新生85歳のムッシューアラダ

新生85歳のムッシューアラダ

2006.01.03
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カテゴリ: カテゴリ未分類
夕食はホテルレストランで奮発してみた。フォアグラのテリーヌ・トリュフ仕立て、ステーキは赤ワインのソースでキャビア添え。12月のプリンスに引き続いて珍味3品が賞味できた。順序は別だがスープはかぶら仕立てのポタージュで、さすが京都のフレンチと思わせる工夫。車えびなども素材を殺さぬ味で、まあ満足であった。昼は日本料理屋で季節膳をあじわう。味付けもしっかりしていたが、アンコウのかぶら煮は半分残した。清ましは正月らしく雑煮仕立てで、小さな餅が入り色彩的のも良かったが、これに入っていた蒲鉾は一つ端が使われていた。一流という所が例え正月に繁忙期とはいえ食材を安易に使っていたのは許せない。昔から料亭で出てくる蒲鉾は端を出さないのが決まりである。松が明けてから苦情を入れるつもりだ。近頃の一流といわれる所でもこんな事があるから子供連れを取るようになる。我慢のあと味だった。
今日の昼食は別の料亭で別室を予約でとり昼食である。昼食は部屋をとっても別料金は取らない。これが又不思議だがありがたい。鴨川を眺めながらの京料理は値段以上の味わいがある。最近はデザートも頼めばシャーベットやプリンも可能である。日本酒のシャーベットにシナモンが使ってあったが結構いけた。凝った作りにさばで卵と卯の花入りに野菜を刻んで入れた巻物はなんともいえない美味で、又味わいたくなった。フレンチであれ和食であれ、シェフや板前の腕で微妙な味が出せる不思議さを感じる正月であった。明日は病院後又少旅行に出かけて、エスコフイエのフレンチを楽しむつもりだ。エネルギーを蓄積できたら6日から当分フル活動しよう。





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Last updated  2006.01.04 00:58:17
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