くれーじーくえいる ぶろぐ

くれーじーくえいる ぶろぐ

2008.09.21
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 風邪気味で調子の上がらない管理人ですが、それでも何とか気力を奮い起こして今日のキバは見ましたよ(苦笑)

【第33話  スーパーソニック・闘いのサガ】



 現在。一進一退の攻防を繰り広げるキバ・エンペラーフォームとムースファンガイアだったが、痛打を受けたムースファンガイアは逃走する。両者の戦いを睥睨していた戦士・サガは変身解除して太牙の姿に戻ると、飛び回りながら古代ファンガイア語で何かを呼びかけるサガークに「いや、まだ早い」とだけ答えて去っていく。
 ファンガイアを追うも結局見失ってしまい変身解除した渡は、近くをとぼとぼと歩く深央を見つける。やるべきこともできないダメな女と自分を卑下するばかりの深央は「私を放さないで・・・」と思わず渡の手に縋り付く。事情がわからない渡だったが、彼女の肩に手を添えて「僕が付いてます。深央さんのために僕も強くなります」と励ます。

 22年前。街を行きながら自分の周囲は化け物ばかりだと苦笑する音也に対し、自分に言わせれば人間だって化け物と言ってのける真夜。その言葉に一理あると頷く音也は、ファンガイアだと知っても真夜と戦う気はないようで、彼女が自分の演奏をコピーできた理由を改めて問う。真夜はその答えをバイオリンだと言い、貴方は貴方に相応しい自分の力を100%出し切れるバイオリンを持っていないと指摘する。それを聞いた音也は、以前出会ったフロッグファンガイアこと大村から「いつか貴方に相応しい名器を持つことになる」と言われたことを思い出すが、名器ともなれば何億円もするバイオリンを買うのは困難な話。だが、真夜は自分で作ればいいと提案、こう見えても300年前にかのアントニオ・ストラディヴァリの弟子だったと豪語してみせる。
 キャッスルドランに戻った真夜に対し、黒沢は赤子の太牙をあやしつつも"クイーン"たる者が人間に興味を持っていいのかと苦言を呈するが、真夜は「人間を知るのも"クイーン"として有意義なこと」と気にも留めない。

 現在。自分の会社に研究者であるトータスファンガイアこと沼川を招いた太牙。沼川は水をエネルギーに変える研究を進めていたが、太牙はこれが"人類を進化させるもの"になるとして目を付けたようだ。
 投資を要請して帰る沼川と入れ替わりに、渡が太牙の会社にやってきた。太牙が大きな会社の社長であることに驚く渡に、太牙は昼食ついでに自分の婚約者を紹介するという。渡は遠慮しようとするが、こういうとき友達なら遠慮しないものだと太牙に圧されて結局同席することに。ところが、そこへやってきた太牙の婚約者とは何と深央であった。思わぬ対面に唖然とする二人・・・
 深央が親友である太牙の婚約者と知って、渡は自宅の風呂ですっかり意気消沈モード。そこへ突然名護が入ってきた。名護に言わせれば自分は渡の師匠であり、自分たちは一心同体、それにここの風呂は疲れが取れるので気に入ったらしい。名護は渡に母親について質問しようとするが、名護に自己紹介しようとするタツロットと止めようとするキバットバットIII世が取っ組み合いつつ乱入してきて名護の頭にヒットするハメに・・・
 そこへ深央が婚約者の件を釈明しようと渡を訪ねてくるが、二人は気まずい雰囲気のまま。深央は自分が本当に好きなのは渡だと訴えるが、事情を知って怒った静香に追い返されてしまう。止めようとした渡だが、名護は「女の尻を追っかけてる場合ではない」と諭し、キバとしてもっと自覚を持つよう促す。
 紅邸を追い出された傷心の深央の前に突如現れた黒沢。深央がまた裏切り者の始末に失敗したのを知った黒沢は彼女の心の弱さを指摘し、貴女は必ず太牙を不幸にすると深央への敵意を露わにするが、そこへ太牙が現れる。黒沢は深央は出来損ないの"クイーン"であり太牙に相応しくないと訴えるが、怒った太牙はヘビの幻影を纏いつつ波動を放って黒沢を追い払ってしまう。

 22年前。紅邸でバイオリン作りに取りかかった音也と真夜。胴板を削る音也の手に自分の手を重ねつつ真夜は言う。「これから私たちが作るバイオリンは、普通のバイオリンであってはならない・・・命を、魂を込めなさい。私と貴方の二人の魂を注ぎ込むの」
 だが、寄り添い合うように胴板削りに没頭する二人の姿を陰から見ていたゆりは紅邸を飛び出して一人涙する・・・

『カフェ・マル・ダムール』で一人落ち込んでいる渡に、やってきた太牙が声をかける。惚れた女に別の男がいたと名護から聞いた太牙は、自分が話を付けるから相手に合わせろと言い、「どんな男が恋敵か知らないけど、渡君の純粋な思いに勝てるはずがない!」と渡を励ますが、その"恋敵"が当の自分であることなど知る由もない・・・
 その後、太牙は深央と会い、二人で裏切り者のファンガイアを抹殺する役目に臨む。彼らの標的はトータスファンガイアこと沼川。奇しくも"クイーン"たる深央と"キング"たる太牙の標的が同じだったわけである。沼川の前に現れた深央はパールシェルファンガイアとなり、トータスファンガイアとなった沼川を圧倒するが、何故人間を愛してはいけないのかと再び問われてまたも動きを止めてしまう。
 逃げようとするトータスファンガイアの前に立ち塞がる黒沢ことムースファンガイア。キバットに引っ張られて現場に駆け付けた渡はキバに変身してムースファンガイアに挑むが、相手の強大なパワーに手こずる。しかし、火炎弾攻撃でやられたと見せかけてエンペラーフォームとなって反撃、ドッガハンマーを振るってムースファンガイアを叩きのめし、最後は光球を放って動きを止めたところをドッガハンマーの一撃で粉砕!
 一方、這々の体で逃げようとしたトータスファンガイアの前に太牙が立ち塞がった。太牙は左手の手袋を取り、"キング"の紋章を露わにして告げる。「ファンガイアとしての誇りを失いし者、王の判決を言い渡す・・・死だ」太牙はサガに変身、三日月の夜を背負いつつジャコーダーを振るって必殺技スネーキングデスブレイクを発動! 光の鞭に貫かれたトータスファンガイアは宙に浮かんだサガの紋章に吊り上げられて砕け散った。
 裏切り者を成敗したサガは、夜の闇の中を一人去っていく――――――


□□□□□□

 久々な気がする正統?なキバットバットIII世の蘊蓄。今回は第4話に続いて"近代バイオリンの祖"イタリアのアントニオ・ストラディヴァリ(1644~1737)について。今日に至るまでストラディヴァリウスを超えるバイオリンは未だ生まれていないと言われますが、これはストラディヴァリ以降のイタリアで弦楽器製作の伝統が一時的に廃れてしまい、その後のバイオリン製作技術はストラディヴァリ時代の伝統の模倣と解明によって再興したに過ぎないため、楽器自体の科学的な研究や技術開発が進んだ現代の名工の作品であってもストラディヴァリ時代を超えるものにはなり得ていないというのが実情のようです。

 さて、過去編・現在編共に予想通りの昼ドラ的展開となりつつある今回。現在編では親友である太牙から婚約者として深央を紹介されてしまいすっかり意気消沈の渡。渡と深央が付き合っていることなど知る由もない太牙が渡を元気付けようとするのが余計に傷に塩擦り込んでるようで何とも・・・(苦笑)
 一方、過去編ではかつてアントニオ・ストラディヴァリに師事したと豪語する真夜に誘われた音也が"自分だけのバイオリン"作りに取り組むことに。これが後の"ブラッディ・ローズ"誕生に繋がるのでしょうが、二人して手を取り合ってバイオリンのボディ削りに励む姿を目の当たりにしてしまったゆりは果たして・・・

 一方、渡=キバと知って以来、何だかすっかり渡に対してフレンドリーになってしまってる感のある我らが名護さん。今回もまたまた風呂場で漢の付き合いですかそうですか(笑)しかし、渡と深央の深刻な場面でバスタオル一丁で出てこられたり、『カフェ・マル・ダムール』で悩む渡に「軟弱だ!」と藪から棒に一喝する姿はギャグ以外の何者でもないな(爆)

 そして、太牙が変身する第3の仮面ライダー・サガ。公式設定によればキバより前に作られたファンガイアの"王の鎧"だそうで、必要に応じてフエッスルでアームズモンスターを召喚するキバと異なり、ククルカンと呼ばれるヘビのモンスターの能力をあらかじめ内蔵しているようですが、調べてみるとククルカンとは"羽根持つ蛇"の意を持つ南米マヤ文明の創造神の名前(アステカ文明のケツァルコアトルと同一)だそうです。本来ならキバがサガに替わって"王の鎧"となるはずが、何らかの理由(恐らく渡の母経由)で人間側の手に渡ったために現在まで使われているということなのかな? あと、黒沢を一喝した太牙が周囲にヘビの幻影を纏っていた辺り、太牙にファンガイア体があるとしたらサガと同じヘビモチーフなんでしょうか?
 サガの変身ベルトとなるサガークはキバットバットIII世とは異なりサガの能力発現に特化した人工生命体だそうで、ウロボロスを思わせる"お互いの尾を食らう蛇"の意匠が入っているのが興味深いです。古代ファンガイア語で太牙と意思疎通するようで、必殺技を放つときの言葉が「ウェイクアップ」なのが辛うじてわかっただけですが、『クウガ』のグロンギ語みたいに実際の言葉を翻案してるのかな?
 ファンガイアとしての道を踏み外した者を処刑するのが"キング"たる太牙=サガの役目。しかし、沼川ことトータスファンガイアを葬り去った必殺技・スネーキングデスブレイクを見て『必殺』シリーズの三味線屋勇次のアレを連想した視聴者は間違いなく自分だけじゃないでしょうね(笑)






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Last updated  2008.09.21 21:38:24
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