そこそこ生き続けてくると、 不思議な体験のひとつやふたつ あるもの
でしょ?
ふるい記憶で恐縮ですが、今回はそんなお話です

もう23年も前のある日、
それは思いがけず時間が余ったので何気なしに立ち寄った美術展でした。
スイスの画家アルノルト・ベックリーンの展覧会。
当時の私は画家の名すら聞いたことがなく、ましてや作品など見たこともありません。
大衆ウケする超一流しか知らぬ者のおろかさで(ハズレかも…)と軽々な態度だったのです。
しかし、観覧してみると、なかなかに見ごたえがありました。
圧巻が、展示も後半に入ったところで遭遇した上の絵。
ひと目見るなり身動きできなくなり、文字どおりに私は凍りついたのです。
いったい何分間、、、絵の前で眼を見開き、ただ、つったっていたものか・・・
そしてまたこのとき、
私とこの絵との間合いに入ってくる他の鑑賞者はひとりもなかったのでした。
* * * * *
絵の真ん中の白衣を着て立っている人物に見覚えがありました。
どこかで‘出会った’わけではありません・・・
頭の中で‘見た’ことがあったのです。
あれは、冬の夕刻。
コタツでうとうとしていた私の夢に現れた人物とまるで同じだった――このように
白い長いローブのようなものを 頭からすっぽり まとい、顔は見えません――のです。夢の設定は、 「彼女は三途の河を渡ろうとしている」というビジョンを伝えており、
うたたねから覚めたとき、私は強烈なインパクトとともに覚醒しました。
インプレッションが、私を強くプレスしています。。。
手元のスケッチブックにこの姿を描き留めるという行動がその証しとして残りました。
* * * * *
あくる朝。
隣市の祖母が亡くなったと訃報が届きました。92歳でした。
亡くなった時刻を聞けば、
ちょうど私が夢見でびっくりしていた…その頃ではありませんか。あああ、そうでした。
あの美術館で
この絵のタイトルが目に飛び込んできた刹那の驚きは口では言い表せません。何と書かれていたか?
それは、、、こう題されていたのです。
「 死 の 島 」
これほど驚倒した経験は、それまでの私にはなかったのです。
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オドロキの体験、あまりうまく伝わらなかったかも・・・
(こういった話に関する筆力に自信がないです;;)といぶかりつつ、
ベックリーンの絵についての補足です(^^;)
大きさ 111×155 センチメートル
1880年 制作 (カンヴァス)
ベックリーンがある婦人からの「夢想のための絵を」という注文に応えて描いたもので、
画家がつけた名は「静かな所」「静かな島」でした
「おごそかな静けさ…、暗い影の世界…。この中に入り込んで夢想できるでしょう」
という意味の手紙を添えて依頼主に送っています
ところが、、
納入したのは上の絵ではなく、同時に制作した別バージョンの絵でした
この絵は画家の手許に残り、のちに「墓場の島」と呼んだようです
「死の島」という題は、もっと後になってから画商がつけたもの
ベックリーンの代表作として知られている1枚です
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あとで、下記にもう少し大きい写真をアップしておきます
・・・・静かなる夢想(瞑想)のために・・・・
comming soon...(来週かな)
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