継続は剛力なり~前田剛力のあなたの一日を豊かにするヒント

継続は剛力なり~前田剛力のあなたの一日を豊かにするヒント

2008.08.04
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カテゴリ: カテゴリ未分類
このところ暑いですね。

今週は広島、長崎と原爆投下の悲劇の日を迎えます。
一昨日の産経新聞には広島の焼け跡の火をずっと守り通した
山本さんの話がありました。
過ちを繰り返しません、というのは簡単だけど、
敵をとってくれ、という無言の叫びに応えるのは
本当に難しい。

◇僕がこの頃読んでいるのは、下記の通りです。

○恋の隠し方 兼好と徒然草(光田和伸)

○雨を降らす男(スージー・マローニー)
○蘇我氏の古代史(武光誠)
○日本人はなぜ戦後たちまち米国への敵意を失ったか
           (西尾幹二と路の会)

◇これまでに読んだ本の感想は以下の通り。

○遥かなるケンブリッジ(藤原正彦)
 アメリカに続いて、今度は藤原さんのイギリス滞在記です。
 ここでは藤原さんは家族を同伴しており、息子のいじめの問題
 などもありますが平均的には落ち着いています。そしてアメリカ
 でのたった一人の葛藤と比べ、より深くイギリス人を見ている
 なあ、と思いました。


 基本的にアメリカの成果主義的な大学の仕組みよりイギリスの
 理想主義に親しみを抱いているようでもありました。
 またイギリス人が穏健で中庸であるのは考え方の特徴として
 教義への距離感があるからだ、と語ります。
 状況、対象と距離感をもって接しているので、大陸のような

 つまりは長く段階的に発展していくことが出来たのです。

 英語はゲルマン語とラテン語の複合語、だということを読んで
 なるほど、と思いました。さまざまな言葉をフランス語や
 ラテン語から借用しているところは知っていましたが、その結果、
 イギリス人は同じアングロサクソンでありながらドイツ人と
 違う思考形態を持つようになったのでしょう。

 日本人も大和言葉と漢語と2ヶ国語を用いることにより、
 複合的な思考形態をもつようになったのです。つまり、大陸の
 東と西で同じ。
 このあたりは最近気になっている「文明の生態史観」と
 関連します。

 日本とイギリスの宗教改革の類似性も考えました。
 ヘンリー8世と織田信長のやったことは教条的な宗教を嫌い、
 世俗的なものに変えていったことではないでしょうか。
 織田信長にエリザベス1世のような後継者がいれば日本も
 変わったことでしょう。

○新脱亜論(渡辺利夫)
 明治維新以後の大陸との歴史を語るなかで、福沢諭吉の
「脱亜論」をスタートにして、いかにして日本はアジアの国
 と離れていったかを述べている本です。

「脱亜論」を書いてアジアを差別したように思われることも
 ある福沢諭吉ですが、最初、福沢諭吉がいかに朝鮮の独立を
 援助したか、を読むと考えはまるで変わります。
 諭吉の応援にもかかわらず、清や韓国自身の問題で自立は
 ならず、逆に友人、弟子を殺されて諦めざるをえなかった
 のです。
 これほどやったのに分かろうとしないのか、
 もう俺は知らんぞ、そんなところでしょうか。

 陸奥宗光は朝鮮よりなにより、日本の自主独立のために決然と
 清国に戦いを挑んでいきます。弱い日本には世界の好意が必要と
 認識し、世界を相手によい子になるための策略をめぐらせ、
 その計画に交渉を進めていくのです。これぞ外交交渉!という
 お手本。

 それに続く小村寿太郎もロシアの危険を見抜き、またアメリカの
 戦略も熟知して、彼ら列強のなかで日本の権利を守り抜きます。
 戦う時は戦わねばならないのです。

 もともと日本がアジアの国と一体である、と考えること自体が
 おかしい、という話には納得。圧倒的な人的災害が定期的に
 繰り返される大陸と自然災害が繰り返される周辺島国民族の
 精神構造の違い。
 東洋と西洋で民族を分けるより、大陸民族と周辺民族に分類して
 考えることが重要。

 なぜ、ユーラシア大陸の東と西の端だけに近代文明が育ち開化
 したか。これを梅棹忠夫は中央アジア的暴力、乾燥地帯の暴力
 として「文明の生態史観」のなかで語ったそうです。
(恥ずかしながらこの名著を読んでいませんでした。さっそく読む
 準備)

 日本では人的災害の少なさから歴史の蓄積があったことが一番
 大きいのです。自然災害だけでは文明を徹底的に破壊すること
 はできません。

 人との交渉が上手にならざるを得なかった大陸民族と自然と
 付き合うことがうまくなった周辺島国民族、という構図も
 見えます。

 周辺国家同士で比較すると、ヨーロッパはどちらかというと
 自然災害は日本より小さく、人的災害が大きかったのではない
 でしょうか。
 だからキリスト教を受入れ、人文科学が発達、交渉力も同時に
 磨くことが必要だったのです。日本はその逆。

 従来から近代日本躓きの一つと言われる「シベリア出兵」に
 ついても見直しが必要と語っています。
 もともとイギリスの要請でシベリアにあるドイツ軍の物資を
 押さえるために出兵したもの。それにチェコ軍を救うために
 出兵するアメリカと共同歩調をとったものなのです。
 ところがアメリカが勝手に撤兵したため日本だけが残り、
 結果的に多くの被害を出して何ら得るものもなく、しかも
 国際的批判まで浴びてしまった。

 しかしここには「防共」という重要な意味があったのでは
 ないでしょうか。もし日米がシベリアできちんと対応して
 いれば、ソ連の共産主義はあれほどの害を世界に及ぼさなかった
 のではと思いました。










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Last updated  2008.08.04 23:01:09
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Will 9月号  
くさなぎ さん
Will 9月号はほぼ全ての記事を読みました。

このところWillは特別価格号が続いたので年間購読を申し込みました。
(2008.08.10 14:46:01)

Re:Will 9月号(08/04)  
くさなぎ さん
あれ、間違へて一つ前の記事にコメントしてしまひました。 (2008.08.10 14:47:53)

Re:Will 9月号(08/04)  
くさなぎさん

僕も西尾さんの御忠言、中国の崩壊は五輪中に始まる、などが読みたくて買いました。既に読み終わっていますが、本当に皇室については心配。
皇室はほんの最近の平等主義など超越したところで高く聳え立っていて欲しいものです。

「地質学者の見た風景」の絵は何となくSF的で地上の風景ではない感じ。これも図書館借り出しリストに加えておくことにします。

昨日、体調を崩して竹村さんの更新が出来ませんでしたが、今日は盆休みですのでただいま頑張って作成中です。
ではまた。 (2008.08.11 10:24:37)

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sanfg@ Re:文化の日は明治節(11/03) ゲンソウダイス ライター 虚偽 唐沢貴洋 …
剛力@ Re:NHKラヂオ深夜(10/31) くさなぎさん 情報ありがとうございま…
くさなぎ@ NHKラヂオ深夜 ラヂオ深夜便に落語の時間があり、五十年…
前田剛力 @ Re:都市対抗野球(08/28) くさなぎさん お久しぶりです。 番組に…
くさなぎ@ 都市対抗野球 番組の内容ではありませんが、前田さんの…

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