
pohoto;clareyuko
前夜、家族で創作した天地をつなぐそれぞれの物語の発表の時間がやってきました。
最初にジッジとユコタンが 二人で描いた絵
からです。
まず、ふたりがひかりっ子くらっぶを始めた経緯とこれからなにを目指そうとしているか
というお話を、 kazesan
がしてくれました。
私は、それを引き継いで、ある虹の天使の物語をお話しました。
地球を助けたいと願ってやってきた天使が傷だらけになって、そしてとうとう歩けなくなった時に、
たくさんの仲間たちが自分の羽をプレゼントしてくれて、ついに大空を飛んだ。
そしてたくさんの子天使たちがあとに続いて、飛び立った。。。。そんな天使のお話です。
ユコタンはその物語の紙芝居を子どもたちに語りたくて絵を描いたのでした。

ある日、虹の天使は神様のお使いで銀河を散歩していました。
美しい星たちがきらきらウインクしながらささやきかけてきます。
その中でもひときわ美しい蒼い星が天使を呼んでいるようで、
彼女は導かれるようにその星に降りてきました。
天使はその星に近づくにつれて、なぜか哀しみで胸がいっぱいになってきました。
そう、その星は泣いていたのです。
星の名前は地球。
天使が降りてきた場所は戦争の真っ只中、
傷ついた兵士が故郷の母を思い、今命を落とそうとしています。
天使は母の代わりにそっと兵士を抱きしめました。
別のところに降りてみると、そこは貧しくて、病気が万延している小さな国でした。
病に侵され栄養失調で苦しむ幼子を助けることもできず、
ただ涙しているママの姿がそこにありました。
胸が張り裂けそうな思いで、共に悲しみながら、天使は少し違う時間の地球へ降りてみました。
するとそこには、いじめで泣いている子どもたちがいました。
いじめている子どもたちも、思いっきり傷ついています。
会社へ行けなくなったお父さんたちもいます。
満員電車に乗ることすらできません。
孤独なママたちは、育児ノイローゼで、子どもに当たることしかできません。
みんな、一見平気を装っていますが、ココロが悲鳴をあげています。
どうしてこんなになるまで、誰も気づいてあげれないんでしょうか。
いえ、みんな、みんな、疲れきっているのです。
虹の天使はいたたまれなくなって光の国へ帰り、神様に言いました。
「神様、地球を助けてください。いったい、どうしたらいいんですか」
神様は言いました。「みんなもう、気づいているんだよ。苦しむために生まれてきたんじゃないって」
「神様、私になにかできるでしょうか」
「地球で生まれてみるかね」
「はい、きっと・・・」
虹の天使は決心して地球へやってきました。
実は同じ思いですでに地球へ降りてきている天使たちがたくさんいたのです。
そして彼女に続いて、たくさんの天使たちも地球へやってきました。
虹の天使の地球での転生が始まりました。
けれど、最初の意気込みはどこへやら、、、、
何度も転生を繰り返すうちに、天使は傷ついて、傷ついて、いつのまにか羽はボロボロ。
身体は泥だらけ、足を引きずり、あぁ、もう倒れて、起き上がれないみたいです、、、、、
もう涙さえ枯れてしまいました。
虹の天使は自分が天使だったことすら、もう忘れてしまいました。
大空を自由に飛んでいた、喜びのあの頃のことを、もう思い出すことはありません。
すると小さな天使がやってきて、自分の羽根を一枚虹の天使に渡しました。
見るとその天使も羽が痛んでいます。
痛んだ自分の羽から、綺麗な羽を選んで、彼女にさしだしてくれたのです。
羽をもらった虹の天使は、少し元気になり、泥の中から、起き上がりました。
今度は別の小さな天使がまたやってきて、また自分の羽をぬいて、彼女にそっと差し出しました。
彼女はもっと元気になってヨロヨロと歩き始めました。
それからは次々といろんな天使がやってきて、
一枚ずつ自分の大切な羽を虹の天使にプレゼントしてくれました。
虹の天使の羽はみるみる大きく美しい翼になっていきました。
そして、やっと、自分が愛と自由の天使だったことを思い出していました。
大空を飛んでいたころの遠い記憶が蘇えってきました。
虹の天使はある晴れた朝に、翼を大きく広げて、飛び立ちました。
小さな天使たちも思い出し始めていました。
青空を楽しそうに飛ぶ虹の天使の姿を見て、自分たちも自由と喜びの天使だったことを、
たくさんの天使たちが次々と思いだしていました。
虹の天使が地上を振り返ると、たくさんの天使たちが彼女に続いて飛び立ってきています。
愛と自由の翼をもっていることを、とうとうみんなが、思い出したのです。
天使たちが舞う大空の向こう、遥か輝く銀河に美しい虹がかかっていました。
見下ろすと地上は金色に輝いています。
すべてを思い出したときに、虹の向こうも、虹のこちらも、世界のすべてが、
きらきら輝く美しい愛の世界だったのだと、
天使たちは今思い出していました。

傷ついた天使は私であり、ひとりひとりであり、みんなです。
みんな、だれかに助けられて、生きています。
そして、元気になった翼を広げて、大空を自由に飛ぶ日がいつかきっとやってくるんですね。
世界のすべての道しるべとなって・・・・・
そんな夢を描いているユコタンです。
そんなそれぞれの家族の天地をつなぐ物語も素晴らしいものでした。
そして全員の絵に、必ずと言っていいほどに、虹が描かれていたのが印象的でした。
みんな、それぞれに羽をプレゼントしあっている、
虹を渡る仲間なんだろうな、
密かに思ったユコタンでした。
女神山では室内での写真を一枚も撮らなかったので、お見せできなくて、残念ですが
ジッジが kazesan gallery
にアップしてくれました。

まだ4時前だったので、ジッジが「外で遊ぼう!」と言って、森へ飛び出していきました。
子どもたちも、そして少し大きな子どもたちも、あとへ続いたのは言うまでもありません。
いつのまにか音楽家になった子どもたちはタイコをもって外へ。
タイコをたたいたり、走り回ったり、蜘蛛の巣採集などをしながら、みんな自由に遊びました。
最後の夜が、ひとりひとりにとって、かけがえのないひとときになりますように☆
ユコタンの胸はいっぱいにふくらんでいきました。
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