わたしは価値を創る

わたしは価値を創る

March 23, 2006
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カテゴリ: 小説の話
■村上春樹が「フランツ・カフカ賞」なるものを受賞したそうである。

■そんな賞があるとはつゆ知らず。

しかし、私はカフカのファンである。特に「変身」は、生涯のベスト3に入る作品である。

あの救いようのないストーリーと、何気ない風を装い現実から逃避する主人公の独白に戦慄した記憶は忘れることができない。

■「審判」という作品では、突如逮捕されて在宅起訴された主人公が、やはり他人事のようにふるまううちに、死刑判決を受けて執行されてしまう。

■この徹底した”現実逃避”の描写は、21世紀の日本でも十分生きた衝撃を与えられると思うのだが、どうだろうか。

■村上春樹という人も、確かに、現実逃避(あるいは現実忌避)の姿勢が強い作家である。その逃避を決め込む開き直りが、人気を呼ぶのだと私は感じる。

村上春樹自身も「アジア諸国の読者は自分の文学のデタッチメント性に共感しているようだ」という内容のことを言っている。

■この賞をとった作家は、ノーベル賞をとることが多いそうな。



中上健次なきあと、”本命”といわれてきた村上春樹のノーベル賞受賞がいよいよ現実味を帯びてきたということだ。

■神戸に「村上春樹ショップ」を開こうと考えている私としては、店を出す前に賞をとってもらっては困るのだが…

海辺のカフカ(上巻) 海辺のカフカ(下巻)
カフカ小説全集(4) カフカ小説全集(2)





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Last updated  March 31, 2006 09:34:55 PM
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