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ミラノ
から カイロ
へ
そして
シナイ半島の先っぽにある
Sharm el Shark
に行きました。
実は、20年前に
妹と友人2人と共にバックパックを背負って、
ワンマンマンバスに乗って
12時間もかけて行ったことがあり
吸い込まれそうな
きれいな海
と
魔法のランプ みたいな
アラブの別世界 がそこにあったのを
子供たちに見せたかったからです。
で~も、そうは問屋がおろさないね~。(中国風)
その数年後に G8
がこの街で開かれたので
町が開発されて
世界のチェーンホテルが軒並み建ち
海は荒れ
のどかな風景はなくなり
私の愛する
シャムエルシェイクは
観光客であふれかえっていました。
(潜水艦から撮った写真・風の影響で濁っています)
その観光客ってのが
長い間海外へ出られなかったため旅行作法を知らない
ロシア人のツアー客が 90パーセント!!
浅瀬のサンゴの上をバリバリ歩いて
壊しまくったそうな。
上の写真のチビ助の向こうに広がる
白い部分は、20年前 サンゴ礁 だったのです。
海岸から一歩足を踏み入れれば
蛍光色
の
ピンク
、 オレンジ
、 ブルー
、 緑
、 紫
の
貝
や サンゴ
トロピカルな魚 もたくさん水面からうかがえ
それはそれはきれいな
海のパラダイス でございました・・・が、
今はもう
サンゴも貝も踏み荒らされて
ほとんど屍となっていました
それでも国としては、努力をしているようで
サンゴ礁の復活を目指し
今は、いつもガードがいて
その元サンゴ礁のところに人が入らないよう
笛を持って見張っていました。
そして、上の写真の
白い部分から 紺色 に変っている部分がありますね。
そこが
いきなり 10メートルくらいのドロップオフ です。
各ホテルが自分の 桟橋 を持っていて
(隣のホテルの桟橋までいったら怒られたさ)
ホテルの客は橋を渡って
いきなり、水深10メートルの海に飛び込む という
子供たちには、
ちょっと酷な海の探検でした。

シャーム・エル・シェークは
ダイビングのメッカ として
昔から有名であります。
長男は、ずいぶん前から
ダイビングのライセンス を取りたいと言っていたので
ここで、挑戦しました。
3日間というもの毎日毎日
午前中は、英語で講義を受け
午後はプールにもぐり
筆記試験の後 海に潜って
頑張ってライセンスをゲットしました。
偉い!!
(ライセンスを持っている 父ちゃんの日本語での助言
が
かなり役に立ったのは言うまでもありませんが)
ところが 最後の最後に
なんと彼は、
人食いザメ に遭遇してしまいました。
なんといっても町の名前が
シャム・エル・シェイク (鮫のいる町)ですからね。
鮫がいたっておかしくはないのですが・・・。
でも、人が集まるところに出るのは
とても珍しい ことだと
ダイビングの先生が
非常に冷静に
おっしゃっていました。
私もその時
シュノーケリング
をしていたんです。
そうしたら
一人のロシア人のおじさんが
慌てふためいて水面に上がって行きました
ただならぬ様子に
私も橋卦のほうへ泳ぎ
桟橋の淵から顔をあげたら主人が
”鮫が出たってさ”
ワタクシ、慌てふためいて海から上がりました。
主人 ”でも、たぶんダイバーと見間違えたんじゃないかな・・・。”
私 ” そうだよね~~~!!”
なんて、話していたら
長男も含めたダイバーたちが上がってきて
“ホワイトシャークがいたよ!! 5メートルくらいだった”
ダイバー達の下を
ゆうゆうと泳いで行ったそうです。
長男の話からも
体の特徴がサメに間違いありません。
ああ、何も起こらなくてよかったよ~!!
長男は興奮してこう言いました。
“オレ、こえ~から、もう絶対に潜らない!!”
おい、何のためのライセンスだい?
次は、シナイ半島ラクダで行く・・・です。