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2005/08/04
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カテゴリ: 亮
麗華の店に来たのは本当に久しぶりだ。

麗華の所に泊めて貰ってるから、一度くらいは顔を出しておくのが礼儀ってもんだろう。
一応同伴でラクさしてやれるわけだし。

この前来たのは半年以上前だったが、相変わらずどころか凄くなってるのがボトル合戦。
くだらない。
付近のボックスより、より多くより高い酒をテーブルに並べて競って何が面白いんだ。
一応会員制の高級クラブとは云え、俺の感覚的にはこの低俗さは繁華街のキャバクラと変わらないんじゃないかと言うと、麗華は「冗談じゃない!」と怒る。

店内ではママに「麗華ちゃん」と呼ばれているが、オフィスに入ると立場逆転。

麗華は店では表向きチイママだが、実際にはママ兼オーナーだ。
そんな茶番を演じているのは、麗華が気楽なホステス業が好きなのと、‘国‘の仕事で日本を空ける事が年に何度も有るから店としてはママ不在と云うのはメンツや信用に関わると云う事によるようだ。

俺達は麗華以外のホステスは邪魔なんだが、これもメンツを立てると云う意味で黙って数人はヒヨコを有難く頂いておく。
ヒヨコ達にとっては扱いに疲れる客だろう。
麗華から「話し掛けなくて良い。」と言われて黙って笑みを絶やさず座ってるだけ。
ホステス側から見りゃ‘間‘が持たない。
俺は一応社交辞令だと思うから話掛けてもやるが、Sidの隣に付けられたコは実に気の毒だ。
一言も喋らなくてつまらないだけでなく、死神に威嚇でもされたかのように近くに居るだけでビクビクと怯えている。

女に・・・いや、女も男も関係無く忌み嫌われてるかのようなSidだが、何故か麗華はヤツがお気に入りだ。
長身の麗華が一緒に踊るには欠かせないパートナーと云う事らしい。
Sidが来た夜だけはチークタイムの後にいきなりショータイムを作ってしまう。


普段一緒に練習などしていなくてもアルゼンチンタンゴのようなスピードの有るステップにも難なく付いて行けるのは、二人が双子のような関係でお互いがお互いのステップを共有し先読みをしているから。

どうも麗華はSidに気が有るように思うが、Sidは全くその気配は無い。
まぁね・・・単純に考えても、ニューハーフの弟に迫られて鼻の下伸ばすなんて、想像を絶するこれ以上無い茶番だろう。





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Last updated  2005/08/05 02:16:41 AM


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