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2008年04月07日
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カテゴリ: 演劇
このブログでは映画の感想をメインテーマとしていたのであまり書きませんでしたが、
実はお芝居やミュージカルも大好きで、年間20本以上は観劇しています。

この日は青山劇場で上演されている舞台『アマツカゼ』に行ってきました。
今回の舞台は昨年解散した劇団『TEAM発砲・B・ZIN 』の主宰だったきだつよし氏の劇団解散以来最初の大仕事となる舞台。
主演は嵐の大野智。そして共演には懐かしの元光GENJIのあっくん。
きださんにとっては発砲解散公演の『ジューゴ』以来となる舞台です。
どうしても観たかったので知り合いの方にチケットをお願いをして、何とか千秋楽に行く事ができました。

舞台の感想は…あえて詳しくは書きませんが、出演者の演技はとても良かったと思います。
特に殺陣のシーンは物凄い迫力なのにしなやかさがあって本当に美しく、終始圧倒されました。

ただ、演出や脚本は良くも悪くもきださんの得意技のオンパレード。
発砲の香りがプンプン漂う感じが否めませんでした。
正直、劇団解散後のきださんが、この1年でどう変わったのかを楽しみにしていた私には少し残念な舞台でした。


そしてもう1つ…舞台中にとても残念な事件(というか事故)が起きました。
それは、幕間の休憩が終わり、第2幕に入ってすぐのシーン。
きださん演じる虱が大野くん演じる凪を責め立て怒鳴るというシーンだったのですが、あまりにも声を張りすぎてしまったせいなのか、いきなり舞台上できださんの声が潰れてしまったのです。
一言怒鳴った後のきださんの声は、本人いわくミッキーマウスのような声。
(私のイメージだと、かすれた感じの目玉の親父とでも言いましょうか)
結局、きださんの声は最後まで元に戻る事が無く、その後のシーンは全てささやくようなかすれ声orミッキーのような高音のかすれ声で演じていたので、きださんのセリフはほとんど聞き取れずに終わってしまいました。
おかげでストーリーも消化不良のままカーテンコールへ…。
そこで出てきたきださんはというと、苦笑いで合掌をしたり、笑いながら土下座をしたり…。

きっと周りのキャスト陣に変な気を使わせずに、明るく千秋楽のカーテンコールを終わらせたいというきださんの気配りだったんだろうと思っていますが、それにしてもちょっとこれは残念でした。


10数年前、私が中学生だった頃に観に行った舞台でも、出演している俳優さんが声が出なくなってしまったことがありました。
その時も同じように出ない声を絞り出しながらラストまで演じられました。
しかし、今回と全く違ったのはカーテンコール。
その舞台俳優さんは、涙を食いしばりながら出てきて謝罪をし、土下座までしました。


中学生の頃に経験したその事件は、創り手がどれだけその一回に魂を込めて創り出しているのかを私に教えてくれた事件であり、それ以降、どんな舞台であれ観る側も創り手の想いを全身で受け止めなくてはと強く思わされる事件でもありました。


もちろん、今回の件に対しては人それぞれ解釈は違うと思います。
これは私の個人的な意見となってしまいますが、千秋楽・平日なんて関係なく、創る側にとっては何十回公演のうちの一回でも、観る側にとっては 『チケットを買って足を運んだ特別な一回』 であり、創り手はそれを一瞬でも忘れてしまったら、舞台製作に関わってはいけないと思うのです。
昨日の舞台は、圧倒的に大野くんファンの女の子が大半で、演劇ファンなんて少なかったのかもしれません。
しかも千秋楽ですし、リピーターの観客が圧倒的に多かったのかもしれません。
それらを理由に『まだ良かった』なんて思う創り手がカンパニー内に1人でもいたら、その舞台はお金を取って公演する資格なんて無いと思うのです。

そもそも、舞台製作を専門として今までやってきた舞台俳優(きださんは脚本や演出もされますが、発砲では俳優としても活動されて来ました)として、本番中に声が潰れるような発声をするのもありえないことですし、それをきちんと謝罪することなくふざけたままに終わらせてしまう…本当に情けなくなりました。

更に、家に帰ってから見たきださんの公式ブログの文章に絶句しました。
せめて公式ブログ内では言い訳や自分の感想ではなく、まず一番に足を運んだ観客に対して素直に一言謝って欲しかったです。
最後のカーテンコールで、大野くんと一緒に満面の笑みで観客に手を振るきださんに、初めて嫌悪感を感じてしまいました。
残念です。

もう、きださんの舞台に行く事はないと思いました。

きだつよし公式ブログ
http://kidablog.jugem.jp/



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最終更新日  2008年04月15日 22時54分12秒
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