わたしは価値を創る

わたしは価値を創る

March 13, 2012
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カテゴリ: 書籍の紹介
さよなら!僕らのソニー



ソニーの転機は出井氏が社長になった頃です。端末機器を販売していても未来はないと考えた出井氏は、コンテンツと融合させて新たな価値を創ろうとします。

ところが、出井氏の改革は道半ばで終わります。業績不振や周辺の抵抗が大きかったようです。

創業メンバーではない出井氏は業績向上にこだわったようですが、短期的利益の追求や組織変更を繰り返した結果、ソニーの強みだった技術系人材の多くが流出してしまうことになります。

ちなみに韓国メーカーの躍進は、こうした人材を採りこんだことが多かったらしい。

■引き継いだハワード・ストリンガーは、それをさらに推し進め、ソニーをコンテンツ中心の企業にしようとしたらしい。

果たして、かつてのソニーの技術的強みは失われ、今や名前は同じでも、全く違う会社になっています。

■この著書では、出井、ストリンガー時代を否定的に見ています。ただし、方向性が一概に間違っていたとも言えないでしょう。

アップルのように技術的優位性に頼らないコンセプト中心の会社もあります。むしろ、なぜソニーはアップルのような会社になれなかったのかを考えなければなりません。



要するに二人とも、地に足をつけた経営になっていなかったというわけです。

■違う見方もあります。

ソニーはどこへ向かうのか ストリンガー氏の長い苦闘の先にある未来

英国誌の記事ですので、ストリンガー寄りになっています。

これを読むと、ストリンガーの改革を守旧派が理解せずに、抵抗し続けたという内容です。

■何が正しいのかというのは難しいですね。

ただ、経営者の立てる戦略と現場がバラバラでは、何をどうしてもうまくいきません。

出井・ストリンガー体制時代、現場を納得させ、一方向へ向かわせるような経営が出来なかったことは確かなようです。

また巨大で複雑な守旧派の存在もあったでしょう。スティーブ・ジョブズなら、この巨艦を思い通りに動かすことはできたのでしょうか。

長らく日本の誇りであったソニーの変遷を見るのは残念ですが、この事例から学ぶことは多いと思います。





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Last updated  March 14, 2012 07:26:16 AM
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