葛焼きという和菓子を食べられたことはありますか?
葛と餡が溶け合った中身はこんな感じです。 ↑
水溶きした葛に餡を混ぜて煮固めたものの両面を焼いたお菓子です。
見た目は・・・地味です。
ちょっと羊羹や外郎(ういろう)、きんつばのような・・外観ですが、そのどれとも食感が
違います。
あんこと葛の組み合わせが絶妙で、素朴ながらも味わい深いお菓子です。
蒸しあげた生地に、砂糖と小豆と本葛粉を練って、周りに小麦粉をまぶして焼くという
シンプルな製法ですが、熟練の技が必要な繊細な和菓子です。
四角いものや丸いものなど形はさまざまですが、こぶりです。フニャッとしたような
デリケートな柔らかさですが、表面の皮には焼き目がほんのりと付いています。
見た目は地味ですが色合いが優しく、見ているだけで・・・
中に餡が入っていたり、餡と葛が混ぜ込んであるものなどもあります。
色はあんこの色をしていますが、ふちの部分は若干透明感があり少し透けて見えます。
濡れた感じやその透明感がひんやりとした印象を与えることから、古くから夏に親しまれてきた葛焼き。
“頂いたお土産を家に帰って蓋を開けた。
すると、紙箱の中に、地味な餡子色の立方体が並んでいた。
(なんだ……。「きんつば」か……)
正直、がっかりした。いや、「きんつば」は大好きなのだ。だけど、あの時の私は、もっと夏らしい、涼やかで美しい和菓子を期待していたのだ。
お皿を出し、その上にきんつばを載せようと、手でつまんだ。その瞬間、ふにゅっ、とした。
(あれっ?!)
なんだろう、この感触。これは、きんつばじゃない。
私は謎の軟体動物でも観察するように~全体は餡子の色だが、角に近くなるにつれて、あたりが夏の夕暮れのように半透明に透けている。
表面には軽くカリッとあぶったような褐色の焼き目がかすかについている。
なのに、あの得体の知れない柔らかさ。
再びつまんでみた。ふにゅふにゅと弾力があり、肌がなめらかである。
そのまま口に入れてしまった。すると、口の中で一瞬、スフレのようにぷるぷるし、それがたちまちなめらかな舌触りに変身し、スーッとしみ込むようになくなってしまった。
あまりにはかなくて、「食べた」という実感さえない。だけど、食べた証拠に、あっさりとした甘さと葛の優しい風味だけが口の中に残っている。
その後味の、なんという爽やかさ……。蒸し暑さがしばし遠のいた。
「これ、なに?」
それが、初めて「葛焼き」というものを食べた「信州人」の感想?“
三はし堂のホームページ)
この味は、食べる価値あり!と思いますよ・・より
I `m sorry ・ Please forgive me ・ I love you ・ Thank you
:. ゚ヽ ( ´∀ ` 。 ) ノ゚ .: 。 ゜グッジョブ !!