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2005/07/06
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カテゴリ: Sid
空気が動く度、体中の傷跡は虫が這いずり回るような不快感を繰り返しもたらす。

本当は衣類が触れるのも吐きそうだが、風や空気の動きで予想外の感覚が突然襲ってくるのよりは幾分マシだ。
かなり前からだけど、いつからだったかは覚えていない。
傷跡を指でなぞってみる・・・ぞわぞわぞわ・・・少し遅れるように鳥肌立つような、口の中が金属臭を錯誤して吐きそうな酷い感覚。

今日はやけに胸の傷跡がズキズキする。
これはアノ女が刺した傷。
アノ目・・・何かを思い出させる。
何だろう?・・・何処かで会った事が有るとは思えない。

俺らしくも無い・・・何かを思い出せそうだったが、それを思い出す前に女は・・・多分即死だろう・・・「ショック」・・・あんな感情は初めてだった。

あれから何年経った?
今でも思い出せそうで思い出せない何かを探し続けている。
亮の拾って来た女・・・俺を見て怯えてたが・・・まぁ、そりゃいつもの事で気にもならないが・・・あの香・・・あの酷い臭いの中に覚えの有る匂いを・・・何かを思い出せそうな・・・麻薬のような・・・駄目だ・・・臭いがキツ過ぎて混乱して埋もれて記憶を辿れない。





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Last updated  2005/08/05 04:48:11 PM
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