている親をテレビで見るのですが、そのたびに、「イギリス人の舌の細胞は生まれながらに麻痺している」と思わざるを得ないのです。日本には売っていないと思いますが(たぶん、売れないでしょう)、チャンスがあれば、話のネタに食してみてください。私は二度と食べませんけど。
Jan 8, 2007
コメント(0)

1ヶ月ほど日本に里帰りしていた時のことです。その日も私はダイニングテーブルで仕事をしていました。日本の自宅もLANなので場所を問わず仕事ができます。ロンドンではデスクトップをメインにしているのですが、夫の同伴で海外に行く時などはセカンドマシーンのラップトップを使っています。しばらくして、母の妹から電話がかかってきました。母の声が聞こえます。「うん、ツマコ、帰って来てるの。毎日、仕事してるわよ。」ここまではいいでしょう。次に耳を疑うようなセリフが聞こえてきました。「楽そうよー。なんか、パソコンの前に座ってパチパチやって。それだけ。あれで、1日数万円にもなるなんて、楽な仕事見つけていいわね。みんな、もっと大変なのにね」おいおい、「楽な仕事」って。傍から見るとそう見えるのでしょうか?確かに私は医薬翻訳が好きで、本当に楽しんでやっているので、苦しそうな顔をしてうなりながら仕事はしていませんが、楽だと思ったことは一度もありません。日本の女性週刊誌を読む速さで英語の医学論文が読めるようになるまで、2年ほどかかったと思います。特に、マスターコースが始まった当初は論文がなかなか読めなかったので、土日も休まず文字通り毎日論文を読み続けました。その時はかなり辛い時期でした。「自宅で空いた時間に翻訳」というお気楽なイメージがあるので、志望者が後を絶たず、翻訳教育会社が儲かるという仕組みができあがったのでしょうか。在宅翻訳者を紹介するメディアを見ても、たいていきれいな部屋で優雅にパソコンを打つ姿しか写ってないですよね。私の友人や知人も面と向かっては言わないだけで、「楽して稼いでるよね」と思っているのかと考えると、「なんだかなぁ」という気持ちになりました。翻訳は楽しい仕事ではあるのですが、楽な仕事ではないんですけどね。人気blogランキングへ
Jan 7, 2007
コメント(2)

私は自他とも認めるヘビードリンカーです。といってもアルコールではありません。お茶です。紅茶、日本茶、中国茶、フルーツティー、ハーブティーと自宅の戸棚には「スーパーマーケットかよ」(夫曰く)というぐらい、多種多様なお茶が並んでいます。仕事をする時は必ず、なみなみとお茶が注がれた大きなマグが手元にあります。これがないと落ち着きません。まさに中毒者...。これまでスーパーで売られている安いお茶から、ハロッズ、フォートナムメイソンといった高級店のお茶までいろいろ飲みましたが、私のベストワンは「フォートナムメイソン クィーンアン」です。ミルクにとても合います。必要以上に渋みがなく、でも濃厚で、はまってしまいました。紅茶はハロッズよりもフォートナムメイソンの方が美味しい気がします。ロンドンではウエッジウッドの紅茶の方が前記2つの紅茶よりも安いのですが、あまり種類がないし、いかにもお土産用という感じなので数回しか買ったことがありません。スーパーで買うお茶もまずくはありません。トワイニングのハーブティーは非常に種類が豊富です。1箱に4種類入っているシリーズもあるので、海外旅行のお土産にはぴったりでしょう。私が一番お勧めするトワイニングの紅茶はローズティーです。これはハーブティーではなくて、ローズの香りがする紅茶です。これは衝撃的でした。ちょっと優雅な気分に浸れます。そして、多々あるハーブティの中で一押しなのは"Duchy Originals Organic Peppermint Herbal Tea"です。「さわやかで、飲みやすい」の一言に尽きます。寝る前に毎日飲んでます。ちなみにこの会社はチャールズ皇太子が設立したそうです。同じ会社から出ているレモンビスケットは本当に美味しいです。食べ物がまずいイギリスにあって、これは例外中の例外です。だまされたと思って、食べてみてください。ご丁寧にも2枚ずつ子袋に密封されていて、食べた時のサクサク感がなんとも言えません。たぶん私は、また今日、買ってしまうでしょう...。人気blogランキングへ
Jan 6, 2007
コメント(2)
![]()
私はイギリスの大学院でマスターを取ったのですが、それに先立ち、大学が運営するアカデミックイングリッシュのコースに参加しました。このコースでは英語の勉強しかしないくせに、マスターコースと変わらないぐらい高い学費を請求されました。しかし、値段が高くても質の悪い物しか売っていないイギリスにおいて、このコースは例外でした。まず、先生の質が他とは全く違います。オックスフォードで言語学のマスターを取った先生など、日本の語学学校では間違ってもお目にかかれないような先生たちから英語を学ぶことができました。今日はそんなコースで推奨されていた英文法のテキストブックをいくつかご紹介します。英語で英語を学ぶというやり方はある程度、英語力がある方には新たな発見があって、良いのではないかと思います。1.English Grammar in Use with Answers2.Advanced Grammar in Use with Answers 特に2番目のテキストは英語学習上級者に適しているのではないでしょうか。CAE、TOEFL対策としても使用されているようです。CAMBRIDGE UNIVERSITY PRESSが出版しているテキストはあまりはずれがないと思います。あと、私が個人的に非常に気に入っているのは"A Communicative Grammar of English(www.peasoneduc.com)"という本です。本屋で見つけて読みふけってしまい、その場で購入してしまいました。日本で売っているかどうかわかりません。特に英語を書く時に役立つ本ではないかと思います。人気blogランキングへ
Jan 5, 2007
コメント(1)

さて、昨日の続き。翻訳支援ツールを使用する利点です。4.用語集の作成が容易であること翻訳を進めながら自動的に用語集を検索したり、検索した用語を訳文に取り込んだり、新しい用語をデータベースに追加できます。私はJammingを使用して複数辞書の串刺し検索をしています。これもかなり便利で必須のツールだと思いますが、翻訳しながら新しい用語を追加することはできません。この機能は使用してみると非常に有用であることがわかると思います。5.翻訳に必要な日数や進捗状況が把握しやすいこと原文および訳文はセグメントという単位(通常1文)に分割されて表示され、1から順に番号が付いています。全体のセグメント数から1日翻訳すべきセグメント数がわかるので、どれくらいのペースで翻訳を進めればいいか一目瞭然です。また翻訳し終えた割合も正確にわかります。以上が私が考える翻訳支援ツールを使用する利点です。翻訳支援ツールがなければ仕事ができないかと言えば、そんなことはないと思います。実際、そういったツールを使用せずに多くの仕事をこなしておられるベテラン翻訳者の方も多いと思います。まだ受注が少ない翻訳者さんにとっては、利用機会の少ない高い買い物になるかもしれません。でも、私にとってSDLXはなくてはならない仕事道具であり、本当に優れたツールだと思っているので、ちょっと熱く語ってみました。人気blogランキングへ
Jan 4, 2007
コメント(0)

今日は私が考える翻訳支援ツールの利点についてお話します。1.過去の翻訳をすべてデータ化できて、一瞬で呼び出せることこれはとても重要です。私は翻訳メモリを1つの包括的なメモリとしてと、カテゴリー別のメモリとしてと、2通りに保存しています。ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、クライアントによって好みの表現法や訳語が違ってきます。私はクライアントからリピートを受けることが多いため、「A社製品X」、「B社副作用」といったようにカテゴリー別にメモリを作っておきます。こうすることで、クライアント指定、または好みの訳語や表現をいちいち探す必要がなくなります。紙ベースの原稿で仕事をしていた時は時間がかかって大変でした。2.クライアントの要望を最大限に実現できることクライアントが参考資料として過去の原文と訳文を提供し、用語および表現の統一を依頼してくることがあります。そのような時にも過去の原文と訳文からメモリを作れば、あとは機械が新しい原文と照合し、統一すべき用語、表現を見つけてくれます。これによって、クライアントの期待にかなり沿うことができるようになります。ただ、時には明らかな誤訳や不適切な表現が過去の訳文に散見される場合があります。その時は何も過去の訳文をそのまま使用する必要などありません。新たに訳し直して、訳注を付けておけばいいだけです。医薬翻訳はIT関連のマニュアル翻訳と違って、メモリ自体をクライアントや翻訳会社から提供されることはほとんどないと思います。ですので、「マッチ率が高くなって単価が下がる」といった問題とは無縁であると考えていいでしょう。たしかに原文と訳文からメモリを作るのは多少時間がかかりますし、その間は翻訳ができないのですから、結局時間と労力のロスではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、私は翻訳業はサービス業であり、クライアントの要望を最大限に実現するのは当然だと考えています。そして、それがリピートにつながるのだと思います。3.見直しが楽であること支援ツールを使用した場合、スクリーン上では左側に原文、右側に訳文という構成になります。ご存じない方のために説明しますと、翻訳を開始する前は左側も右側も原文です。右側の原文に訳文を上書きしていくことになります。左側の原文はそのまま残ります。これは必要以上に視線を動かさないので、翻訳の際だけではなく、見直しの際にも非常に楽です。紙原稿の時は、訳文をプリントアウトして、原文と付き合わせてという作業で肩こりに悩まされました。長くなりましたので、続きはまた明日。人気blogランキングへ
Jan 3, 2007
コメント(0)

いろいろな翻訳者さんたちのHPやブログを見ていると、翻訳支援ツールの導入に肯定的ではない方も結構いらっしゃるようですが、私にとって翻訳支援ツールなしで仕事をすることはもはや考えられません。翻訳支援ツール否定派の皆さんの意見は概して「翻訳の質が悪くなる」というものですが、それは翻訳会社から提供された翻訳メモリをそのまま使用した場合に起こり得ることであって、自分で一からコツコツとメモリを蓄積していく場合には該当しないのではないかと思います。私が使っているのはSDL社のSDLXです。以前に入会していたアメリアで翻訳支援ソフトを比較した記事を見つけ、トラドスよりも廉価で使用が容易であったことから試用版を使ってみて、購入に至りました。明日はまた、翻訳支援ツールを使用する利点について書きたいと思います。人気blogランキングへ
Jan 2, 2007
コメント(0)
![]()
初めまして、ツマコです。医薬分野を専門としているフリーランスの翻訳者です。在宅で仕事を始めてから3年が経ち、今では毎日予定が埋まるほど、途切れずに受注をいただけるようになりました。さて、このブログを読んでくださっている皆さんは、多少なりとも翻訳業にご関心がおありかと思います。すでに翻訳者としてご活躍の方もいらっしゃるでしょうが、「翻訳者ってどういう人がなってるの?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。今日は初回として、私が翻訳者になった理由を簡単にお話ししようと思います。そもそも、私は翻訳者になりたかったわけではなく、自分の置かれた状況や条件を考えると、お金を稼ぐ手段として、医薬翻訳しかなかったのです。日本で数年働いた後、大学院へ留学し、外資系コンサルティング会社に転職と考えていたのですが、院で今の夫と出会って結婚したので、出張残業が多い激務のコンサルはあきらめました。かといって、無職ではいられません。物価が非常に高いロンドンで夫婦共働きは当然で、専業主婦でいられるのは夫がよほど高給取りの場合か、逆に低所得でベビーシッターを雇えない場合でしょう。夫は国際会議や共同研究で海外出張の多いドクターなので、私が同伴する機会が多々あり、フルタイムでの会社勤めは難しいと感じました。かといって、パートタイムでは稼げる額なんてたいしたことありません。「英語で論文がかけて、医学系のマスターを持っている」という点を最大限に活かせる仕事はないかと、ネットでいろいろ調べてみたところ、行き着いたのが医薬翻訳という仕事でした。それから仕事を獲得するためにいろいろ本を読みましたが、特に役に立ったと思われるものをいくつか紹介しましょう。1.稼げる実務翻訳ガイド実務翻訳とは何かについて全体像が把握できました。また、翻訳会社へのアプローチの仕方、トライアルの受け方などを学びました。私が4年ほど前に上記の本を購入した際には発売されていなかったのですが、「医学薬学の翻訳通訳完全ガイドブック」というのも現在手に入るようです。2.翻訳とは何か翻訳者山岡洋一氏の著書です。翻訳とは、「子育てが一段落したから」、「英語を使った仕事がしたい」、「自宅で空いた時間に働きたい」とかいったふざけた理由でする職業ではないのだということがよくわかりました。時々、再読して怠惰な自分に喝を入れています。人気blogランキングへ
Jan 1, 2007
コメント(2)
全30件 (30件中 1-30件目)
1