くれーじーくえいる ぶろぐ

くれーじーくえいる ぶろぐ

2012.08.22
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<←支綱を切られ、花火と行進曲『軍艦』と見物人の歓声に送られて船台から海へと滑り降りる、平成21年度計画2247号艦改め護衛艦『ふゆづき』。しかし、50-500mmの広角側で無理に撮ったので全然動きの感じられない画に・・・(苦笑)>

 本日、岡山県玉野市にある三井造船(株)玉野事業所にて 平成21年度護衛艦命名進水式 が実施されました。
 同事業所では建造した船舶の進水式を一般向け、海上自衛隊等の官公庁向け問わず広く一般に公開しており、余所の造船所では一般人にはまずお目にかかれない自衛艦の進水式を実際に見られる機会がやってきたわけです。また、同事業所で護衛艦が建造されるのは1995年10月に進水した『はるさめ』(DD102)以来実に17年ぶりです。
 過去には新型航空機の初飛行を見に岐阜まで遠征したことのある管理人ですが、地元愛媛県西条市に今治造船西条工場が所在しているにも関わらず船舶の進水式は見たことがないので、この千載一遇の機会を逃す手はないと年休を取って初の玉野遠征に出かけることにしました。

 玉野市へ向かうルートは、坂出市から西瀬戸自動車道を通るか高松市まで出て宇高国道フェリーまたは四国フェリー高松−宇野航路を利用するかのいずれかですが、高松からフェリーを使う方が断然安上がりです。知り合いの岡山県人さんから四国フェリーの方がJR宇野駅のバス乗り場に近いとのアドバイスをもらってから、できるだけ早めがいいかなと考えて未明0300頃に西条を出発して高速で高松へ向かい、0540発の四国フェリーで宇野港へと出発しました。
 今回の出動では携行時の負荷を確認する目的でシグマAPO50-500mmも一緒に持参したのですが、いざフェリーから三井造船玉野の方を撮影するとなるとタムロンレンズの270mmではあまり大きく撮れないと判明、図らずも50-500mmの初実戦使用となりました。この後の進水式の撮影でも50-500mmを使ったわけですが、何しろ重いのとズームリングの動きがシブいのに加えて、ズームリングの回転方向がタムロンと逆(というかタムロンの方がキヤノン系列と逆なのだが)なため少々扱いに手間取ったりしてしまいました。
 何はともあれ、0650頃に無事宇野港に到着。しかし、造船所の開場は1115、式典開始は1250からなので、5時間ほど何とかして暇を潰さなければなりません。しかも厄介なことに、宇野に着いた直後から急に雨。そもそも高松へ向かう途中の高速道路上で雨に降られて嫌な予感がしてたんですが、天気予報を信用していたので傘なんぞ持参しているはずもなく、しょうがないので港近くのコンビニで急遽折り畳み傘を調達するハメになりました(苦笑)
 コンビニで調達したパン類で朝飯をすませてから、何故か予定時刻よりちょっと遅れてきたバスに乗り、0830頃に進水式の行われる三井造船玉野事業所の玉橋門付近に到着。相変わらず雨は降り続き、時間も一向に過ぎないので、ちょっと早く来すぎたかなぁと不安になってしまいましたが、それでも雨が徐々に止んでくるとちらほらと見学者が集まってきました。そして、雨が完全に上がって晴れ渡り、本格的に玉橋門前に並び始めるとあっと言う間に長蛇の列になりましたが、予想通りGONG00さんや岡山県人さんをはじめとする同好の知り合い多数も見学に集まっており、無事落ち合うことができました。後で聞いたところ、当初の定員2,000人に対して最終的に2,500人が見学に訪れたそうで、ただでさえ珍しい自衛艦の進水式、それも護衛艦ということで注目の高さが窺えます。結果的には早すぎるくらい早く来て正解だったわけです。
 流石に人数が多くなってきたのを造船所側でも考慮したのか、当初予定よりも早く1050頃に開門され、国旗と自衛艦旗の紙旗と凍らせたペットボトルの緑茶を渡されていよいよ所内へ誘導開始。以前に海洋観測艦『しょうなん』が進水した時は飲料の配布はなかったそうですが、今回は真夏の暑い中での式典を考慮したのでしょう。

 同艦は2009年度予算で2隻調達されたあきづき型護衛艦の内の1隻で、もう1隻たる2246号艦は長崎県佐世保市の三菱重工業(株)長崎造船所が受注していますが、今回は4番艦の方が先に進水することになったようです。なお、三菱長崎で建造中の3番艦は来る9月に進水する予定とのこと。
 ちなみに、細部をよく撮ろうと艦尾に回ってみると、まだ発表されていない艦名を隠す紅白の垂れ幕が艦尾のトランサムスターンの角度故に若干浮いており、その下に艦名の一部がチラリと・・・ ま、命名式が終わるまでは見なかったことにしておくのが大人の礼儀ってもんでしょう (謎)
 朝方の雨がウソのような猛暑になる中、さらに1時間半以上待った末、いよいよ命名式がスタート。ちなみに、新造艦は正式にはまだ海上自衛隊の艦船ではなく建造元である三井造船の所有であるため、命名式は発注元である海自、進水式は建造元である三井造船と管轄が分かれているそうです。
 国旗掲揚・国歌演奏の後、臨席する河野克俊海上幕僚長により、2247号艦は 『ふゆづき』(DD118) と命名されました。"冬月"は旧日本海軍の秋月型駆逐艦の8番艦の艦名で、戦艦『大和』が最期を遂げた1945年4月7日の坊ノ岬沖海戦において『大和』と共に第2艦隊を編制した艦の一つです。個人的にはそろそろ"冬月"辺りが来るかなと漠然と予想していたので、今回の命名はビンゴでした(笑)しかし、この艦名を4番艦で使ったとなると、来月進水する3番艦の艦名は果たしてどうなるのか・・・?
 何はともあれ、晴れて2247号艦改め『ふゆづき』となった新造艦は、続く進水式にて河野海幕長により支綱を切断され、轟音と共にくす玉を割りテープと風船を撒き散らしながら船台を滑り降りて無事海上にその巨体を浮かべることに成功したのでした。管理人は舞台に寄って撮るために50-500mmを付けて進水式の撮影に臨みましたが、続く進水の瞬間まで50-500mmの広角側で撮るというのは流石に無理がありました(苦笑)あと、もっと船体側に寄った撮影位置にしておけば船台を滑り降りた後の浮かぶ艦影も綺麗に撮れたかもとこれまたちょっと反省・・・
 式典が滞りなく無事終了した後、管理人は知り合い3人と共にタクシーで宇野港近くの産業振興ビルに向かい、玉野商工会議所が新しいご当地グルメとして売り出し中の"たまの自衛艦カレー"を遅めの昼食にいただきました。その後、帰路のフェリーから三井玉野の艤装岸壁に停泊した『ふゆづき』を改めて撮ることにしたのですが、航路の関係で四国フェリーよりは宇高国道フェリーの方がより寄って撮れるということで、帰りの便は急遽宇高に変更と相成りました。出発時に乗船券を往復で買ってしまっていた管理人ですが、両フェリーで乗船券の融通が利くようになっていて助かりました(笑)
 というわけで、再びEOS 60Dに50-500mmを付けて帰りのフェリーから改めて『ふゆづき』を撮影、そのまま高松まで戻って愛媛への帰路に就いたのでした。なお、三井造船には他にはつゆき型護衛艦から種別変更された練習艦『しらゆき』(TV3517)と音響測定艦『ひびき』(AOS5201)も入渠していました。

 この手の式典にありがちな海幕長や来賓のスピーチの類は一切なく、命名と進水の各作業が淡々と終了したという感じでちょっと拍子抜けした感もありますが、護衛艦の進水式を直接見学するというまたとない機会に恵まれて本当に幸運でした。なお、『ふゆづき』は今後艤装工事を行い、2014年3月に就役予定です。





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Last updated  2012.08.23 00:41:47 コメントを書く


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