こんなンできました。

PR

Profile

有栖野白兎

有栖野白兎

Calendar

Nov 8, 2006
XML
カテゴリ: 成分:じのほん
「アリス」 「オズ~」 に続いて、主がファンタジーから

抜け出せなくなる(笑)きっかけになった作品の1つ。

ミヒャエル・エンデ「はてしない物語」

ミヒャエル・エンデ 「はてしない物語」


この本には、映画「ネバーエンディングストーリー」を

観た後に出会いました。

一応は原作ということになるのでしょうけど、映画を

制作したスタッフの方々が、原作をどこまで読んで、

というか"読み込んだ上で"映画を撮ったか疑わしく

思えるくらい"深く"て"濃い"内容でした。

それだけ映画は、いろんな意味で"足りない"出来の






「はてしない物語」内装

ケースから取り出すと、表紙はこうなっています。

物語は、意気地なしでいじめられっ子の、本好きな

バスチアンという少年が、偶然入った古本屋さんで

1冊の不思議な本に出会うところから始まります。



物語の始めの方で、バスチアンが出会ったその本の

見た目についての説明があるのですが・・・


「表紙はあかがね色の絹で、動かすとほのかに光った。

 (中略)表紙をもう一度よく眺めてみると、二匹の蛇が

 描かれているのに気がついた。(中略)その円の中に、

 一風変わった飾り文字で題名が記されていた。

_ はてしない物語   と 」



・・・本の内と外で奇妙なリンクが起きる瞬間です。




また、この本の中の文章は、赤茶色と青緑色の2色に

色分けされていて、この色分けにも意味があります。

それは出来たら実際に読んで実感していただくとして、

読むものを 「はてしない物語」 の世界へと誘い込もうと



何かを 「創造する」 ということは、こういうことなんだと、

主の根っこの形成に大きな影響があった1冊です。




全然知らない人のために、少しだけ物語を・・・。


本の中の世界「ファンタジェン」は、"虚無"という脅威の

前に崩壊の危機にさらされています。

そこで、選ばれたひとりの少年がその崩壊を止めるため、

はてしない冒険の旅に出ることになるのですが・・・。




・・・という内容の本を、バスチアンが読み進 めるという

形で物語は進んでいくのですが・・・。



不思議な二重構造(厳密に言うと三重構造なのですが)



その二重構造が1つの大きな展開へと結びつく頃には、

物語はまた新たな一面を見せているでしょう。

そうなったとき、あなたがいるその場所は?

どこまでが幻想で、現実はどこにあるのでしょう?

「けれどもこれは別の物語、いつかまた、別のときに話すことにしよう」





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Nov 9, 2006 11:17:20 AM
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: