わたしは価値を創る

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November 18, 2012
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カテゴリ: 映画の話
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三池崇史監督の作品の中でも最良のものではないかと思います。

(ネタバレあり)

■原作は貴志祐介の同名小説です。(私は未読です)

サイコパス(反社会的人格障害)の教師が、生徒を殺しまくるという無茶苦茶な内容を、何のひねりもなく、ストレートなスプラッター映画として描いています。

この演出プランが正解だったということでしょう。見どころはひたすら続く殺戮シーンそのものです。

正統的なスプラッター映画らしく祝祭的な雰囲気をわざわざ作った上で、クライマックスに突入します。

(殺戮の舞台は、学園祭前の学校ですし、ミュージカルっぽい演出もあります)

前半の枯野や廃屋のうら寂しい背景とのコントラストが効いています。



いつものことですが、細かなギャグや遊び心満載です。

特に、殺戮が始まってからは、ギャグの挿入も多くなって、この映画がファンタジーであることを示します。

■マーティン・スコセッシなら、この映画を「9・11以降の気分を表している」というかも知れませんね。

そもそもスプラッター映画は、ベトナム戦争時の厭世的な世相時に悪趣味なストレス発散手段として受け入れられたものです。

閉塞的な社会ではこういう映画に支持が集まると言われています。

日本でいうなら3.11以降の気分というべきか。

こんな時こそ「絆」の大切さを見直し、人間関係を大事にしていこうという風潮を、この映画は嘲笑いハチャメチャにしてしまいます。

愛する人を守るために戦う少年があっさりと殺されてしまうシーンなど、三池監督の意地悪さが際立っています^^

■それに言わなければならないのは、主役の伊藤英明の好演でしょうね。

好青年然としていながら、鼻歌混じりに人殺しをするモンスターを実にうまく演じています。

これは三池監督の演技指導もあるのでしょうが、やり過ぎ感(大げさにクレイジーな演技をしたりとか…)がないので、安心して観ていられます。



■そうそう。この映画は映画館で観ないと、魅力が半減するでしょう。

あの散弾銃の衝撃音は、家のテレビやヘッドフォンでは、迫力が出ないでしょうから。

殺戮シーンは、凄まじい音で聞かないと、淡々と進みすぎると思いますね。

音楽もよかったですし。

伊藤英明のラストのダンスシーンもカッコよく決まっていますよ。





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Last updated  June 10, 2014 06:26:45 AM
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