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★ ラッテ・エ・ミエーレ (compl) Latte E Miele
1971年にプロデューサーのアルナルド・ロンバルド (Arnaldo Lombardo) とドラムスのアルフィオ・ヴィタンザ( Alfio Vitanza )がクラシック音楽をベースとしたプログレッシブ・ロックを目指し、ジェノヴァで結成したバンド、メンバーとバンド名(※)をマイナー・チェンジしながら活動を続けている。
( ※ ) 時期によってバンド名の表記が少し変わりますが、バンド名の総称としてラッテ・エ・ミエーレ (Latte E Miele) を使用します。
活動期間: 1972 年 – 現在
所属レコード会社 : Polydor 、 Magma 、 Grog 、 RCA Italiana 、 EMI Italiana 、 Mellow 、 Aereostella 、 Black Widow
サンレモ音楽祭出場1回 :1980年参加
1980年サンレモ音楽祭出場メンバー構成
・アルフィオ・ヴィタンザ (Alfio Vitanza) ドラムス、フルート、ヴォーカル、(在籍 1972 年~ 1980 年、 2008 年以降)、 1955 年 9 月 8 日ボローニャの西隣にある中都市モデナ (Modena) 生。
・ルチアーノ・ポルティーニ (Luciano Poltini) キーボード、ヴォーカル、(在籍 1975 年~ 1980 年、 2011 年)、 1955 年ジェノヴァ生。
・マッシーモ・ゴーリ (Massimo Gori) ギター、ベース、ヴォーカル、(在籍 1975 年~ 1980 年、 2008 年以降)、 1955 年ジェノヴァ生。
75年第2期ラッテ・エ・ミエーレ ( ※ ) が結成されます。リーダーはドラムスのアルフィオ・ヴィタンザが続け、ギターのマッシーモ・ゴーリ (Massimo Gori) 、キーボードは2人体制でルチアーノ・ポルティーニ (Luciano Poltini) とミンモ・ダミアーニ (Mimmo Damiani) が加わりクァルテット・バンドで再出発します。これを機にバンド名もラッテ・ミエーレ (Latte Miele) に変えました。
1975年第2期メンバー構成 ( 太字:サンレモ音楽祭出場メンバー )
・アルフィオ・ヴィタンザ (Alfio Vitanza) ドラムス、フルート、ヴォーカル、(在籍 1972 年~ 1975 年、 2008 年以降)。
・マッシーモ・ゴーリ (Massimo Gori) ギター、ベース、ヴォーカル、(在籍 1975 年~ 1980 年、 2008 年以降)。
・ルチアーノ・ポルティーニ (Luciano Poltini) キーボード、ヴォーカル、(在籍 1975 年~ 1980 年、 2011 年) 。
・ミンモ・ダミアーニ (Mimmo Damiani) キーボード、ヴォーカル、(在籍 1975 年~ 1976 年)。
そしてレコード会社もジェノヴァにあるニュー・トロルスのヴィットリオ・デ・スカルツィ (Vittorio De Scalzi) の父の会社スタディオG (Studio G) に移籍しました。
ここでヴィットリオ・デ・スカルツィの力も借り、アルナルド・ロンバルドとアルフィオ・ヴィタンザの共同プロデュースでサード・アルバム「 Aquile E Scoiattoli ( 鷲と栗鼠 ) 」を出しました。5曲目“パヴァーナ”に第1期のオリヴィエロ・ラカニーナが参加しています。
MAL-01
SUB-01
MAL-01 (1976 年 Magma – Fonit Cetra) Aquile E Scoiattoli ( 鷲と栗鼠 )
SUB-01 (1992 年 Subteranea Records – Vinyl Magic) CD Aquile E Scoiattoli ( 鷲と栗鼠 )
AK-1000 (2014 年 Akarma –Comet) Aquile E Scoiattoli ( 鷲と栗鼠 )
AK-1041 ・ 4 (2003 年 Akarma – Comet) CD Aquile E Scoiattoli ( 鷲と栗鼠 )
1 .Aquile E Scoiattoli ( 鷲と栗鼠 )
2 .Vacche Sacre - Falso Menestrello ( 聖なる雌牛~偽の吟遊詩人 )
3 .Menestrello ( 吟遊詩人 )
4 .Opera 21 ( オペラ21 )
5 .Pavana ( パヴァーナ )
AK-1000
AK-1041 ・
4
MAG-06 (1976 年
Magma – Fonit Cetra) Un Silenzio Diviso In Due ( 二つに分けられた沈黙
)/ Per Poter Vivere ( 生きる喜び
) [come Latte Miele]
MAG-06
アルバム「鷲と栗鼠」から“二つに分けられた沈黙”と“生きる喜び”がシングル・カットされました。音楽的にはクラシック音楽臭が薄くなりロック色が前面に出てくるのはアルフィオもプロデューサーとして加わったからでしょう。
シングル盤をもう1枚出します。“ある朝”のB面にはアルバムから“パヴァーナ”が取られました。
GR-02 (1976 年 Grog – Fonit Cetra) Un Mattino ( ある朝 )/ Pavana ( パヴァーナ ) [come Latte Miele]
GR-02
GR-03
GR-03 (1977 年 Grog – Fonit Cetra) Funky Prugna/Avventura [come LM Special]
76年キーボードのミンモ・ダミアーニが脱退しトリオ・バンドに戻ります。そのためか77年に出したシングル盤“ Funky Prugna ”のバンド名を一時的にLMスペシャル (LM Special) と表記しています。
78年RCAイタリアーナに移籍し、一時的にベースのダリオ・カルレヴァーノ (Dario Carlevaro) が在籍したようです。そしてアメリカのビーチ・ボーイズ (Beach Boys) のイタリア語カヴァー、“ Sto Volando Con Te ”と“ Restiamo Insieme ”をシングル盤で出しています。
PB-6250 (1978 年 RCA - RCA Italiana) Sto Volando Con Te (Kiss You All Over キス・ユー・オール・オーヴァー )/Restiamo Insieme (Don't Worry Baby ドント・ウォリ-・ベイビ- ) [come I Latte Miele]
PB-6250
PB-6350
PB-6350 (1979 年 RCA - RCA Italiana) Fiore Di Strada/Severamente Proibito
79年RCAイタリアーナからもう1枚シングル盤“ Fiore Di Strada ”を出しています。そして4枚目のアルバムを彼らは吹込んでいましたが『お蔵入り』となりました。この音源は92年メロー・レコーズから「 Vampyrs 」としてCD化されています。
80年サンレモ音楽祭にEMIイタリアーナから、これまでとは違うポップな曲“ Ritagli Di Luce ”で出場しましたが入賞することが出来ませんでした。
3C ・ 006-18470 (1980 年 EMI - EMI Italiana) Ritagli Di Luce/Metro [come Latte Miele]
3C ・
006-18470
サンレモ音楽祭出場後、ラッテ・エ・ミエーレは解散しました。2008年に再結成されるまで新譜が制作されることはありませんでした。
日本では81年以降デビューからのサード・アルバムまでの3枚が発売されます。
解散後アルフィオ・ヴィタンザの80年代はエウジェニオ・フィナルディ (Eugenio Finardi) や アンナ・オクサ (Anna Oxa) とコラボレーションをしていたとされていました。他にも色々なミュージシャンのドラムスをしていたと思われます。
ルチアーノ・ポルティーニのその後の消息は分かりません。しかし2011年の東アジア・ツアーに参加していますし、2019年結成のラッテミエーレ2 . 0のメンバーに加わっているので、ミュージシャンを続けていたのでしょう。
マッシーモ・ゴーリはF40というバンドに属していたようで、その後ロンド・ヴェネチアーノ (I Rondo Veneziano) の再建に携わりました ( 他の資料での裏付けできず ) 。
92年アルフィオ・ヴィタンザは ニュー・トロルス (New Trolls) のドラムスとしてメンバーとなりました。このことでラッテ・エ・ミエーレの名前が再び注目を浴びることになります。
ラッテ・エ・ミエーレの国内盤
K22P-182 (1981 年 11 月 5 日 SEVEN SEAS - キング ) ラッテ・エ・ミエーレ Ⅲ/ 鷲と栗鼠 (LATTE E MIELEⅢ / AUILE E SOCOIATTOLI)
KICP-2388 (1992 年 12 月 4 日 CRIME - キング ) CD ラッテ・エ・ミエーレ Ⅲ / 鷲と栗鼠 (LATTE E MIELEⅢ / AUILE E SOCOIATTOLI)
BELLE-111868 (1992 年 12 月 4 日 BELLE ANTIQUE - マーキー ) CD ラッテ・エ・ミエーレ Ⅲ / 鷲と栗鼠 (LATTE E MIELEⅢ / AUILE E SOCOIATTOLI)*
1 . 鷲と栗鼠 (AQUILE E SCOIATTOLI)
2 . 聖なる雌牛~偽の吟遊詩人 (VACCHE SACRE ~ FALSO MENESTRELLO)
3 . 吟遊詩人 (MENESTRELLO)
4 . オペラ21 (OPERA 21)
5 . パヴァーナ (PAVANA)
* 6 . ある朝 (UN MATTINO)
* 7 . 二つに分けられた沈黙 (UN SILENZIO DIVISO IN DUE)
* 8
. 生きる喜び
(PER POTER VIVERE)

K22P-182KICP-2388BELLE-111868
23MM-0146
ERC-32002 
23MM-0146 (1982 年 4 月 POLYDOR– ポリドール ) 受難劇 (PASSIO SECUNDUM MATTHEUM)
ERC-32002 (1982 年 4 月 POLYDOR– エディソン ( ポリドール )) CD 受難劇 (PASSIO SECUNDUM MATTHEUM)
POCP-2369 (1995 年 4 月 26 日 POLYDOR– エディソン ( ポリドール )) CD 受難劇 (PASSIO SECUNDUM MATTHEUM)*
UICY-9119 (2001 年 11 月 7 日 POLYDOR– ユニバーサル・ミュージック ) CD 受難劇 (PASSIO SECUNDUM MATTHEUM)*
UICY-94503 (2010 年 5 月 26 日 POLYDOR– ユニバーサル・ミュージック ) CD 受難劇 (PASSIO SECUNDUM MATTHEUM)*
1 . 受難劇序曲 (INTRODUZIONE)
2 . 過ぎ越しの日 (IL GIORNO DEGLI AZZIMI)
3 . 最後の晩餐 (ULTIMA CENA)
4 . ゲッセマネ (GETZEMANI)
5 . 訴訟 (IL PROCESSO)
6 . 証人達(パ-ト1) (I TESTIMONI(PARTE 1))
7 . 証人達(パ-ト2) (I TESTIMONI(PARTE 2))
8 . 悲嘆 (IL PIANTO)
9 . ユダ (GIUDA)
10. ユダヤの王 (IL RE DEI GIUDEI)
11. カルヴォリの丘 (IL CALVARIO)
12. 復活 (IL DONO DELLA VITA)
*13. 5月
(MESE DI MAGGIO)
POCP-2369UICY-9119UICY-94503
23MM-0147
ERC-32003

23MM-0147 (1982 年 4 月 POLYDOR– ポリドール ) パピオン/ラッテ・エ・ミエ-レ (PAPILLON / LATTE E MIELE)
ERC-32003 (1982 年 4 月 POLYDOR– エディソン ( ポリドール )) CD パピオン/ラッテ・エ・ミエ-レ (PAPILLON / LATTE E MIELE)
POCP-2370 (1995 年 4 月 26 日 POLYDOR– ユニバーサル・ミュージック )) CD パピオン/ラッテ・エ・ミエ-レ (PAPILLON / LATTE E MIELE)*
UICY-9120 (2001 年 11 月 7 日 POLYDOR– ユニバーサル・ミュージック ) CD パピオン/ラッテ・エ・ミエ-レ (PAPILLON / LATTE E MIELE)*
UICY-94504 (2010 年 5 月 26 日 POLYDOR– ユニバーサル・ミュージック ) CD 受難劇 (PASSIO SECUNDUM MATTHEUM)*
1 . 組曲パピヨン序曲 (PAPILLON:OUVERTURE)
2 . 組曲パピヨン第一場 脱走 (PAPILLON:PRIMO QUADRO - LA FUGA)
3 . 組曲パピヨン第二場 市場にて (PAPILLON:SECONDO QUADRO - IL MERCATO)
4 . 組曲パピヨン第三場 出会い~束の間の自由 (PAPILLON:TERZO QUADRO - L'INCORTO (RIMANINELLA MIA VITA))
5 . 組曲パピヨン第四場 捕らわれの身 (PAPILLON:QUARTO QUADRO - L'ARRESTO')
6 . 組曲パピヨン第五場 裁き (PAPILLON:QIUNTO QUADRO - IL VERDETTO)
7 . 組曲パピヨン第六場 変貌 (PAPILLON:SESTO QUADRO - LA TRASFORMAZIONE))
8 . 組曲パピヨン第七場 自由の世界へ~悲しみ (PAPILLON:SETIMO QUADRO - CORRI NEL MONDO)
9 . 奇想曲 (DIVERTIMENTO)
10. 悲壮 パート1 (PATETICA:PARTE PRIMA)
11. 悲壮 パート2 (PATETICA:PARTE SECONDA)
12. 悲壮 パート3 (PATETICA:PARTE TERZA)
13. ストラクチャー (STRUTTURE)
*14. 胸いっぱいの愛 (TANTO AMORE)


POCP-2370UICY-9120UICY-94504
ERS-23023 (DMI-23134) (1989 年 POLYDOR – エディソン ( ポリドール ) ) イタリアン・ロック・シングル・コンピレーション
3 . 胸いっぱいの愛 (TANTO AMORE)
5 . 5月 (MESA DI MAGGIO)
ERS-23023

ラッテ・エ・ミエーレ 3 は次回に続きます
サンレモの歌手たち 651 ミーナ 14 & … 2023.07.25
サンレモの歌手たち 650 ジャンニ・ベッ… 2023.07.20
サンレモの歌手たち 649 フィオレッラ・… 2023.07.15