わたしは価値を創る

わたしは価値を創る

September 1, 2008
XML
カテゴリ: 映画の話
■久々に映画の日を利用しました^^

■「ダークナイト」とは、暗い夜ではなく暗黒の騎士のことだそうです。

バットマンのことを指しています。

■この映画は傑作です。

前作「バットマン・ビギンズ」も面白い映画でしたが、この作品は今までのバットマンシリーズを超越しています。

激しいアクションにしろ、繰り返されるクライマックスの盛り上がりにしろ、濃いキャラクターにしろ、哲学的な内容にしろ、一級品であることは間違いありません。

■バットマンシリーズの面白さは、敵役だけではなく、ヒーローであるバットマン自身が狂気を含んでいることです。

何しろ「正義病」にかかった大金持ちが、金に糸目をかけずに、ひたすら悪人退治の現場作業に取り組むわけです。

戦略も効率もない。悪人退治という遊びにとりつかれた変人です。



難しいのは、バットマンがあまりイカレすぎてしまえば、白けてしまいます。真面目すぎれば、内容が薄っぺらくなってしまいます。そのさじ加減が難しい。。。

■クリストファー・ノーラン監督は、前作の「バットマン・ビギンズ」で、このような奇妙なヒーローが生まれた理由を丹念に描いていました。

決して生産的とは言えないその内容を大真面目に大作映画に仕立て上げたことそのものがブラックユーモアのようです。

さらに今作では、悪の権化である「ジョーカー」と、法の代弁者である地方検事を登場させ、彼らとの比較でポジションを明らかにしていきます。

結果として、ジョーカーとバットマンはお互いを補完し合う狂人仲間であるということが分かります。

■このジョーカーを演じるヒース・レジャーが素晴らしい。

顔に派手なペイントを施しながら、狂気の内面を迫力いっぱいに演じています。

バットマンが抑圧されたキャラクターなので、ジョーカーは必然的に派手な存在となります。

以前ジョーカーを演じたジャック・ニコルソンは、悪乗りの極地といった演技で、漫画チックな怖くない悪役を演じていました。

しかし今回のヒース・レジャーは、派手に狂気をばら撒きながらも、得体の知れない闇をまだ底に残している演技を見せます。これが、けっこう、怖い。

彼がバットマンに言うのです。「お前がいるから俺の価値がある」



それも納得の凄まじい演技です。

彼のおかげでこの映画の価値が上がっていることは間違いありません。

■難を言えば、バットマン演じるクリスチャン・ベイルがあまりにもアクを感じさせないので、他の人に比べて迫力に欠けます。

前シリーズのマイケル・キートンの場合は、はじめから狂気を孕んだ男が、抑圧された演技をしているので、いつ爆発するんだろうという怖さがあったんですが、今回はそれがありません。

だから、せっかくのジョーカーの告白にも、いまひとつピンと来ないものが残るわけですな。



■でも、最初に言ったように傑作であることは間違いありません。

久々のヒットですね。

ヒース・レジャー演じる「ジョーカー」





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  June 10, 2014 06:49:13 AM
コメントを書く
[映画の話] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: