わたしは価値を創る

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May 13, 2005
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板倉雄一郎 ハイパーネット失敗の理由に言及して

板倉雄一郎氏は、web広告の仕組みである「ハイパーシステム」のアイデアを基に、ハイパーネットという会社を立ち上げて、ITベンチャーの寵児と見られていたが、倒産する。その経緯は、自身の著作「社長失格」などに詳しい。結局、銀行の「貸し剥がし」にあったというのが端的な理由のようだ。

わたしはアタッカーズビジネススクールの講演を見たのだが、板倉氏は「企業経営はバクチのようなもの。間接金融に頼った経営をするべきではなかった」と言う。特にベンチャー企業は高いリスクを持っている。高いリスクをとる代わりに、大きなリターンを得ることができるのである。だから、ベンチャー企業の資金調達は、直接金融(出資)であるべきだった。
しかしハイパーネットは、銀行からの融資に頼った(当時は直接金融の仕組みが整備されていなかった)。銀行は、「倒産しないこと」を条件に融資の審査をする。本来、ハイパーネットのようなベンチャー企業に融資すべきではないのだ。それでも融資したのは、ITベンチャーブームに安易に乗ったからだと思われる。自身の審査が甘かったのだから、責任は銀行側にあるべきだ。
もちろん、そんな理屈が通用する世界ではない。ハイパーネットは事業の将来性を予見されながらも(一説には、将来性を疑問視する声が上がったともいわれる)、非合理な貸し剥がしを受け、倒産してしまう。

板倉氏はほかに、自身のアイデアに盲目になりコアコンピタンスを見失った、自身が最終的に何をしたかったのか分からなくなったことなどを失敗の理由に挙げている。それぞれ含蓄の深い言葉だ。

現在は、板倉雄一郎事務所を開き、 ブログ などを使って、「企業価値」の啓蒙などをテーマに堅実は活動を続けている。

この方の「企業価値」に関する考え方は、とても参考になります。中小企業診断士には、分かりやすいテーマですしね。





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Last updated  May 13, 2005 05:07:49 PM
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