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ワールドカップ決勝は、延長戦でも決着がつかず、PK戦を5-3で制したイタリアが4度目の優勝を飾った。この試合を最後に現役を引退するフランスのジネディーヌ・ジダンは、延長戦でマルコ・マテラッツィに頭突きを浴びせ、一発退場となった。
この試合を最後に引退するジダンは、大胆なPKでフランスに先制点をもたらし、花道を飾るものと思われたが、最後は自らの反則行為により、輝かしいキャリアに汚点を残してしまった。
また、イタリアのマテラッツィは、先制のPKを献上したものの、19分に鮮やかなヘディングで同点ゴールを奪い、ミスを挽回。
その後は両チームは持ち味を出し好機が訪れたが得点には至らず、試合は延長戦に突入し、ジダンの一発退場を経てPK戦へともつれ込んだ。
PK戦では、イタリアが、アンドレア・ピルロ、マテラッツィ、ダニエル・デ・ロッシ、アレッサンドロ・デル・ピエロ、グロッソの5人全員が決めたのに対し、フランスは、UEFA EURO 2000決勝でイタリアから「ゴールデンゴール」を奪ったトレゼゲが外した。
決勝戦は、それまでの6試合で両チーム合わせてわずか3失点と堅守を誇るチーム同士の対戦となったが、早々と均衡が敗れる。7分にフロラン・マルダがマテラッツィに倒されてフランスがPKを獲得すると、ジダンが鮮やかなチップキックでクロスバーの下を叩いて先制点を奪取。このゴールにより、ジダンはワールドカップ決勝での得点記録を3に伸ばした。先制点を奪われたイタリアは、その数分後、ティエリ・アンリのクロスをマテラッツィが頭でクリアしたボールがあわやオウンゴールという場面に遭遇するなど、不安定な立ち上がりを見せたが、徐々に立て直し、ペースをつかむ。そして19分、大きな弧を描いたピルロのCKにマテラッツィがヘディング、ビエラの肩を押さえ込むファール気味に競り勝ち、同点に追いついた。
マテラッツィは12分前の失点を完璧な形で帳消しにした。
同点に追いつかれたフランスは、その直後にもマテラッツィにヘディングシュートを浴びる。幸いこれはマテラッツィのプッシングと判定され、事なきを得たものの、セットプレーでマテラッツィの高さへの対応に苦慮した。
ペースをつかんだイタリアは、前半終了直前にルカ・トニが抜け出してシュートを放つが、リリアン・テュラムの好ブロックに遭うと、その後のヘディングシュートもクロスバーを叩き、チャンスを逃す。前半はイタリアが有利に試合を進めたが、後半立ち上がりは、完全にフランスのペース。アンリがドリブルでペナルティエリアに侵入し、シュートまで持っていくが、インサイドキックで合わせたシュートは、力強さと精度を欠き、GKに阻まれる。
アンリはその直後にも再びペナルティエリアに侵入したが、最後のボールタッチで精度を欠き、得点には至らなかった。
フランスの追加点は時間の問題のように思われたが、60分手前でパトリック・ビエラがハムストリングを痛めてベンチに退くと、流れがイタリアに傾く中、ビエラの交代で投入されたディアラも堅守を見せる。
そして、ピルロからのFCからトニがヘディングでゴールネットを揺らしたが、僅かにこれはオフサイドの判定。
フランスも、アンリのシュートがジャンルイジ・ブッフォンの好セーブに遭うなど、ゴール前で1枚足りず決定機にはならず、ペースを掴みつつチャンスらしいチャンスはなし。
結局両チームとも決勝点を奪うことができず、試合は延長戦に突入する。
延長前半、フランク・リベリーのシュートがわずかにポスト右に外れたところで、リベリーに代えてトレゼゲが投入されたが、投入が遅すぎた感があり、そのトレゼゲのPK失敗が、最終的にイタリアに勝利をもたらした。
想像だがジダンの退場はマテラッツィが再三屈辱的な暴言を幾度と無く浴びせられていたに違いなく、ジュール・リメを棒に振るほどの差別的、屈辱的罵声がジダンに浴びせられていたに違いない。
ジダンがいればトレゼゲのキッカーはなかったろうから違う結果だったかも知れない。
FIFAが調査するだろうが、マテラッツィに重い処分が科せられる可能性もある。
ジダンの退場の際に覚悟を決めたかのように、ジュール・リメには目もくれず、
通路を降りて行ったのは印象的で、試合後、ジダンは何もコメントしていない。
もちろん報復行為はレッドだが、フランスを応援していた自分にとっては残念で仕方ない。
しかし、イタリアには八百長疑惑が政界にも飛び火し、ユーベはセリエC、
ミラン、ラツィオ、フィオはセリエB降格が濃厚とされているし、
選手にもリッピ監督にも何らかの処分が下されるだろう。
今夜未明にもその決断が下される。
イタリアは2008年ユーロ予選でフランスと対戦するが、今からどうなるか楽しみだ。
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