新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、感染経路の調査を担う各地の保健所が大きな悲鳴 を上げている。
感染経路の調査や電話相談、濃厚接触者の健康管理など、「クラスター対策」を担い、医療従事者と同様に新型コロナの最前線で働いているが、世間の見方は真逆――。
「保健所は本当にギリギリの状態です。引退した保健師にもお願いして働いてもらっていますが、 発熱した子どもを抱えた母親らが保健師を怒鳴り散らすケースが多発 しています。 最悪なのは、一部の開業医です。彼らは医療のプロであるにもかかわらず、国や学会の定めたガイドラインを一切読まずに、すべてを保健所に丸投げ してきます。」
「 感染の危険性が極めて高いPCRの検体摂取や、陽性反応の出た患者の輸送も保健所の役目になっていますが、その作業への特別手当は1日300円に満たない金額 です」
膨大な業務が職員にのしかかり、とてもではないが対応が追いついていない。「夜11時以降まで仕事も当たり前」(ある保健所職員)といった 激務にもかかわらず、ワイドショーなどでは連日、
「保健所がテンプレ通りの対応しかしてくれない」
「保健所が検査をしてくれない」
「保健所がちゃんと聞き取りをして、対応してくれないから不信感しかない」
「電話を60回以上鳴らしてもつながらない。嫌がらせなのか……」
と煽り立て、視聴率目当ての保健所へのバッシングが毎日続く。ワイドショーに煽られた国民は保健所へのクレームを厳しくする。
今なお、感染が増大し、国民の不安や不満が増大している。 ワイドショーは視聴率稼ぎのための悪魔のような報道 を猛省し、危機の保健所を救う手立てを考えていくべきだ。
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