わたしは価値を創る

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October 22, 2012
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カテゴリ: 映画の話
カエル少年.jpg



変な題名ですが、映画そのものは緊張感に満ちていて面白い。

例によってネタバレですので、注意してください。

■韓国の田舎の村で、カエルをとりにいくといって山にいった少年数人が、行方不明になってしまいます。

親や警察、自警団の大掛かりな捜索にも関わらず、少年たちの行方は知れません。

ところが何年後かに、ある親の元に、子供から電話がかかってきます。

どうやら生きているらしい。

その事実がまた謎めいています。

■ある大学教授が、事件時の状況や親の態度から見て、親の中に犯人に近い者がいると言い出します。



彼は、左遷されて田舎の町にいたのですが、中央に返り咲くために、この大学教授の仮説に立ったドキュメンタリー番組を作ってひと山当てようとします。

ところが、警察を巻き込んで親を取り調べても、証拠は出てきません。

大学教授は権威失墜し、職を失ってしまいます。

■その後、少年たちの遺体が発見されます。

全員が、殺されていたという残忍な事件でした。

被害者の親を犯人扱いして罪の意識を持ったテレビプロデューサーは、中央に戻った後も、事件のことを忘れていませんでした。

彼は警察から重要な手がかりを聞いて、独自に調べ始めます。

そして、怪しい人物に行き当たります。。。

■未解決事件ですから、結局、犯人は分からずじまい。

ただし、限りなく怪しい人物は提示されます。

状況証拠では真っ黒なものの、決め手がなく、逮捕には至りません。



■しかし、私は、こういう物語が好きなんですね。

同じ韓国の「 殺人の追憶 」やアメリカの「 ゾデアック 」と同じです。

「ゾデアック」でもそうでしたが、この手の映画は、わざと盛り上がりを抑えて、淡々と描くので、緊張感が最後まで途切れません。



しかし、どうも、ミステリーは解決された途端に嘘くさくなってしまう。味気なく感じてしまう。

■主人公たちは、生涯をかけて未解決事件の謎に挑戦し、しかも解決できない。

まるで人生そのものに敗北したかのようなやるせなさが残ります。

人生そのものですよ。

何ともやりきれない。。。ただし、それだけに、深い余韻が残る映画です。





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Last updated  June 10, 2014 06:28:20 AM
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